『ガハマテラス』のお隣にあって、お値段設定も2万円超だったので、
なんとなくハイクラス系なのかな?と思いきや、いい意味?で思惑が外れたお宿。
宿名も少々不思議な感じは否めませんが、
『癒しの郷GI(いやしのさとじーあい)』
「ガルマン ヒーリング スパリゾート」の文字。
後日、調べて解ったので以下、メモで記載。
経営は「株式会社グッドライフGI」という、
健康食品、自然化粧品、自然食品等の製造・販売の会社で、
米国の健康食品会社「株式会社ガルマンインターナショナル」が
1991年に立ちあげた日本法人。
事前に断っておきますが、大丈夫です、勧誘等はありませんのでご安心を…(笑)
この入口も、なんとなくどこかで見た感が…。
玄関もこじんまり仕様。
c/iはこのソファにて。
奥は食事処のレストラン。
調度品が少々面白い感じ。
このほか、火縄銃?みたいなものも飾ってあったっけ…
お部屋に向かう間にある中庭。
右手の奥の建物が湯小屋(露天風呂)と。
今宵のお部屋は「高崎」。
入口を…キャメラに収め忘れましたが、ここも、なんかどこかで見たような雰囲気…
(その謎はあとでわかります!)
そして、中は広い…(笑)
広々25畳(!)の特別室。
お値段がこの広いお部屋もそうでないお部屋も変わらなかったので、
(相方はデカイ背丈なので)折角なので広めのお部屋で予約を。
一旦お部屋を出なくては、ですが、
特別室なので、廊下に専用おトイレがあります◎
折角なので、館内探索を少々。
ここが湯小屋入口。
湯小屋から見た母屋の方。
右手の平屋が私たちの広いお部屋。
泉質:ナトリウム-塩化物泉
「効能」が、「神経痛~」で始まっているのは、
2014年(平成26年)6月30日までの旧適応症の記載のまま。
あと3年もしないうちに、新しい「効能」が掲示されるかな~
今の温泉の「適応症」(いわゆる「効能」)では、まずは一般適応症に記載の
「筋肉もしくは関節の慢性的な痛みまたはこわばり、~」から始まりますが、
簡単に表現できる単語ではないので、ちょっと記載方法に悩みますね…。
(あっという間に制限文字数に達しそう…)
塩化物泉の「泉質別適応症」としては、
浴用では、うつ状態、切り傷、末端循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、
飲用では、萎縮性胃炎、便秘、こんなところですね…。
そして、女性にはちょっと大事なコト。
左側の「以下の場合は入浴をお控えください」の中に、
「妊娠中(特に初期と末期)」、これは最新の禁忌症からは外れましたのでご安心を…
(でも、浴室で滑ったりするリスクは変わりませんので気を付けるに越したことはありません)
そしてホント言うと、温泉は薬ではないので、
効果のことを「効能」と言うと本当は薬機法※違反になるんですって…。
なぜならばそれが確実に効くというエビデンスが取れてないから。
※薬機法=旧薬事法。正式名称を「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」
でも、昔からある温泉地で、堂々と「効能」と表現されているものについては、
少なからず、いにしえからの実績(口コミ)があるからこそ。
信頼できる温泉巨匠のお言葉を借りて。
"温泉分析書などはたかだか昭和20年代になってから(後出し)。
温泉や湯治の歴史はもっともっと古く、温泉が○○に効く、と湯治客に長年に渡って語り継がれてきた知見は、いわば長い年月をかけて人体実験的に治験を繰り返して来たようなもので、私はこれを「経験的適応症」と呼んで、行政指針より信用できるものではないか、と思っています。"
…なるほど、流石、巨匠、奥が深い(笑)
ついつい前置きが長くなってしまいましたが…
温泉って難しく考えても始まらないので(笑)、まずは一浴。
この源泉直の四角い浴槽が、アチアチでしたね…♨
こちらは少しピリピリ感じるくらいの熱めの湯。
(多分、外気が寒かったので)
内風呂も2つあって、小さ目の浴室。
長年、使い込まれてた来た感のある浴槽、イイですね、シブくて…。
そして脱衣所には、この2セット!
