この1~2年は、箱根に行く機会が多い。
この日も、平日早めに切り上げて、移動時間1時間半でここまで。
宮ノ下温泉『武蔵野 別館』
武蔵野、別館?
ふと思う。『武蔵野本館』はどこに?
ググったらなんと、『武蔵野本館』はあの『箱根吟遊』だった!
このあとも実は、いろんな繋がりに気づくのですが、
それはまたこの絵日記中で追々…
*****
本当は、宮ノ下駅からの送迎をお願いしていたのですが、
少し早めに移動してしまったこともあり、
小田原からバスにて、お宿最寄りバス停の蛇骨橋(じゃこつばし)にて下車。
GoogleMAP上でもそれほど遠くなさそうだし、歩いてみよう…
鬱蒼とした緑のなかを進んでいくと、ゲート…?
いえ、登山鉄道…!
『武蔵野 別館』の文字あり、右に折れて、登山鉄道をくぐって進む。
途中、どこに引かれているか分からないけど、源泉も♨
大きく右に折れて、
あら。なんとまぁ、結構な上り坂(笑)
(証拠写真でも撮っておけばよかった。。)
キャリーバックを引いていたので、それが枷となって、結構足取り重い(笑)
「うーん… やっぱり送迎に乗ってくればよかった…」と思いつつも、
一歩一歩足を進ませていると、坂道の上から、お宿の方が走ってこられて…!
「お荷物、お預かりいたします…!」
「…結構な、坂道だったんですね(笑)」
「ハイ、最後だけは(笑) どうぞ、ゆっくりいらしてくださいませ」
そう言い残され、慣れた手つきで荷物を軽々と運んで行ってしまった…
(ありがとうございますm(__)m)
…到着。
『四季の湯座敷 武蔵野 別館』
からころ、と鳴る風鈴の音。
それにかぶせて、ガタゴト、と鳴る登山鉄道の音。
すぐ隣を、先ほど高架下をくぐってきた登山鉄道が。
ちょうど、見下ろす感じだけど、この見下ろした分、登ってきたってことね(笑)
玄関に入る手前に、なんと源泉。ちょっと熱め。44℃くらい?
広々とした玄関。
ロビーでc/i手続き。
「女性の方は色浴衣選べます」
この時はほぼ第一印象で決めてしまったけど、
左の青い大柄の浴衣。(右はもともとあるお宿デフォルトのもの)
羽織るとこんな感じ。
中居さんが、
「その浴衣、素敵ね、お持ちになったの…?」と聞いてくださるほど、
いいように捉えれば似合っていたということで、
そうでないように捉えれば、あまり選ぶ人が居ない個性的な柄ってことかしら(笑)
お部屋。
ひとりなのに、いいお部屋に通してくださいました◎
奥のこのテーブルでPC広げてお仕事して、
寛ぐときはこちらで。
眼下には、ちょうど玄関部分が。
季節は皐月、緑が本当に眩しい。
さ、ひと風呂浴びに参りましょうか。
素敵な湯上り処『宵月亭』
源泉が、敷地内にあるんですね、箱根宮ノ下114号源泉♨
水琴窟(すいきんくつ)、微かな響きは心地よく。
大浴場は、内湯と露天ひとつずつ。
実はお部屋にもお風呂があって。
到着してすぐ「源泉」蛇口をひねったのはいいのだけど、
源泉温度60度のため、適温になるには少々お時間が…♨
実は洗面台のお湯も「源泉」って…
温泉好きには嬉しい誤算(笑)
湯上りの肌を冷ましながら、
変わりゆく箱根の山の景色を眺める…。
ぼーっとしすぎて、あっという間に辺りが薄暗く…
お夕飯にはまだ時間がある。
貸切風呂探索に、行ってきましょう♨
『夜咄(よばなし)の湯』
『隠れ湯 薫風』
ここも漏れなく…緑の眼下を登山鉄道がゆっくり走って行くのが見えます◎
基本的に、貸切湯はどこもこの表示はあり。
「衛生管理のため塩素系薬剤を使用して消毒しています」
でも気にならなかったな…♨
それにしてもこのお宿、お風呂いくつあるんだろ?(笑)
これでもまだ全部じゃあない。
そろそろお夕飯タイムなので、お部屋に戻りますか…。
ひとりのときは、別に食堂でも構わないんだけど、
こんなゆったりできるお部屋でゆっくりいただけるなら、それはそれでありがたい。
何はともあれ…湯上りビールでしょ🍺
は~、今日のこの一杯のために!
目に美しいお料理の数々。
これはやはり…日本酒ですよね…🍶
4合瓶ボトル瓶は…さすがにひとりでは空けられない(笑)
武蔵野限定醸造酒『天空』と言うのを頂戴することに。
結局どこの蔵元のだったかわからず…
北上川と書いてあるから、岩手県? でも、ひとめぼれだと宮城かなぁ…
ネットで探すも情報なし…
宵と酔い。
ゆったりお食事をいただき、
寝る前にまた、大浴場、昼間見るのとまた雰囲気違う…
露天風呂は、頬撫でる風が気持ちいい。
今晩はゆっくり眠れそう。。
翌朝。
アヒル隊長ゆるり~は、部屋風呂がお気に入りのようで、
ずーっと源泉蛇口の下で、ちゃぷちゃぷ、ゆらゆら…♨
朝ごはんも、お部屋で。
c/oは11時。
最後、場所が分かりづらかった『山の湯』へ。
この露天風呂が…最高に良かった…!
アプローチは少し遠め、
足元に気を付けながら、森の中を進む。
途中、右手に登山鉄道通過。
源泉滔々と。
溢るる湯と、そよぐ風と緑の葉。
丸風呂に浸かり、湯に身を委ね、空を仰ぐ。
…どのくらい時間が経っただろう?
お湯が適温(ぬるめ)だったのと、あまりに風が心地よいのと、
長湯をしたみたい。
『山の湯』へは、玄関入り口奥の、この奥の扉から。
最後の最後に、いいお風呂に浸からせていただきました…
ここ、『武蔵野 別館』のお湯は、実は『箱根吟遊』へ引かれています。
そう、ここが源泉。
そして、『武蔵野 別館』の玄関を出、
目の前右手にあるこの入口を見て気づいた、
ここ、私、来たことある。
『箱根 時の雫』
『箱根吟遊』も『時の雫』も、訪れたのが10年も15年も前だったから、
すっかり忘れていた(笑)
そうか、これでふたつのお宿の源泉を持っている『武蔵野 別館』にやっと来れたってわけか…。
勢いで、前の日に予約した割には、ご縁があったお宿だった、と言うオチ(笑)
箱根って奥深い。
まだまだいろんな発見がありそう…♨
(2021/5宿泊)
<温泉分析書>
源泉名:宮ノ下温泉第114号 泉質:ナトリウム-塩化物温泉 源泉温度:60.8度
pH:8.1 成分総計:1,156mg/kg 加水なし/加温なし/循環なし/消毒あり
<飲み物メニュー>
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