** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

小梨の湯笹屋(離れ)*長野県松本市白骨温泉

白骨(しらほね)温泉といえば・・・あの事件がまだまだ記憶に新しいところかもしれませんが、
私はこの温泉地、いえ、端的に言えば、笹屋さんが好きです。

 

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訪問は・・・かれこれ4回目になります。
今回は日本秘湯を守る会の11泊目無料ご招待でお伺いしました。

 

「お客さんがわざわざ11泊目に選んでくれたのだから、
 お宿でいちばんいい部屋にお通ししてあげなさい」とは、
秘湯の本か何かで見た、会長佐藤好億さんから会員宿への言葉・・・

 

実際にこういう場面には出会ったことはないのですが、
(たまたま上部屋が空いてなかったということもあるでしょうし^^;)
この笹屋さんは、新しく造った離れの、それも真ん中、両側空室のところに泊めてくださいました。

 

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お部屋からの眺望はちょうど、一枚目の画像の斜め裏手から、眺めおろす形になります。
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     屋根のツノツノ(笑)は後ろ側にも付いていたのですね、クラウン(王冠)みたいですね♪

 

7月頭に訪問したので、季節柄、やまぼうしの花が満開です。

 

山へと向かって旅をすると、
街中ではもう見られなくなった季節の花々が、まだ綺麗に咲き誇っていたりします。
そんな彩りを見ると、旅に来て、なんだか得をした気分になるのは私だけでしょうか^^
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さて、笹屋さん。
有名なあの半露天風呂をふたつ、まずご紹介します。

 

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上が殿の湯、下が姫の湯です。
昼過ぎ早めのc/iならば・・・写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、
悔しいですが殿の湯の方が光の入り加減、開放感、いずれも勝っておりました。。
(今回は、間違って入ったのではないですよ(^^ゞ)

 

あまり差異はなさそうに見えますが、
お風呂の縁(へり)のごつごつ感がちょっとずつ違いますね~

 

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     こちらは姫の湯の方ですが、さすが「白骨」たる所以!(その他「船」説もありますが)

 

今回は、今まで浸かるだけで「はぁ~♥」っとなっていたのですが、
ソムリエさんらしく(笑)五感を使って堪能して参りました。

 

そのなかでも、今回結構面白かったのが、
浴槽の内側についていて、触るとぽろぽろ取れる、この成分(カルシウムですよね?)たち。

 

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これが凝固していくと、この骨たちになる!?

 

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泉色はそんなに濃い色ではないのに、
すごい凝固成分ですよね。。

 

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そしてもうひとつ、忘れてはいけないのが、「小梨の湯」:貸切風呂です。
やっぱりご家族や親しい同士で温泉に行くときは、
貸切風呂があるとないとでは楽しさ半減!?しますよね。

 

こちらは、入り口から浴槽がある場所までのアプローチもいいです。

 

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          小さいですが、周囲の白樺の木立も気持ちの良い、露天風呂です。

 

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     アヒル隊長ゆるり~&姫アヒルとも思う存分一緒に入浴可能です(笑)

 

温泉を堪能したあとは、お待ちかねのお夕食!
笹屋さんでいただく馬刺しは、長野の温泉宿ではいちばんだと私は思います。
(本当は、熊本でいただく馬刺しがいちばんお気に入りですが・・・^^;)

 

そしていつも、囲炉裏のあるお部屋でいただけます。
(囲炉裏端以外の食事どころもあります)

 

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ご馳走がずらり~と言うわけではなく、暖かいものはひとつずつお持ちくださいます。

 

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      馬刺し                 信州名物そばがき       ウルイのおひたし  
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     地元のなんとか豚のしゃぶしゃぶサラダ。
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     山女のみそ焼き          山菜の天麩羅(このくらいでちょうどいいかも♪) 〆のご飯

 

そして、女将からサービスでいただいた冷酒が、とても美味しかった♥
あとで銘柄をお聞きしたら、このお酒でした。

 

