何の本で読んだか忘れたましたが・・・
天国と地獄について書かれた話しがありました。
天国と地獄について書かれた話しがありました。
死んだと思った主人公が三途の川?に来ると、
門番に「お前はまだ死んではいないから帰りなさい」と言われたが、
門番のすぐ先には「天国」と「地獄」、それぞれの入り口がある。
門番に「お前はまだ死んではいないから帰りなさい」と言われたが、
門番のすぐ先には「天国」と「地獄」、それぞれの入り口がある。
主人公は、
「折角ここまで来たのだから、天国と地獄を見てみたい」というと、
門番は「それもよかろう」と許可を与える。
「折角ここまで来たのだから、天国と地獄を見てみたい」というと、
門番は「それもよかろう」と許可を与える。
主人公が見た天国と地獄とは・・・。
最初に地獄を見てみた。
丸い大きな円卓に、食べ物が潤沢に置いてある。それを地獄の住人たちが囲んでいる。
「なんだ、地獄も思いのほか、いいところじゃないか」
円卓の中心においてある食べ物は、置いてある大きな大きな箸で取って食べなくてはならない。
一生懸命、地獄の住人はその大きな箸で食べ物を取り、口へ運ぼうとするが箸が長いためにうまくいかない。
そうこうしているうちに隣人たちと争いになり、凄惨な殺戮が始まってしまう。
「これは本当に文字通りの地獄だ」と主人公は思って、次は天国を覗きに行く。
覗いた天国は意外なことに、先ほどの地獄と同じようなシチュエーションだった。
丸い大きな円卓に、食べ物がたくさん、そしてそれを天国の住人たちが囲んでいる・・・。
天国の住人たちは大きな箸を手に取ると、
「○○さん、おなかが空いたでしょう、こちらをどうぞ召し上がれ」と、
自分の向こう側に居る人たちの口へ、食べ物を運んであげている。
「ありがとうございます、あなたもおなかが空いたでしょう」と、
代わる代わる相手の口へ食べ物を運んであげている。
天国の住人たちはいつもお互いが幸せでおなかいっぱい。
地獄の住人たちはいつも空腹で争いばっかり。
この時期にふと、思い出した「天国」と「地獄」のお話でした。