** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

しろねの湯 関根旅館*新潟県新潟市南区(旧白根市)白根温泉(2025/3/30廃業)

 

この温泉場を知ったのは、

『温パラ』こと『新潟日帰り温泉パラダイス』に掲載されていたのを見て。

「白根…? こんなところに温泉、あったんだ…」

 

初めて訪れたのが、2020年11月。

 

そして今回が2度目、おそらく最後の訪問。。

にいがた酒の陣で久々にお会いした長岡の友、ばんばんさんから、

「白根温泉関根旅館、今月末で閉めますよ」

 

その話を聞いた翌日、未訪の東京・米沢の友と車を走らせ、

3月なのに…この越後平野の穏やかな天気…。

 

辿り着いた『しろねの湯』関根旅館。

…そっか、月曜日定休だから、3月30日で締めるのね…。

 

以前は旅館もなされていたそうだけど、

左側のその旅館の入口ではなく、右側、

右側が立ち寄り湯の入口になっています◎

開湯から100年余り→正確には、開湯から107年、ですって…。

 

女湯/男湯、入口。

この女湯左手前に麦茶のサーバーがあり、

女将さんがいつも湯上りにお薦めしてくれるんだ…。

 

コチラ、女湯のほう。

モール色、源泉温度15度。

加温するにも燃料費の高騰もあり、大変でしょうね…。

 

そして、これが源泉湯口。

出汁風なお味で、いい塩梅。

先回はひとりで来たので男湯がどんなかわからなかったけど、

お連れ様が取ってくださった写真を少々拝借。

マットの色が…

女史はピンクで、男子は青なんだ!

知らなかった…。

(photobyまめたさん♪)

 

廃業のお知らせは… 脱衣所のなかに貼ってありました…。

 

上がったあと、女将さんに、「いいお湯でした」と御礼を述べ。

「さぁさ、冷たい麦茶、どうぞ~」といつものように勧めていただき、遠慮なく。。

 

湯上りの喉に美味しい麦茶をいただきながら、

源泉がお出汁のようなお味、と言う話をしたら、

「嫁いで来たときは毎日のように飲んでいたけど、

 保健所の指導があってからは、ね…」

 

いろいろ時代も変わりました。

そしてまた、ひとつの時代が今月末で幕を閉じます。

 

白根凧合戦で、揚げた凧ですね。


湯上りどころは、弥生の温かい日差しが射しこみ。

この建物はどうするのかな、残すのかな…。

今まで、お湯を守ってくださり、ありがとうございました。。

そして、お疲れさまでございました。

(2025/3/9立ち寄り)

 

<温泉分析書>

源泉名:白根温泉(しろねおんせん)

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 源泉温度:15度 pH:不明 

成分総計:12,058mg/kg 加水なし/加温あり/循環あり/消毒あり