立秋を過ぎましたが、まだまだ暑いですね。。
ぬる湯シリーズ、まだまだ行けそうです(笑)
長野の極上ぬる湯街道=奥蓼科温泉郷「湯みち街道」沿いにある
ぬる湯の名宿、いくつか。
手前(茅野IC方面)から、『山の宿 明治温泉』
『渋辰野舘』(今ご覧いただいているこの絵日記)
『渋御殿湯』
道は一本ずれるけど、
『横谷温泉旅館』…未湯
『唐沢鉱泉』
『夏沢鉱泉』…未湯
『赤岳鉱泉』…未湯
いやほんと、このあたりはぬる湯(冷泉)の宝庫ですね!
今回は『渋辰野館(しぶたつのかん)』♨
以前の表記が、なかテンの入る『渋・辰野舘』の模様。
信玄の隠し湯、と。
薬効成分あらたかなところって、この戦国武将系、多いですよね。
『渋辰野旅館』という表記も発見。
時代とともに、宿名も変わる。
入口入るとこのロビー。
右手壁に、あの絵。
東山魁夷『緑響く』は、この『渋辰野館』滞在中に作成された模様。
モデルとなった御射鹿池は目と鼻の先に。
…と言いたいけど、最寄りのお宿は本当は『山の宿 明治温泉』かな…
そんな印象的な逸話のあるお宿『渋辰野館』
c/iは入口入ってすぐ左手の帳場で行う。
お夕飯の飲み物をどうするか、さっそく聞かれる。
見せていただいたメニュー見て、目が点。
なんじゃあ、ここは(笑)
日本酒だけでもメニュー表2ページぎっしり!
これは予想外の嬉しい展開…
「日本酒、ぜひ頼みたいんですけど、選べないので夕飯のときでもいいですか??」
OKをいただけたので、
「悩みたいのでメニュー表撮らせてください」とお願いしてとったのがこれらの画像。
今見直しても… スゴすぎる(笑)
ここでお夕飯への期待レベルが格段にアップ。
(その時はまだ、さらに驚くことになるとは想像だにしておらず…)
お部屋。コロナ禍になってから、お部屋への案内なし、
既にお布団まで敷いちゃってるパターンが主流に。
嬉しことに、鍵がふたつ(♬)
「いいお宿」の条件に、鍵2つというのは外せない。
だって、温泉を楽しむ時間、それぞれ男湯女湯だと絶対に時間、違うから。
では早速… 館内探索も兼ねて温泉を探しに。
お祀りしてあるのは、
杏林大学小堀先生がわかりやすくおっしゃってた「大ちゃんと少ちゃん」の
「少ちゃん」のほう。
大ちゃん=大国主命(おおくにぬしのみこと)
少ちゃん=少名毘古那神(すくなびこなのかみ)
お詣りを済ませ、いざ、「信玄の薬湯」浴室へ。
美しき、白き硫黄泉※。源泉温度21.2度。
内湯の白い方=40度の加温浴槽、露天のほう=源泉のまま約18度。
(※分析書上は「含硫黄」とはなっていないけど、遊離硫化水素が2.4あり、×0.941しても2.26なので2mg以上あり「含硫黄」と言ってもいいような…?)
「森の温泉」、こちらも向こう側が40度加温浴槽、手前が約18度源泉浴槽。
源泉浴槽のほう、なんだか鳴子の『滝の湯』を彷彿とさせるような…♨
「展望風呂」、天然水の沸かし湯。
ひととおり館内散策したので、お外まで。
季節は10月中旬、木々は程よく色づいていく途中。
高地にあるため、夕焼けタイムの外気は肌にひんやり。
すると… 今季初・雪虫を発見!
手の先の白いぼわっとしたの、(画像ほぼ中央)それが雪虫です◎
これが出ると初雪が降るのだとか…。
小さくて白いので、いつもぼわっとしかキャメラに収まってくれない。
雪虫はアブラムシの一種で、
あの白いふわふわしたおなかのあたりの物体は蝋(ロウ)、つまりアブラです。
寿命は1週間!
へぇ…。
確かにこの1週間以内には、八ヶ岳付近にも初雪が降っていたような。
さ、寒くなる前に食堂へ。
通されて、窓際横並びの席へ。
おや…?
なんとまぁ、お洒落げです! お料理にびっくり!
それも見た感じ、お野菜メイン✨
びっしりなメニュー表。
『満山荘』さんのメニュー表みたい!
こんなに美味しそうなお料理ならば、早めに頼みましょう、例の日本酒を(笑)
確か、北安大国と斬九郎だったかな…? 一合ずつ。
しかし、長野の地にあって、
こんなに長野の地酒を取り揃えてくださっているのはかなり高感度大!
お料理も、次から次へと。
ただ、一点だけリクエストが出来れば…
美味しいお料理と美味しい長野の地酒をゆっくり堪能したかったのだけど、
出てくるペースがちょっと…早すぎたのだけが残念💦
18時お夕食スタート、1時間後の19時にデザートでは、
いつもゆったり2時間コース(もちろんその間、飲みますよ!)の私たちにとっては
少々大変なのでした<(_ _)>
朝食。
これまた… 昨晩とは違う雰囲気ですが、お野菜メインは変わらず。
ヘルシーで良いですね◎
c/o10時。
「お世話になりました」、と外に出たら…
猫ちゃん、いましたわー(=^・^=)
ここ(辰野館)の猫ではないらしい。
(確かに首輪もない)
寒い冬はおまえさんはどこに居るのかな…??
元気でね(=^・^=)
『渋辰野館』
ここはぬる湯だけならず、お料理もお酒も堪能できるお宿でした、
お世話になりました、ありがとうございました*^^*
(2021/10宿泊)
<温泉分析書>
源泉名:奥蓼科温泉 渋鉱源泉 泉質:単純酸性冷鉱泉 源泉温度:21.2度
pH:2.93 溶存物質:1,106.3mg/kg 加水なし/加温あり/循環あり?/消毒あり?
<日帰り入浴>
大人1,650円、ほかと比べて少しばかりお高いですね… 山値段もあるかな?
<館内案内図>
<夕食メニュー表>
#渋辰野館 #渋辰野 #冷鉱泉 #渋辰野館の食事 #長野県の温泉 #奥蓼科温泉郷