三重の酒と言えば…
日本酒好きな方なら「而今(じこん)」、と答えるでしょう。
私もそうでした、
三重と言えば、而今。
でも…
三重にはいろいろな個性ある酒があるんだな!と学ばせて貰ったのが、
日本橋街大學の「三重の酒クラス」
会場は、日本橋三越前の『三重テラス』2階。
2014年の春学期に催されたそれは、
毎回毎回、三重の蔵元さんをお招きして、
こだわりのお酒・酒造りの話、ティスティング。
②伊賀・森喜酒造場 『るみ子の酒』
③伊賀・大田酒造 『半蔵』
④後藤酒造場 『颯(はやて)』
酒造りって、ホント情熱以外の何物でもないんだ~。。
なんとなく、そう思わずにいられなかった、4つの蔵元さんのお話。
4月~5月まで、4日間の講習をお聞きし、ティスティングもさせていただいたあとは、
いよいよ!? 待ちに待った現地でのフィールドワーク!
朝10時に、伊勢若松駅集合。
もちろん、行ったことない駅です(笑)
そのためには、東京駅を7時ちょうどの東海道新幹線に乗らねば!(*_*)
案の定、爆睡の果てに辿り着く、名古屋駅。
そこから乗り換えて…
まずは、伊勢若松駅から、
①清水清三郎商店さんへ、徒歩移動~♪
(15分くらい?)
入口は、あっちだよ~と地元の方に言われ~
清水社長さん、待っててくださいました♪
酒蔵見学、そして、試飲…
この日はなんと!! 「26BY」をいただきました!!
※BYとは、酒造年度(Brewery Year)、酒造りは7月からを1年と数えます◎ということは… この日は7月第一週の土曜日、
7月に入ってまだ1週間も経ってない間に絞ってくれた、
搾りたての日本酒=26BY!
清水社長、ありがとうございます…m(__)m
この中は、夏でもさぶ~い冷蔵庫。。
清水社長、いろいろお話してくださいました、
サッカーワールドカップで、ブラジルまでヒデ選手の「N-BAR」オープンのお手伝いに行ってらしたこと、
イグアスの滝が、50年ぶり?の大雨で、ただの大濁流になっていたこと、
そして、日本酒=日本の文化を広める人が現状まだまだ少ないこと…
一番心に残った話。
(備忘録として…)
ワインの「ソムリエ」と日本酒の「きき酒師」では、
前者のイメージがあまりにも素晴らしいこと。
ワインを通して、ライフスタイル全般を伝道・指南する人のようなイメージが大きい中、
きき酒師は、単にお酒を利き比べているだけ?のような感じ…
日本酒の輸出量は80億(うち20億が獺祭)、
フランスワインは桁が違う。
こんにちの日本には、「日本酒の素晴らしさ」を世界に伝える人が少ない。
日本酒が引き立つお料理、日本酒が引き立つ風土、
日本酒が引き立つテーブルコーディネート…
そして、和服やヤマトナデシコの立ち振る舞い。
それら日本の文化すべてを取り入れて、日本酒の素晴らしさをどんどん発信していかないと…
ワインと一緒に、フランスの文化を伝えられるのが「ソムリエ」、
日本酒と一緒に、日本の文化を伝えられるのが「きき酒師」、
そうあるべき、なんでしょうね、きっと…。
清水社長のお話、ずどんと来ました。
土曜日10時から午前いっぱいを清水清三郎商店さんで過ごし、
お昼は、そのまままた徒歩で、『魚長』さんへ~
あなご料理で有名な『魚長』さん。
お酒はもちろん、地酒の作or鈴鹿川。
穴子のセット。
結構、御飯もボリューミィ。。
そして、追加料理をいくつか。
そしてこれが、噂の「(そんなことしたら)まずいでございます。」と女将に言わしめた、
穴子のお茶漬け(笑)
食べ歩きストのマッキー牧元さん曰く、
これは絶対美味しいよ、まずいと言われたら試してみたくなるよね?と、
早速女将さんの目を盗んで実践…(笑)
お茶をあまり入れ過ぎないのがポイントです、
旨いです(笑)
まったく違和感なく、美味しくいただけます◎
だって、セットについてる薬味、
これって明らかに、お茶漬け用の切り方・具材ですよね…(笑)
美味しく楽しくいただいたあとは、
ここからこんなデラックス!なバスで移動~♪
伊賀までひとっ飛び。
『森喜酒造場』さんへ到着☆
あいにくとるみ子社長はご出張中で、
るみ子さんのご主人が対応してくださいました。
(左)昭和の頃から使っている琺瑯タンク (右)もと擦りをやるときの、半切りと櫂棒
元気な田んぼも見せていただき…♥
本日の、るみ子の酒、ラインナップ。
そしてテーブルの下には、ラムちゃんが陣取り(笑)
このラムちゃん、みなさんが見学に行こうとする先の要所要所でお出迎え。
…かわゆす♥
またこのラムちゃんに会いに行きたいでーす\(^o^)/
さかずきんちゃんも、かわいすぎる◎
そしてまた、デラックスバスに乗って、(記憶がないうちに)一路、伊勢市駅付近まで。
ホテルは、駅前の伊勢シティホテル。
そこから、本日のお夕飯会場まで、車で乗り合い。
『新割烹 柚子』
伊勢の旨いものが、築地や京都に流れる前に、
店主が仕入れて来て下さるのだそう~!
「伊勢湾あわび会席」
鱧、お刺身(イサキ、マゴチ、スズキ、クロムツ)、オオギベ(フライ)、
合わせる地酒は、
メニューには、鉾杉、八兵衛、義左衛門、伊勢誉、宮の雪
プラス、神の穂
最後に、お味噌汁とごはん。
1次会、これにて終了~♪
…と言うことは、2次会、ハイ、ありました~(笑)
「日本三大居酒屋湯どうふ」を求めて、
再びタクシー。
『一月家(いちがつや)』
初めて聞いた、「盆汁(ぼんじる)」
壁のお品書きには、一切お値段書いてません(笑) 時価!?
そして、昭和の食卓。面白いですね(笑)
あれこれいただいて、多分10名くらい?で、いくらになるかと思ってたら、
なんと、このお値段(@_@)
10,500円!
大変ごちそうさまでございましたm(__)mm(__)m
さて今回は、
折角、伊勢の方まで久しぶりに足を延ばしたと言うのに、
フィールドワーク、二日目スタートを待たずに帰らなくてはなりません。。
朝4時起床、朝着付け、5時半出発。
伊勢市駅から。
赤福にも目をくれず、オレンジ色の電車のシートにうずもれ、
(注:帯は前の方にもってきてしまいます、降りたときにまた戻せばよいので◎)
名古屋乗り換え、品川乗換、そして椿山荘へ~。。
途中、ぱっと目が覚めて車窓から眺められた富士山。
よく私、2日も早起きしたなぁ(笑)
自分で自分を褒めてあげたい気分になりながら…
さて、この続きは「浴衣で300人 國酒の宴」に続きます!?(笑)
(三重の酒クラスフィールドワーク、おしまい☆)