** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

高友旅館*宮城県東鳴子温泉

気づけば新年も入って早二週間!?
いけない・・・! メインカテゴリの温泉記事の更新を怠っておりました^^;

過去ネタもたくさんあるのですが、
新年はやはり、黒湯ネタで行きたいと思います(笑)

思えば、07年新年も見事な黒湯で始まっていた・・・。→西方(さいほう)の湯*新潟県胎内市
※湯守さんおっしゃるに「くさいほうの湯」(笑)

しばらくぶりの鳴子温泉・・・。
時は1月10日、東京→(新幹線)→仙台→(高速バス)→と乗り継ぎ、たどり着いた鳴子。

「次は終点~」と降ろされたところは、鳴子は鳴子でも、車湯!?ってドコ??

鳴子の駅が近いか遠いかも分からないまま、かろうじて持っていた小さな折りたたみ傘に
ふたり肩を寄せ合い(しかし雪は横殴り)、
なんとかたどり着いた鳴子駅手前で、持っていた「ごまたまご」の紙袋が
れろれろになって切れました。。。orz

どおしてどおして~♪(←ユーミンね) あのバスは鳴子駅まで行かないのでしょう(T_T)

今度は古川駅からJRで来ようと心に決めた私たちでした・・・。

そんな前置きはさておき、
少し早めにタクシーで向かった先は『高友(たかとも)旅館』
湯守さんのブログで拝見して、ずーっと気になっていたお宿でした。

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     特徴ある形の、この湯船です☆

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今回は二食付きのプランで宿泊しましたので、
玄関あがってすぐ階段を上り、そのまま奥の方の、「ぼたん」と言うお部屋に泊まりました。

8畳以上はあったかな・・・
少し早めにチェックインしたにもかかわらず、お部屋を暖めてくださってたおかげで、
ほっと一息つくことが出来ました◎

日中は、例の黒湯は混浴ですので、ひとまずここは「ラムネ風呂」に向かいます。

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     男湯です。「ひょうたん風呂」

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     男湯には、この回廊を通って行きます。

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     女湯です。

実はこのラムネ風呂が凄いんです・・・
翌朝誰も入っていない湯船を見ると、泡だらけになっているとか!?

真偽のほどを確かめるために、時計を朝の5時半にセット!
夜中、雪風ひどく、窓ガラスのがたがた言う音などでなかなか寝入れなかったのですが、
朝5時半には難なく起床!!(←いつもは朝弱いのに・・・^^;)

真っ暗な中、検証しに行ってまいりました!!

館内・・・大正造りのお宿はかなり古いです。ところどころ電気もついていません。
外は真っ暗、雪風でガタガタ。。。

たどり着いた先のラムネ風呂、あわあわまでには至っておりませんでしたが・・・

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マグネシウム?の膜と、あわぼこがあちこちに!?

「これかぁ・・・」と、寒さも忘れ、しばし見入っておりました・・・。

このお宿、4種類の源泉を持っております。

このラムネ風呂(源泉名:玉の湯)は、
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)低張性中性高温泉
源泉温度51度 熱めですがちゃんと泡付きもあり、面白い温泉です^^

先ほどの黒湯(源泉名:顯(けん?)の湯)は、
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 源泉温度76度

貸切風呂の鷲の湯は、いわゆる「純重曹泉」で、
ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 源泉温度45度

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もひとつが、いわゆるプールの湯 ※ここだけ未湯
今時期は湯量が少ないらしく、プールもお湯が張っておりませんでした。

どなたかが形容してらっしゃいましたが、
「館内まるで迷路を歩くがごとく縦走し、お風呂に入りに行く」・・・
そんなことばがぴったりの古の旅館・・・。

翌朝、隙間から廊下に吹き込んだ雪だまりを発見し、
「・・・。寒いわけだよ・・・」

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お食事ですが、美味しかったですよ!

女将さんが、17時半ごろにまず声を掛けてくださるので、
それを狙っていくと、熱々の天ぷらがいただけます。

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それを逃して時間通りの18時に大広間に来ると、
お料理が冷え冷えになってしまうので注意が必要です。
特に冬場は冷えるのも早いでしょう・・・。

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「お料理が冷たかったって、(ネットに)書かれてねぇ~
 でも声掛けたときにすぐ来てくれれば、あったかいのにねぇ~」とは女将さんの談。

なるほど・・・^^; おっしゃるとおり。

今度こちらにお邪魔する際は、焼肉八兆さんもお近いことですし、
湯治部利用もいいですね~♪

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翌朝は、見事に雪景色の東鳴子温泉でした^^

西の別府、東の鳴子・・・、
鳴子は、もっともっと脚光を浴びてもいい温泉地だと思います、
日本にある9種類の泉質のうち、放射能ラジウム)泉以外全部の種類が鳴子にある・・・
源泉数も野湯などを含めれば3000を数えるとか・・・!?
既に魅力に引き込まれつつあるワタクシです。。。

また、素敵な湯仲間たちが集う、
いわば温泉好きの聖地かもしれませんネ^^

(2009.1.10宿泊です)
雰囲気★★★
お風呂★★★★ 基本的に、個性的なお湯は大好きです☆  
お食事★★★
お値段★★ PRICE 10,000円 二階ぼたんの部屋
総 合★★★★