最速で梅雨明けを迎えた2022年夏。
連日猛暑日がもう1週間以上続いていると…
あのつべたく凍えていた冬がとても懐かしい…。
ということで、氷の女王さまのため息で凍っちゃいそうな冬シリーズをいくつか…。
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肘折温泉と言えば、日本でも有数の積雪地帯。
毎年2月下旬の土日（コロナ前までは）「地面出し大会」というものがあって、
時には積雪4メートル超！を一生懸命スコップで掘って、
最初に茶色い地面を出したもん勝ち！という、
豪雪地帯ならではのイベントがあったのだけど。ohkurasport.jp
「次に来るなら、地面出し大会のときかな…？」という思いはあれど、
コロナ禍ではなかなか実現せず。
そんな折、秋田の乳頭温泉『鶴の湯』で新年会プランが立ち上がり、
前泊として山形の肘折温泉に立ち寄ることに。
2022年1月某日、大雪が降ったせいで除雪作業が間に合わず、
朝いち山形新幹線に乗ったりえさんと、
ゆったり昼前に山形新幹線に乗った私と、
新庄駅に着いたのがほぼ同時というミラクル(笑)
新庄駅からの送迎バス（14時出発、2名様～要事前予約）も、
もうとっくに出発してしまい、
新庄駅前15:45発の在来線バスにて、肘折温泉へ向かう。
バスの名前、「おおくらくん」って言うのねん。。
（肘折温泉住所が、最上郡大蔵村だから）
肘折郵便局前でバスを降りて、そのまま進行方向に右折するとすぐに、
あの風情が目に飛び込む。
『丸屋旅館』MALUYA HOTEL ←RUがLUになっているところが何ともレトロ感あり◎
この建て構え。
日帰りで以前、貸切風呂に入らせていただいたことはあっても、
宿泊ははじめて。
だって、なかなか予約の取れないお宿、特に土曜日泊は。
それもそのはず、限定7部屋のちいさな名宿。
この日は金曜日。
玄関から入ると、左手に帳場。
右手の階段を上がって、お部屋は2階。
ちょっと迷路っぽくなっているのも一興。
ここは…ワーケーションにも使えそう？
弐号室
こじんまりと、清楚なお部屋。
向こう側にある応接セットから、
障子をあけると共同浴場『上の湯』がこの位置に見えますよ。
鍵はふたつ、上の湯入浴券付き。
温泉饅頭はほていや商店さんの。
浴衣もデフォルトで2枚ずつ×2名分ご用意あり◎
さて、と…。
まずは移動で朝から忙しかったカラダを温泉に浸しましょう…
大浴場『ひのきの湯』
この蛇口… 見事な析出物コーティング✨
本日の一湯目、ゆったり浸かっていたかったけど…
お夕飯スタートまでの間に、私たちには行くところが。
徒歩1分もかからない距離にある『カネヤマ商店』
こちらでステキすぎる飲み比べセットがあるのだ、と…🍶
日本酒利き酒セット、500円。
500円！？
そりゃ、お得すぎますでしょう！？！
わくわく逸る気持ちを押さえながらも3銘柄チョイス。
そのまえに、生ビール300円をオーダー🍺
（だって湯上りにはビールでしょ🍻）
my利き酒セットはこの3種。杉勇、麓井、白露垂珠
どれもグラス、並々ですわよ…
左が私のセット、右が、りえさんのセット🍶
酒屋さんの一角にあるカウンター席で一献。。
いやぁ、シブくてよいですね♡
ちなみに店内、販売のほうのラインナップ。
地元山形の酒がたくさん！
さ、こちらもゆっくりしたいのはやまやまですが、
そろそろお夕飯時なので戻らないと…
なぜこんなに気ぜわしいのか…
ぜんぶ、（大）雪のせい。
肘折温泉街は、雪は全然積もってないですけどね…⛄
酒屋さんから徒歩1分もかからないうちに、この玄関へ戻り。
お食事は1階奥の個室にて。
御時勢柄、コロナ対策もあり、お食事の説明は紙にて。
もれなく、飲み比べ季節の三酒セットもオーダー。
先ほどはいただかなかった、
『十水（とみず）』『天弓（てんきゅう）』『楯野川（たてのかわ）』
お、ちゃんと、たての「か」わ、って振ってある！ さすが地元。。
固形燃料で焼いた割りには、
ちゃんと奇麗なバーンストライプが付いて、ご満悦♡
つや姫ごはんとお味噌汁、そしてデザートは小豆。
ゆっくりお夕飯もいただき、おなかもいっぱい。
…なはずが、確かこのあと、雪空の下、お散歩に出たような。。
実はお隣の『田舎家』さんというお店にちょっと寄ったのだけど、
ここがまた良かった…
お宿ご近所『カネヤマ商店』でのゼロ次会に始まり、
二次会『田舎家』まで無事終了。
また雪が… 舞い始めましたよ。。
外気で冷えたカラダは、熱い温泉であっためましょう。。
暖簾が変わって男女交代、こちらは『檜葉(ひば)の湯』
実はこの『檜葉の湯』には露天風呂もあったのだとか…
寒すぎ？て、露天風呂の存在にまで気が回らなかった…orz
また今度の課題だな…
ぐっすり眠った翌朝、まずは朝風呂。
朝湯には、貸切風呂『幸鶴の湯』をチョイス。
貸切風呂前にあった、レトロタイルの洗面台。
いいわぁ✨ 本当に素敵…
この真ん中のお花模様なんて、ハナミズキみたい、とても洒落てますよね。。
朝ごはんは夕べと同じ個室にて。
お品書きはやはり書面説明にて。
全般的にお野菜メインで、
これはこれでカラダに優しく嬉しい◎
そういえば、今年は寅年かぁ…。
丸屋さん、建物はレトロ、雰囲気も古風。
でも経営母体が変わった？こともあって、
働いてらっしゃる方々は、お若い方々ばかり。
いわゆる「女将さん」的な方はいらっしゃらない模様。
"レトロモダンな宿 丸屋"
なるほど、ある意味レトロ、ある意味モダン。
それも、お宿の個性、か。。
あ、丸屋さんも実は、『日本秘湯を守る会』の加盟宿です。
なので、スタンプ帳持参もどうぞお忘れなく～。。
（両行会社経由はスタンプ押印不可、直接予約だけOKなのでご注意）
（2022/1宿泊）
＜温泉分析書＞
源泉名：肘折温泉組合2号、3号、5号
泉質：ナトリウム－塩化物・炭酸水素塩泉 源泉温度：65.9度 pH：不明
溶存物質：3,410mg/kg 加水あり／加温なし／循環なし／消毒なし
#丸屋旅館 #肘折温泉 #山形県の温泉 #日本秘湯を守る会
