新潟に、美食宿が出来ました。
お酒が好きな方にも、グルメな方にも、
そして温泉好きな方にも
自信を持って、郷里に出来たこのお宿を紹介します。
旧『高七城』を買い取り、リノベーションし、
新しく上質な湯宿としてスタートした、自遊人の宿、『里山十帖(さとやまじゅうじょう)』。
このお宿に行くには、東京から新幹線で約1時間ちょっと、
越後湯沢駅からタクシー(要予約、片道3,000円)で20分ほど。
右手に、巻機山(まきはたやま)を眺めながら、大沢山温泉へ。

大沢館、幽谷荘を過ぎて、更に上へ。
ここが、『里山十帖』

古い旅館をリノベーションしているので、中はとても広い。





今回のお部屋は、3名利用で304号室。


浴衣でもなく作務衣でもなく、纏いやすい室内着。

温かいガウンも。

なにはともあれ、まずは自慢のお風呂へ行ってみましょうか…。

実はこのお風呂が出来てからは、初めての訪問。
以前は、プレオープン中のお邪魔でしたので、
岩造りの露天風呂が2つ、それぞれにありました。
遠くに眺めるは巻機山。
浴槽に身を沈めてみると…
なんとまぁ、絶景だこと!!!

この日はアーリーチェックインプランを使い、14時にc/i。
早い時間に一度浸からせていただいたこの青空の景色と、

トワイライトタイムのこの景色の色合いがまた、美しくて。
内風呂は手を入れず、昔のまま。
ただし、以前より、新湯投入率もあげ、ほぼ掛け流しと同様になったとか。

気ままに絶景お風呂に浸かり、
気ままにお昼寝をし、お茶を楽しみ、
待つは夕食の時間。。
今回は、食堂ではなく個室でお願いしてみました。


メニューが並んでます。

気になるは、こちらのメニュー。
「自然派日本料理と自然派新潟ワイン&限定酒のマリアージュ」

こういうの、待ってました、
とても嬉しいし、こんな機会、滅多にありません。
すかさず、オーダー。
『フェルミエ』のシュワシュワ

巻の、カーブ・ドッチ敷地内にある、ワイナリーのひとつです。

これには、
五穀豊穣:新潟 季節の恵みの盛り合わせ

海と山 そして里の出会い:季節の小さな握り

これはなんと、茄子とノドグロ!!
これには、
『鶴齢』純米吟醸 生原酒(魚沼限定)

新潟は伝統野菜の天国 かぶ

これには、
『水の綾』 ドメーヌ・ショオ

香箱蟹 カリフラワーの蟹味噌クリーム添え!

ぷりっぷり! 透き通っている白子

香茸とココナッツクリームのへぎそば!

そしてここで、
「ごはんが炊きあがりました~!」と御鍋ごとテーブルへ。

まず、蒸らさないまえの、アルデンテなご飯を食べて欲しい、と持って来て下さいました。

…文句なく、美味しいです◎
もちろんこのご飯は、あとで充分蒸らされたあとで供されました^^
蕪って…
こんなに種類あるんですね(笑)

山北産 焼畑農法 赤かぶのグリル

海、山、里の取り合わせ 八寸

このローストビーフがまた美味しすぎる…
『ラグレアブル・ポアゾン2012』
こちらも『フェルミエ』から。



ちょこっとお口直し。

えちごもちぶたの杉の香スモーク 杉塩を添えて

これには、八海山の貴醸酒を


ごはんが、しっかり蒸らされたあとに出て参りました…
実はメインディッシュ、ごちそうごはん。

このつやつや感から、美味しさが伝わってきます◎
本日のパティシエプレート

新潟は、もともと地酒王国ですが、
ワイナリーも昔から県内何か所かあるのです。
新潟で、美味しい海の幸山の幸をいただいて、
それに地元の日本酒やワインをグラス単位でいろいろ楽しめる…
(ほとんどがたまたまですが、口空けでした!m(__)m)
これは、ハマります!
ご満足の夕食をいただき、
夜、露天風呂から星々を眺め(本当に綺麗!)、
あとはゆっくり眠るだけ…。。
翌朝。

新潟らしい、灰色の空。
朝食。

この黒くて丸い鍋は、お味噌汁を「作る」お鍋。

手前に味噌玉、そしてお野菜少々。

雪下人参ジュース。人参が、甘いのです。
鰯の煮付け

こうやって見ると小さそうですが、案外ぶりっとおっきな鰯くんです。
朝食のメニュー。

外は雨、干された大根も少し濡れた模様。

c/oはゆったりの11時。
ラウンジで珈琲を煎れたり、温泉に浸かったり(10時まで)、
ベッドに横になったり。
季節を変えてまた来たい!
そう思わせる美食宿の誕生です。
お忙しく日々を過ごしているお酒の先生方にも、
「温泉行ってのんびりしたいの、どこかいいところない?」と聞かれたら、
間違いなくまずここを薦めます。
もちろん、
「自然派日本料理と自然派新潟ワイン&限定酒のマリアージュ」も、
漏れなくお薦めいたします^^
【里山十帖HP】→http://www.satoyama-jujo.com/
※土日は早くから混みあっています。
(分析書)
