”乳頭温泉郷・孫六温泉、4月再開へ改装進む 女将「伝統守りたい」”
秋田魁新報のこのニュースを目にした2024年12月末から、
ずっとずっと気になっていた御宿にお邪魔して参りました。
乳頭温泉郷の『六庵(ろくあん)』
ろくあん? そんな名前の温泉宿、あったっけ…?と思われた方は正解。
「前は、孫六温泉」と言えば、誰もが頷くでしょう。
あの『孫六温泉』を知っている人なら誰しもがきっと驚く、
この進化した孫六温泉『六庵』を。
***
以前、孫六温泉に泊まった時は、乳頭温泉郷のバス停で降りてから、
軽でお迎えに来てくださったっけ。
軽しか通れない山道をコトコト… 2~3分だったか。
今回は、黒湯駐車場の向こう側にある道からのアプローチを選択。
あの橋の手前までは、車での進入可。
右側の駐車場に停めて、ひとり降ろしてもらい、そこからは徒歩にて。
だんだんと… 新しい孫六の全容が近づいてくる。
この看板は…昔からあったものなんだろう…。
なんとなく見覚えのあるような。
現在の日帰り入浴プランはこちら。受付は、10時~15時の間。
日帰り温泉定休日は金曜日。
この日は少し暑い日で、お風呂に入る前にちょっと喉を潤しておこう…
メニューを覗き、
美味しそうなノンアルのスパークリングワインをオーダー。
予想通り、よく冷えた、ほんのり甘めのスパークリングワイン。
美味しすぎて結局、入浴前と入浴後にそれぞれ1杯ずついただいたのだけれど🥂
お値段も意外とリーズナブル。
ほかにもフルーツ牛乳やコーヒー牛乳が冷蔵庫に。
受付奥がカフェスペースになっていて、
そこで軽食もいただけるような感じ。
喉も潤したし。
それでは、お風呂へ参りましょうか…。
今回は、3,000円の満喫プランで。
手提げ袋に入った、バスタオルと湯浴み着のセットをお預かりして。
フェイスタオルは有料だったような。
嗚呼、この茅葺も残してくださったんだ…。
なんだかちょっと嬉しくなる。
『唐子の湯』『石の湯』、湯屋の位置はそのまま。
看板も、昔のまま。
以前と変わったのは…
『唐子の湯』、女湯のほうには、シャワー2セットと、
湯口が出来ていた…!
42度、適温♨
『石の湯』のほうは…
完全サウナ-さん向けスペースになった感じ。
奥にバレルサウナ、小さ目の桶の水風呂2つ、寛ぎチェアーが2つ。
このスペースは湯浴み着着用。
向こうの露天風呂の温度はちょうどよかったけれど、
この温度にはちょっと浸かれない(笑)
48度(笑)
温度調整が難しい、とHPには書かれていたけど、
この温度は足湯でのんびり…も無理な世界、ですね💦
孫六温泉の全体案内図。
その名の通り、新しい『孫六温泉』は庵が6つ(6部屋)、
それぞれ2名まで。
*個室露天風呂付離れが3部屋
*母屋の軒続きのお部屋が3部屋
それぞれ少しお高めな設定、
乳頭温泉で一番のハイクラス宿にランクイン。
大仙市の東商事が温泉の運営と経営を担当し、
妙乃湯の社長さんと共同代表を務めるという。
なるほど、妙乃湯さんとタッグを組んでいらっしゃるのね…
最初の頃、六庵のサイトに載っていた、昔ながらの孫六温泉はこんな感じ。
そうそう、この”まごブルー”が見られなかったのがちょっと残念…。
ほんのり、青いお湯、だったんですよね、孫六って。
昔の『孫六温泉』が懐かしくなった方はこちらを。
母屋を少し離れて、
ようやく「離れ」の3部屋を認識。
ここなのね…。
”個室露天風呂付離れが3部屋”って。
さて。帰り道。
本当は湯めぐり号のバス停(黒湯駐車場)まで戻ろうと思ったのだけど、
フロントにいらした黄さんにいろいろお聞きし、
例の、軽で送迎してもらったあの細い道、徒歩でも15分くらいだ、と。
ならばその方が、田沢湖駅には一本で出られるから便利!と
そのルートをチョイスしたのだけれど。
キャリーバック引っ張ってても大丈夫!って黄さんおっしゃってくださったけど、
意外と砂利多いし歩きづらいじゃない😂
そして歩き出してすぐに思い出した!
「熊が出たので、熊鈴をお貸しします。
もしくは音楽をおっきくして聞きながら行くのがお薦め」と言う
黄さんのセリフを😱
真面目にこの時ほど、熊との遭遇を感じたことがなかった…!
音楽音楽…💦 派手目なヤツ…
あ、YOASOBI『アイドル』、いいんじゃない!?
ちょうどリピート2曲分で、このあたりまで到着。
え? 通行止めチックな感じ?
ロープをなんとか超えて振り返ると、「通行禁止」😂😂
大釜温泉並びの道筋に、「至 孫六温泉」の看板はあれど、
こっちから行くのはあまりお勧めしません😅
安全ルートは、
湯めぐり号の通る、黒湯温泉側からのアプローチ。
熊、真面目に冗談じゃ過ごせない、今の秋田県の脅威。
でもほんと、熊に遭わなくて良かった…🐻
***
新しい孫六温泉、『六庵』。
古き良きものは残しつつ、快適さと閑雅な趣が加わり、
更に素敵な孫六温泉に変化してました。
今度はゆっくり、泊まりで伺うことにいたしましょう。
その時は”まごブルー”、見られますように♨
<温泉分析書>
■唐子の湯
■石の湯
<孫六温泉>入浴のマナー
※ここに撮影禁止と明記されています。
今回は女将さんにご挨拶をし、撮影許可をいただいております。
<六庵リーフレット>