シブイ、シブすぎる…✨
お夕飯は、1階の食堂にて。
全8組様、だったかな…
ちょうどGoToトラベル狂騒曲が途切れたところで、
おかげでお客様も落ち着いた客層の方々が多く、
浮かれ気分の若者や、無用に大声上げて笑う人、地声が大きすぎる人もおらず、
終始静かな空間を、美味しいお料理を囲んでそれぞれの連れ合い同士で楽しみ…
そしてまた、給仕の方々も気持ちよい対応で。スマートでしたね…。
油屋熊八麦酒🍺
ちなみに、アルコールメニューも豊富。
最初に、酵素ドリンク(多分これが商品だったかと…)で乾杯
この日の宿泊プランのタイトルは、
【贅沢編】豊後の豪華料理満載!「絶品地魚盛」に極上霜降り黒毛和牛、鯛しゃぶ等ご堪能!無料貸切風呂!
当宿一押し豊後の幸が満載の贅沢料理の特別プランです。
料理長が厳選した旬の豊後山海の幸をふんだんに使った、豪華贅沢料理をご堪能下さい。
◇豊後の新鮮お造り盛り合わせ(+1,500円で「関アジ・地魚」に変更可能)
◇絶品鯛しゃぶ鍋
◇天然エビの塩焼き/◇極上黒毛和牛(陶板焼き)
◇当宿が丹精込めて育てている有機無農薬のふっくらご飯/◇ 手作り美味デザート
本当にご満足、結構おなかいっぱいに…!
美味しくお料理もいただき、お部屋へ。
フロント業務も22時~翌朝6時まではクローズ。
もうひとつの内風呂、広い方の浴室ですが、
実はお風呂がこんな素敵な丸風呂!
丸風呂って、昔のお風呂に多いですよね、
新しい施設であんまり見かけることがないような気がするけど、
この丸風呂情緒は何とも言い難い、タマラナイですね…♨
朝の丸風呂。
嗚呼やはり、明るいうちに見ると、全然違う。
素敵な丸風呂です…♨
朝ごはんも、食事処で。
c/oは10時。
それまでお散歩を。
そうそう、気になって、最新の分析書を見せてください、とお願いしたら、
ちゃんとc/oの際に、コピーをくださいました。(有難い!)
そして最後に、「なんだかどこかで見たことある…?」感の正体はコレでした。
「この建物は以前、朝日新聞社の保養所だった」
…なるほど~!
あの25畳の特別室は皆で会合したり、宴会したり、
二次会したりするようなお部屋だったってことね…
だから母屋からは離れ、そこだけ平屋で作ってあるって言うのも納得。
昔は、有名温泉地にこそ、大企業の保養所、ありましたもんね…。
昔の保養所は、バブル崩壊とともにいろいろなところに買い取られて、
今はホテルや旅館として第二の使われ方をしているところも多いかと。
上人ケ浜のあたり、北浜ほどざわざわしてないし、
ぶらり潮風を嗅ぎながら上人ケ浜公園をお散歩するのも悪くないし、
観光港も近いし、まだ開発できるエリアもあるか、と…
そして少し雰囲気の異なる『癒しの郷GI』、
次回、上人ケ浜に泊まるときは、再訪になる3つのお宿のどれか、か、
はたまた新しいお宿か…。
(余談)
食前にいただいた酵素ドリンク、効いたみたい。
お手軽に、小瓶サイズで売ってたりしたら、ついつい買っちゃうかも。
(でも見た感じ、そこで商品の販売はしてなさそうでちょっと残念…)
<温泉分析書>
c/iの際、案内してくださった方が「うちの温泉は美肌の湯です」とおっしゃってた理由、これでよくわかりました^^
(美肌の湯の答え:pH8.5(角質を取る)/メタケイ100mg以上/ナトリウムー塩化物温泉(バリア効果))
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