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     『酔園(すいえん)』地元安曇野の、EH酒造さんのお品でした。

 

朝食も美味しく、こんな感じです。

 

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     焼き魚も美味♥           笹屋の源泉で炊いた温泉粥


今回は、長野お住まいの温泉ソムリエお仲間のたかあき♪さんの情報で、
白骨から松本に抜ける道が工事中のため、しばらく使えないとのことで、
乗鞍方面から入りました。

 

本当は、松本の白骨に行く道の入り口にあるめっちゃ美味しいおやきやさん(さかた菓子舗)にも寄りたかったのですが・・・
それはまたの機会に~(T_T)/~

 

乗鞍方面はほんと久しぶりに通ったのですが、
可愛らしいパン屋さん(ル・コパン)があったり、そこでお茶できたりで、
楽しいドライブになりました。

 

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          このパン屋さんのご紹介はまた改めて~♪

 

  ★笹屋さんのこだわり★

①スリッパはありません(そのかわり足袋が用意してあります)

 

②アメニティグッズが充実してました
 ローションマスクがあったお宿は初です!
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    大きな手提げかばんにバスタオル・フェイスタオル、その他女性男性別にアメニティグッズあり

 

③c/oのときはいつも、靴を温めてくださってます
 高原の冷えた朝にはあったかい靴は気持ちもあったかくなります◎
 (真夏もやってらっしゃるのかな!?)

 

  ★余談★

実は・・・笹屋さんの離れに泊まりながら、普段TVなぞ見ないのについついTV欄を見たばっかりに、
『エヴァンゲリヲン「序」』を金曜ロードショーで見てしまいました(^^ゞ

 

初めて見たエヴァシリーズにもかかわらずかなり突っ込みどころ満載で
(多分それが策略?なのかもしれませんが)、気になる気になる。。
翌朝、白骨温泉のお土産やさんで見慣れない蜘蛛を発見し、
「シトだ!!」と盛り上がっておりました(笑)

 

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     新手の使徒!?(笑)


【小梨の湯笹屋サイト】→http://www.shirahone.org/sasaya/

 

(2009.7.3訪問です)
雰囲気★★★★★  
お風呂★★★★  源泉温度32.5度 
            ↑実はぬる湯だったのですね。。
            昔気になっていたあの音はやはりボイラーだったのね。。
            そうなると、源泉のみのお風呂があるといいですね~。。 

 

            泉質:含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型) 
            pH:6.5 溶存物質1,796mg/kg
お食事★★★★
お値段★★★   PRICE:28,500円(一泊二食付・大人ひとり 離れ「十石」禁煙)
          ※1名分は秘湯スタンプ帳のご招待
総 合★★★★

 

 ■立ち寄り湯■
 笹屋さん、立ち寄り湯も可能です。11:00~14:30まで※不定休 お一人様 600円
 c/iの15時には日帰り対応が終わっているのでやってない気になっていましたが・・・
 ぽんこさん・にょほさん、お知らせありがとうございました(^^♪

 ■日本秘湯を守る会相互で立ち寄り湯が可能■
 近辺の「秘湯を守る会」で、宿泊者向けに湯めぐりを許可しているようです。
 立ち寄り湯の出来ない福地温泉長座さん、かつら木の郷など、
 c/o時に申し出すれば大丈夫のようですよ☆ こういう相互サービスはありがたいですね^^

 ■笹屋さん「離れ」■(本音ベース^^;)
 今回は左右双方空いている状態で泊めていただいたので非常に快適でしたが、
 多分双方いずれかにお客様がいる場合は、かなり物音が気になると思います。。
 「離れ」にはつきものの、部屋露天風呂もありません。
 「離れ」ではなく「別棟3部屋」と言う表現がふさわしいかも・・・。
  (ホンネベースですみませんm(__)m)
 今度笹屋さんに訪れる際は、本館に泊まろう、と思いました。

 

最後に分析表を。
上をみて、泉温52.5度とあったので今まで気が付かなかったのですが、
最下段に、注意書きがあります。
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