日本酒の年度替わりは7月1日=「さけましておめでとう!」
最近よく日本酒のラベルに、
「28BY」「26BY」などと言う記号が書かれています。
「BY(ビーワイ)ってなぁに?」と言う質問も、
よくいただきます(^^;
BY=酒造年度の説明としては、
「Brewery Year(醸造年度)」の略。
醸造年度は、今年7/1~翌年6/30が一年度。
「2018年(平成30年)7月1日以降に搾られたお酒が「30BY」」
「7月1日以降に出荷されるお酒」ではないんですね~
例えば、
ひと夏寝かせて熟成させ、9月以降に発売される「ひやおろし」は、
お酒として搾ったのが6月30日以前のため「29BY」となります。
…ということで、
日本酒業界は、7月1日が年度替わりで、
まさに、あけましておめでとう!の酒バージョンの、
「さけましておめでとう!」の日。
そんなこんなで、
各地でさけおめイベントも、
7月1日付近に多くみられるようになりました◎
そして、
最近はよく見かける「XXBY」ですが、
昔はあんまり見かけませんでした。
その理由としては、
*まず日本酒は出来上がってから1 年以内に飲みきるのが慣習だったので
年度表示の必要性が少なかったこと。
*次に1 年近くたった日本酒に新酒をブレンドしたり、
出来たばかりの新酒に古酒をブレンドしたりして、
一年を通して香味がブレないように調整することがあり、
この場合「酒造年度(BY)」表記が出来なかったこと。
*日本酒業界では、ワインでいう「ヴィンテージ(生産年度)」や
「熟成」の概念が低く、「新酒」、「しぼりたて」のような
新しい商品が良いという認識が消費者間で強く、
「酒造年度(BY)」を表記することで
古い日本酒(又は価値の低い日本酒)と捉えられるのを嫌ったこと
などが理由として挙げられるそうです。
(引用:NPO FBO研究レポート)
ん? ちょっと待てよ?!
来年は元号が変わる年。
来年になると、31BYとは言わず、何と呼ぶようになるんだろう!?
…正式発表を、待ちましょう(^^)/
さ、30BYはいつ飲めるかな!?