** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

精米技術で酒質が格段に向上する…サタケ『真吟精米(しんぎんせいまい)』とは。

 

『真吟精米』という言葉がずっと頭から離れなくて。

 

「精米だけで5点10点差が付く時代」

「そもそも精米に大きな差があるということに誰も気づいていない」

長月に訪れた際にお聞きした新澤さんの言葉。

 

 

「麹菌や酵母と同じくらい、精米方法が酒質に与える影響は大きい」

「真吟精米を使うとマスカットのような香りが出やすくなる」

のちに文献を拝読してて気になったフレーズ。


この夏、実は密かに気になってハマってたのが「4MMP」

春陽だけかと思っていたら、真吟精米でもマスカット様がでるのか…!

 

先週金曜日、ちょうどこれらの酒を手にしてました、どちらも『真吟精米』、

富久長さんは確かにマスカット様!

 

気になってその後、サタケさんの真吟精米のサイトもチェック。

そしたらなんと、新政の祐輔さんも…。

www.shingin.jp

 

「磨かない米で大吟醸のような味わいを実現」

なるほど…。

 

このインタビューは2020年のもの。

今年発売された(2020年6月時点)新政の定番ラインアップ「No.6」や「カラーズ」シリーズなど、精米歩合65%と55%の全商品に扁平精米された酒米が使われています。なかでも低価格帯のカラーズシリーズ「エクリュ」は自信作です。

 

新政のあの味わいも、

真吟精米のおかげもあった、ということなのね…。

 

お米のカタチに合わせて削る…と言えば、

高千代さんでやっていた『扁平精米』っていうのもあったよな…

気になってそこも調べたら、

真吟とは
米の厚さ方向を削ることで、日本酒の雑味のもととなるタンパク質を効率よく除去し、よりすっきりとしたキレイな酒を醸すことを可能にした「扁平精米」。
日本酒を愛するすべての人々の共通言語として、「扁平精米」に由来する技術、米、酒の総称を「真吟(しんぎん)」と命名しました。
※「真吟」には「原形精米」も含みます。

扁平精米=真吟精米

おお、なんだか頭の中にちりばめられていた単語がすっきりしてきた…!

 

日本酒、やっぱり奥が深すぎる…。

 

jp.sake-times.com

 

www.shingin.jp