東北の春は遅い…
特に今年は雪が深く、4月の下旬、GW間際になってもこの白い世界。。
湯治場の雰囲気も残しつつ、古き良きたたずまいの母屋。
一日一組、今日は私たちで貸切です。
c/iはいつも14時前後。
女将さんは、何時でもいい、近くなったら電話を寄越しなさい、と言ってくれます。
到着時間に合わせて、暖房を焚いてくれたり、
お茶の準備をしてくださったり。
お布団も、お部屋にもう敷いててくださるので、
ゆっくりお風呂に浸かったら、御夕飯までごろん、です。
その歴史は古く、心地よい。
この足元自噴の名湯、
本当は つい先日まで、にごり湯だったのだ。
先日…そう、東日本大震災で大地が揺れる日までは。
ちなみに、以前のお風呂。
2010年10月撮影。
2009年9月撮影。
お気づきになりますでしょうか、
にごり湯が透明になったことと、あともう一点、ほこらが無くなっています。
地震で壊れたのではなく、
木が少し朽ちていたので、昨年秋に外していたのだそうです。
今回残っていたら…もしかしたら湯舟にダメージを与えたかもしれなかったですね、
正しい選択だったと思います。。
湯が透明になった…。
それはすなわち、湯が新鮮になった、ということ~
つまり、にごり湯でも湧出時の温泉は透明。
地上に出てきて空気に触れたところから酸化が始まり、濁っていく…。
以前は濁ってて見えなかった、足元のぶくぶく湧出元。
こんなふうに~
足元からぶくっと沸くのです。
そして前よりも、湧出量が増えました。
細かな泡付きがよくなりました。
そして前よりも、湯に力が増した気がします。
細かく浮いてた茶色い湯の花はみえなくなりました。
湯量が豊富になったおかげで、
湯舟に投入していた湯口がありません。
なんと…ホースのまま横に投げて捨ててます…
このお風呂は湯温38度。
この絶妙な温度加減に、いつも寝入ってしまう。。
1時間でも、2時間でも、ずっと入ってられる極上湯です。
もうひとつ、小さな女性用のお風呂があります。
こちらは湯の花は健在! でもぬるめなので、もう少し暖かくなったらかな…。
さて。
滝川屋旅館さん。
湯も良ければお料理も良い!
山菜天麩羅
極上福島磐梯牛のすき焼き。
多分このクレソンは自家製ね…。
お野菜&きのこたっぷり!
女将さんはいつも謙遜なさって、
田舎料理だけど~とおっしゃいますが、それがまさにごちそう!
どれを食べても真面目に美味しい! 感動します。
本当に、おなかいっぱいになるので、小食の方はちょっと注意が必要かもしれませんネ^^;
朝ごはん。
確か…ワカサギ?
そしてまたc/oまでのんびりと~
山の雪空が…
晴れてきました。
【滝川屋旅館HP】→http://takikawaya.com/
★過去記事はこちら★
〔三回目〕滝川屋旅館*福島県横向温泉下ノ湯(再々訪)→http://p.tl/Jfph