** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

【岐阜・大野町】『射美(いび)』『慶樹(よしき)』杉原酒造&me

杉原慶樹さんにお会いしたのは、

伝説の『多摩独酌会(たまどくしゃくかい)』にて。

 

私たちは世話人として、蔵元さんが気持ちよく、

自身の思いのこもったお酒を提供できるよう、

サポートしていた頃のお話。

 

そこで初めて出逢った、『射美(いび)』に。

 

射美(いび)、その由来は、

蔵のある地名(郡)の「揖斐」と「美酒を射る(造る)」を掛けて命名。

あの『小山商店』小山喜八さんが名付け親と。

だから、この字も喜八さんの字。

 

少しだけ昔話をしましょう。

私が多摩独酌会に初めて顔を出したのは、りえさんに出会ったあと、

2011年10月のこと。

(りえさんのことはまた別絵日記で記しましょう)

 

それ以来ずっと、射美さん=杉原さんを応援し続け、

毎回、春・秋、と今で言う「推し」揃いの蔵元さんがたくさん集まる、

『多摩独酌会』の世話人として顔を合わせ。

 

会が終わった後、小山商店さんの2階でやる打ち上げが本当に楽しくって。

この当時から「推し」の銘柄は、

『射美』『流輝』『奈良萬』『赤武』『福田(現:福海)』…

数え上げたらきりがないほど、本当に美味しいお酒が揃っていたのが、多摩独酌会。

 

打上げでは、辛口トークのりえさんが、

「この前のほうが美味しかった!」とか「これはこーしたほうがいいよ!」と

バンバンご意見を申し上げていて(笑)

そんなぶっちゃけトークが功を奏して?

杉原酒造さんにお邪魔することになったのが、

2017年9月のこと。

 

岐阜への道のりは、慶樹さんがいつも

「(会が終わったあと)高速バスに乗って帰る」とおっしゃっていたので、

漏れなく東京から高速バスに乗って岐阜へ。

 

朝6時半には岐阜駅前に着くわけですが… 

そこは慶樹さんがなんと!

岐阜名物モーニングへ連れて行ってくださるという豪華特典付き✨

『オレンジガーデン』のモーニング

今はもう様相が違っているかもだけど、

私の記憶のなかの杉原酒造さんはこれ。

フォトスポット?で、りえさん記念撮影📸

説明を加えながら、「今は造りはやってない時期だけど…」と

いろいろご説明をしてくださる杉原さん。

ここ、杉原さんが寝泊まりするところ、っておっしゃってたっけ…?

額縁がひとつ、飾ってあり。

”魅力的な唇のためには 優しい言葉をかけなさい”

”愛らしい瞳のためには 人の素晴らしさを見つけなさい”

誰の言葉なんだろ…? 

なんと… オードリーヘップバーンの言葉でした…。

 

”日本一小さな酒蔵”

”日本一 大きな事をする酒蔵”

これは、慶樹さんのご自身の言葉、きっと。

 

当時、新しくできた、麹室。

たまに遊び心から、

キャップの中にあたりを入れてたんですって!

お酒を買って「あたり」が出てきたら、

買った人、びっくりするだろうな(笑)

 

 

左はお父様かな、きっと。

お母様が記念に撮ってくださいました!

蔵を離れるころには、すっかり青空に。

ここまでが2017年のお話。

 

2014年、2015年の『射美の会』のお写真も少々。

『高田馬場研究所』での射美の会

『まぐろダイニングやまと』での射美の会

 

なんと、ブラインドの中から射美を当てる!を見事当てた私✌

 

射美はいつも、裏ラベルもきちんと見てほしい…

 

射美ホワイト! これ大好き💕

こんな青いのもあったんだ…

あ、慶樹ラベルが無いな…(探しておきます)

 

そして、今。

主役は飲む人。
創業明治25年。製造量100石以下という日本一小さな酒蔵。
五代目として、この酒蔵を背負うと決断したのが2003年。
世間の量産トレンドに加え、洋酒の台頭など、
厳しい状況下での引き継ぎだった。
受け継がれてきた伝統を守りながらも、
思い切った改革が必要だと感じ、
米づくりから酒造りまで、とことん地元にこだわる
「真の地酒造り」に取り組んだ。
技術的な改良に加え、美味しさへの追究。
自分のできることから一歩ずつ情熱を注ぐことで
多くの支持をいただけるようになった。
より良いものを目指す過程で、常に困難と隣り合わせの毎日。
しかし、どんな時もうちのお酒を楽しみに待ってくれている人がいた。
多くの笑顔や涙のそばに、
うちの日本酒が寄り添っていることを知った。
それが、日本一小さな酒蔵の日本一大きな志しを支える。
主役は飲む人。その思いは、どこにも負けない。


五代目蔵元 杉原慶樹

(出展:杉原酒造サイト)

 

嗚呼、美味しい『射美』が飲みたいな…🍶

 

■COMPANY

商号:杉原酒造株式会社
創立:明治25年(2022年で創業130年)
石数:60石(BY25)
代表:杉原 慶樹(五代目蔵元)
従業員数:2人

住所:岐阜県揖斐郡大野町下磯1番地
TEL:0585-35-2508
FAX:0585-35-2176
営業時間:9:00~18:00(金曜定休)
蔵見学:行っておりません。

……………………
小売部 冨久屋(ふくや)
TEL:0585-35-2509
FAX:0585-35-2176
9:00~18:00(金曜定休)
販売場所:酒蔵の道挟んで南側の小売部(ふくや)
※「射美」は、当社の小売部では販売しておりません。

 

 

www.sugiharasake.jp