(2021/6訪問、画像追加)
今、別府に行ったらいちばん行ってみたい温泉♨
【別府】別府市湯山地区の恒松栖さん(82)が地区内に所有する土地を整備し、露天風呂が点在する「湯山の里温泉」を開設した。高齢化や人口減少が進む地区の活性化につなげようと、約1年半かけ、知人や家族らと協力して作った。
恒松さんが幼少期に過ごした約200平方メートルの自宅跡地で、山道を下りた場所にある。周辺で採取した白土を混ぜた白濁色の「泥湯」、近くを流れる川を眺める「せせらぎの湯」など五つの浴槽と、家族湯がある。単純泉と単純硫黄泉の2種類が楽しめる。
同地区に地熱発電所を設置した会社社長で、同市堀田の小俣勝広さん(72)が、恒松さんの思いに賛同して協力。浴槽の石組みや更衣室など全てが手作りで、毎日通いながらこつこつと仕上げた。
小俣さんは「自然豊かな素晴らしい場所。この土地に魅力を感じた」と〝大仕事〟を終えて感慨深げ。
周辺の竹林の整備も進め、タケノコ掘りや地獄蒸しができる場所も設けた。恒松さんは「別府の秘湯。新型コロナ収束後は、地域の高齢者の憩いの場になればうれしい」と話している。
<メモ>
料金は家族風呂コース(2時間、3人まで)が3千円。露天風呂(混浴)のみ利用できる見学・体験コース(1時間)が1人600円。営業時間は午前9時から午後5時まで。問い合わせは恒松さん(☎090-4988-4179)へ。
※この記事は、5月22日 大分合同新聞 12ページに掲載されています。
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