** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

あの林文子さんが、横浜市長に!

先週末の大波乱選挙と同時に、横浜市長が行われていたのはつゆ知らず・・・
気づいたらなんと、あの林文子さんが市長さんに!!((・∀・;))ビックリ!

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     このお写真はちょっとコワそうですが・・・^^;

林文子さんの講演会を、縁あって二度、お聞きしたことがあります。

一回目は2006年8月【ダイエーCEO時代】

(当時の記事より)

昨日(2006年8月7日)丸ビルホールにて、トレンダーズサロン第四回 
ダイエー会長(CEO)林 文子さんの講演会を聞きに行って参りました。
今回は会場は約300名ほど、申込が多かったらしく抽選になりましたが、
めでたく当選したので行って参りました。

ずーっと著書やビジネス雑誌で見てから気になっていた方、
実際お話をじかに聞いてみて、更に人間としての厚みがある方だと実感致しました。

経歴が凄い方です。
高卒東レに就職、その頃は入社式で25歳になったら結婚して辞めるもの、と人事部長に言われ、
その後ひょんなことからホンダディーラーに自身を売り込みめでたく入社、
当時珍しかった女性セールスとなりました。
当時のショールームとは名ばかりで陳腐、男社会、セールスもとてもとても、
CS(カスタマーサービス)なんて言葉、あるわけがない。

そんな中で女性ならではの「おもてなしの心」でお客様をつかみ、
あっという間にトップセールスに躍り出た林さん。

その後は外車ディーラー(フォルクスワーゲンBMWのセールスを経験し、
BMW東京新宿店の店長に就任。
当時最悪だったお店を半年でみごと復活させ、
その後、今のダイエーの会長職にスカウトされた、と言う経歴の持ち主です。
(細かい点で齟齬があるかもしれませんがご容赦ください)

(2009.9.3追記)
その後の経歴は、東京日産自動車販売社長、そして今回の横浜市長です。

林さんのおっしゃった言葉を少しご紹介致します。

 ○一生懸命さは人の心を討つ

 ○部下の力を見出すのがマネージャーの仕事

 ○人が好き 人が喜ぶのを見るのが好き

 ○人の上に立つ人は立ち振る舞いが大事。日本の社長の半分は傲慢、半分は謙虚。

 ○会長として認めてあげようと、従業員に思ってもらって初めて名実共に会長になれる

 ○部下に、「あなたは何よりも大事」と言う。褒めるところは褒め、しかるところは思いっきり叱る。

 ○ホウレンソウこそ上司の仕事

 ○男は深堀しすぎる。落ち込むとなると、とことん落ち込む。女性はそうではない。

 ○上司と部下という間柄はとても麗しいもの。夫婦は抱きあってしまうが、仕事では磨きあう。
  だから麗しい関係。

そして最後に、ご自身の年齢は60歳!(現時点では、63歳)
 
ご主人はアーリーリタイヤメントされてご自宅にいらっしゃるそうです。
娘さんも、「お母さんならできるよ」といつも応援してくれたとか。

林さんのこれからやりたいことは、
頑張っている女性に向けて、エールを送りあいたい!とおっしゃってました。

日本の管理職に、どんどん林さんのような方が就いていただくと嬉しいなぁ、
そして人づくりをしていただきたいなぁ、と強くそう思いました。

そして、

二回目は2008年12月【東京日産自動車販売社長時代】


そのときの語録はなぜか、ブログで紹介しそびれてしまっているようですので、
この場を借りて、記させていただきます。

 ●好きだから、仕事をやっている。

 ●お客様は理屈でモノを買っていない、お客とセールスマンの世界
  =愛・友情・お互いさま・おもてなしの世界=双方が幸福であること

 ●男性(上司)をズバッと褒める。褒められると嬉しい。
  上に行く(偉くなる)ほど褒められなくなる。

 ●部下は上司を選べない

 ●店長が部下をもてなす。ホウレンソウは上司から。

 ●「褒める」の裏側には「叱る」がある
  (これは私も常々思っていることです。「(後輩を)きちんと叱れない」と言うのは、普段褒めてないから)

 ●職場はナマモノ(手を掛けなければすぐダメになってしまう)

 ●一緒に働く社員を幸せにするのが、社長の仕事


著書もたくさんあります。

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林さん、型にはまらずどんどんすごいことをやってのけてしまう・・・
ただただ尊敬いたします。。
横浜市民の方が、横浜市役所の職員さんがちょっぴり羨ましいです*^^*