** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

水月ホテル鴎外荘(すいげつほてる おうがいそう)*東京都台東区上野鴎外温泉 ※2020年5月末閉館

東京都認定第一号温泉が、その幕を閉じました。

水月(すいげつ)ホテル 鴎外荘(おうがいそう)』

その名の通り、森鴎外ゆかりの地でした。f:id:seasonsgreetings:20200605001452j:plain

 

上野公園のお隣にあって、外観はもはやビジネスホテル。

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 だけれども、この鴎外温泉は、東京都認定第一号温泉♨

歴史ある名湯なのです。

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入口はこちらから(うーん、ビジネスホテル…)

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目の前にこのアーチが広がりますが、

右手に折れて、フロントで受付を。

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フロント前のロビー。

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以前一度、立ち寄り湯で寄ったことはあれど、宿泊は今回が初めて。

フロントでキーを預かり、エレベーターで上へ。

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お部屋はツイン、

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 窓の外は上野公園エリア。

さすがに動物は見えませんが、

象さんが「パオ~~ン」と鳴いているのが聞こえましたよ。 

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 きっと今は、世界一しあわせな動物園なんだろうなぁ…

(動物さん的にはストレスゼロ、きっと…)

 

浴衣はレトロな感じ。

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 着替えて、さっそく湯処へ。

(湯処に行くには、フロントを通ってエントランス前を通っていくことに)

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この右手に、鴎外荘があるのですが、

夕方どきはお食事で使われているお客様も多く、

翌朝、c/o後に見学することに。

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なびく旗の間を抜け、別棟のドアをくぐり、レストランの脇を抜け2階へ。

はじめてだと、ちょっと迷うかも。

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入浴時間は、朝6時~10時、11時~23時。

朝晩で男女入替制。

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「福の湯」=大理石風呂。

もう片方「檜の湯」の湯舟よりおっきめ、倍くらいの大きさはあるのかな。

おっきいだけあって、ちょっとお湯がぬるめだったのは残念…。

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大理石が、いい色に色づいてます…♨

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もうひとつは、「檜の湯」=その名の通り、檜風呂。

古代檜の漆塗の浴槽なのだそう。

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壁の模様からすると、

なんだかこっちが大理石風呂?と思ってしまいそうな感じですが…

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以前、こちらに入ったときも、湯温熱めでちょうどよかった!

鴎外温泉、鉱泉なので、沸かしながらかけ流し…

この努力に敬意を表します…。

結局この滞在中、温泉に3回浸かったかな…

3回浸かってようやく、

「嗚呼、やっと温泉に浸かれた…」という実感が沸きましたよ…。

なんて言ったって、3月以来、2か月ぶりの温泉ですもの!!

 

日中に象さんの「パオ~~ン」と言う鳴き声が聞こえたほかは、

至って静か…。

夜もぐっすり、眠れました◎

 

翌朝。

本当は朝食も無しのプランだったのですが、

お宿からのサービスということで、「朝食に牛丼が食べられます」と。

 

牛丼?朝から?? ちょっとヘビーじゃない?(^^;と思ったのは本音、

でも夕食どきのレストランも予約でいっぱいでしたし、

このお宿でお食事をいただくのも最初で最後かな、と言うことで

有難く頂戴することに。

 

お宿のレストラン、『京料理 沙羅の木』 

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朝食の牛丼はこちら。

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まぁ~♪ お上品な牛丼!

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 「当館が用意しておりますご朝食は、
黄綬褒章受章~現代の名工~大河原実総料理長監修のもと、
チームが心を一つに調理した、国産牛を用いた『牛丼』です」

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初夏の眩しい日差しを感じながら、

ゆったりと朝食をいただき~。。

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さて、c/oしたあとに、森鴎外旧邸を見学。

宿泊客は入館料は不要。

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そしてお土産は、「水月ホテル鴎外荘の湯」

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HPには、「鴎外荘を残すために、体力あるうちに閉じる決断をした」と。

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いつかそのうちまた、この名湯に浸かれることを願って。


(分析書)

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ohgai.co.jp

 

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