** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

神乃湯*長野県諏訪郡下諏訪毒沢鉱泉

毒沢? なんだかオソロシゲな名前だこと・・・と思っていたら、
武田信玄公が金の発掘の際に見つけた鉱泉、
また、けが人の治療にも使った鉱泉、
それで一般庶民を近づけないために、わざと「毒」と名付けたとか・・・。

 

由布姫のふるさと、諏訪の山間にある鉱泉です。

 

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『神乃湯』さんは、日本秘湯を守る会のお宿、
この冷泉を口にすれば、そうだよなー、って文句なしで納得してしまいました。

 

この冷泉、ひしゃくですくって飲めます。

 

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ペットボトルで1.8ℓ一本500円でも売っていました。
かの昔は、薬として認可を受け、販売していた時代もあるほど、とか・・・。

 

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お味ですが、私は「美味しい!」と。
レモンをぎゅーっと絞ったような、でもグラスに入れて氷を浮かべたら、
そのまま何かのカクテルにでもなりそうなお味です。


お風呂は女湯と男湯とふたつしかありません。
冷泉を沸かし滔々と攪拌している茶色の湯船と、
冷泉100%の水風呂が併設されています。

 

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R氏も言ってましたが、
「もともと源泉温度が低いものを暖めるのはしょうがないとしても、
 源泉そのままの状態で浸かれるようにしておいて欲しいよね」

 

その通り!
まさにここはその理想どおりのお風呂でした。

 

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     ※左の茶色の湯が沸かし湯、右の薄い透明な茶色が源泉です


当日、どうもテレビで取り上げられたらしく、
日帰りのお客様で夕方近くまで混みあっていましたが、
温泉はこの通り、人数制限をしている模様です。

 

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立ち寄りは、朝10時から夜9時までの入浴です。

 

宿泊者専用の、ちょっとした貸切風呂でもあると嬉しいのになぁ・・・。


そうそう、お料理が目にも楽しく美味しい品々でしたよ♪

 

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籠に盛り付けているんですよね、
お洒落です♪

 

ちなみに、宿泊料金は10,000円でおつりが少し来るほど。
このロケーションでこの泉質、
それでもうちょっと人の出入りが少なければ最高!って、欲張りでしょうか(^_^;A

 

下諏訪駅からだとタクシーで10分くらい、約1,000円です。
バス停も少し歩けばありそうですが、なんせバスがない・・・。
送迎もしてないようなので、タクシーをお薦めします。



下諏訪の街中で、新宿からの高速バスから立ち降りた際、
向こうから自転車に乗ってきた学生さんが、
野球帽を取り、私たちに「こんにちは!」と挨拶して通り過ぎていったことを思い出しました。

 

清々しくて、いい思い出です^^


【神乃湯HP】→http://www.kaminoyu.com/

 

雰囲気★★★
お風呂★★★    泉質:含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉(酸性低張性冷鉱泉)
          pH2.5 泉温 10.0℃
お料理★★★★
お値段★★★★★  PRICE:9,500円(一泊二食付)

 

総 合★★★★

 

*マッサージ器がいっぱいありました! あのふくらはぎをぎゅーってやる器械、いいですね・・・。
 (後日談↑買ってしまいました・・・コレです
*裏手に、龍神様を祀った社がありました
*お宿のご主人は、薬剤師・針灸師・温泉療養指導士の資格を持ち合わせたお方です