好きなお店のひとつに、『吟花(ぎんか)』というお店があります。
お肉の会席料理、それに合わせる日本酒はひとつの蔵のものを5種類ほど。
その蔵も、毎回異なる蔵をご紹介。
(厳密にいえば、2日間は同じ蔵のラインナップで運営)
行きたいな、と思っていたところに、
2019年当時、KHさんに連れて行っていただいたのが最初。
それ以来、ご縁をいただいて既に片手以上、足を運ばせていただいています。
『吟花』のことを説明するのに、
非常に的を射て的確なサイトの記事を発見いたしました。
kazuhiro kojimanさんのサイト『工夫のチカラ。』
以下、本文も引用して御紹介させていただきます。
タイトル:吟花|完全予約制1日1組10人まで。女性のみ予約可の怪。
(2019年1月28日)
先日、とあるご縁で、興味深いお店に連れて行っていただきました。
そのお店は、都内某所にある『吟花』。
何がどう興味深かったのかのエントリー。
◆『吟花』というお店。
この『吟花』。
住所も非公開、完全予約制で1日1組10人まで、女性店主が取り仕切っており、予約権利を持つ女性しか予約ができない、写真はNGの『エンターテインメント型で日本酒とお肉を堪能させていただけるお店』でした。
ボクは、特に「日本酒が大好き!」というわけではありませんが、このお店でいただいたお酒は格別。
聞くと、当日出される日本酒は、すべて一つの蔵元のお酒。
この日は、群馬の高井株式会社の11代目蔵元の高井幹人さんが作っておられる『巌』とそのお酒に合うお肉料理をいただきました。
ちなみにお酒は、この5種類。
巌 純米
巌 純米吟醸
巌 純米酒
巌 純米しぼりたて
巌 山田錦純米大吟醸
さらに、このお店の面白いところは、エンターテインメント型というスタイル。
と言うのも、女将さんがその日に出してくださるお酒の蔵元の歴史から杜氏の人間像、お酒へのこだわり、料理の一品一品の説明、食べ方を事細かく説明してくださいます。
女将の日本酒と料理の惹き込まれるプレゼンからの、美味いお酒も、最高に合う料理はまさにエンターテインメントそのもの。
非日常で上質な時間でした。
◆絞り込みのすごさ。
このお店、マーケティング的に見てもものすごく勉強になります。
ちょっと感じたところで、
- 「女性のみ予約可能、肉、酒」というコンセプトが明確で人に伝えやすい。
- 1日1組10名限定で完全予約制なので、廃棄ロスが出ない。
- スタッフが最小限で済む。
- 予約権利を持つ女性しか予約ができないので、プレミアム感がハンパない。
- SNS※禁止なので、誰かに言いたくてたまらない。
- 外から見たらわからない店構えがたまらない。
ここまで上手に絞り込みをすると、マーケティングがうまくいくという、ものすごく参考になる事例です。
※SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)=インターネットを使って色々な人と交流ができるサービス(Facebook、LINE、Twitter、Instagram、YouTube、TikTok)
(後略)
今は女将が代替わりをしていて、
初代女将高橋えりさん→高井美樹さん→原田歩さん→代理女将で奈津子さん
奈津子さんのときはまたスタイルが少し変わるのだけど、
高井さん原田さんのときに述べてらっしゃった口上が懐かしくもあり…
さて、美味しくて妖艶で優雅なあの雰囲気がとても懐かしくなりました。。
今度の予約はいつ、お願いしましょうか。
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お写真NGですが、宴の最後、お酒のお写真のみ撮影OKなので、
この機会にお伺いした記録を順に…
2019/2 『山丹正宗(やまたんまさむね)』@愛媛県
2019/6『不動』@千葉
2019/9『賀儀屋』@愛媛県
2020/1『青煌(せいこう)』@山梨県
2021/3『津島屋』@岐阜 (『御代桜』@岐阜はサービス)
2021/9『みむろ杉』@奈良 (『八兵衛』@三重はサービス)
2022/6『伊予賀儀屋』@愛媛
2022/9『羽根屋』@富山
#吟花 #女性のみ予約可能 #住所非公開 #SNS掲載禁止 #六花界