この温泉場を知ったのは、
『温パラ』こと『新潟日帰り温泉パラダイス』に掲載されていたのを見て。
「白根…? こんなところに温泉、あったんだ…」
初めて訪れたのが、2020年11月。
そして今回が2度目、おそらく最後の訪問。。
にいがた酒の陣で久々にお会いした長岡の友、ばんばんさんから、
「白根温泉関根旅館、今月末で閉めますよ」
その話を聞いた翌日、未訪の東京・米沢の友と車を走らせ、
3月なのに…この越後平野の穏やかな天気…。
辿り着いた『しろねの湯』関根旅館。
…そっか、月曜日定休だから、3月30日で締めるのね…。
以前は旅館もなされていたそうだけど、
左側のその旅館の入口ではなく、右側、
右側が立ち寄り湯の入口になっています◎
開湯から100年余り→正確には、開湯から107年、ですって…。
女湯/男湯、入口。
この女湯左手前に麦茶のサーバーがあり、
女将さんがいつも湯上りにお薦めしてくれるんだ…。
コチラ、女湯のほう。
モール色、源泉温度15度。
加温するにも燃料費の高騰もあり、大変でしょうね…。
そして、これが源泉湯口。
出汁風なお味で、いい塩梅。
先回はひとりで来たので男湯がどんなかわからなかったけど、
お連れ様が取ってくださった写真を少々拝借。
マットの色が…
女史はピンクで、男子は青なんだ!
知らなかった…。
(photobyまめたさん♪)
廃業のお知らせは… 脱衣所のなかに貼ってありました…。
上がったあと、女将さんに、「いいお湯でした」と御礼を述べ。
「さぁさ、冷たい麦茶、どうぞ~」といつものように勧めていただき、遠慮なく。。
湯上りの喉に美味しい麦茶をいただきながら、
源泉がお出汁のようなお味、と言う話をしたら、
「嫁いで来たときは毎日のように飲んでいたけど、
保健所の指導があってからは、ね…」
いろいろ時代も変わりました。
そしてまた、ひとつの時代が今月末で幕を閉じます。
白根凧合戦で、揚げた凧ですね。
湯上りどころは、弥生の温かい日差しが射しこみ。
この建物はどうするのかな、残すのかな…。
今まで、お湯を守ってくださり、ありがとうございました。。
そして、お疲れさまでございました。
(2025/3/9立ち寄り)
<温泉分析書>
源泉名:白根温泉(しろねおんせん)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 源泉温度:15度 pH:不明
成分総計:12,058mg/kg 加水なし/加温あり/循環あり/消毒あり