** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

岩の湯*長野県須坂市仙仁(せに)温泉 【前編】(現:花仙庵 仙仁温泉岩の湯)

恐らく今最も予約が取り辛い湯宿のひとつ、
長野県須坂にある仙仁温泉『岩の湯』さん。

 

11ヶ月前の予約の甲斐あって?先週ようやく訪れることができました。

 

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行った方が口々に、「あそこは良かった!」とおっしゃる岩の湯さん。
その理由を確かめたく・・・、今回足を運ぶことに致しました。

 

日本秘湯を守る会のお宿です。

 

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今でこそ、「憧れの湯宿系」のお宿にリニュアルされてますが、
その昔はそれこそ一泊8千円の本当に「秘湯の一軒宿」だったとか。

 

経営者の方の心意気で、まず従業員が心から喜んで仕事が出来るようにした、と言う岩の湯さん。
(リッツカールトンの経営理念と通じるところがありますネ^^)

 

岩の湯さんの企業理念は『我が社は幸せをアートする』。以下、経営者の方のお話です。

(前略)
ふつう、旅館の仕事は土日の休みはない。
かきいれどきの盆暮れ正月クリスマスの休暇もない。
これでは社員が自分の家族と幸せに過ごせません。

(中略)
お客様には申し訳ありませんが、
盆暮れ正月クリスマスを含め、私どもでは年間二十七日の休館日をいただいております。

私は社員に言いました。

「こんな山の中の小さな一軒宿で仕事しているんだから、
 自分たちがいちばん欲しいものを手に入れよう。
 業界の常識を見るのではなくて、時代が求めているものを提供し、
 自分たちが本当にしたい商売をしようじゃないか。
 その代わり、営業日には必ず十九室をいっぱいにしよう

・・・(後略)

 

そんな金井辰巳社長の貴重なインタビューの続きはこちらから
長野県商工会議所だより ※リンク先不具合修正しました(2008.1.24)
http://www.nagano-cci.or.jp/tayori/675/ts_675.html

 

お湯的に言いますと無色透明・無味無臭
色つきのカラフルな温泉に慣れ親しんだ最近では、
温泉風呂にジャグジーが付いていたり、逆に新鮮なオドロキでした。

 

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この岩の湯さんが、云われに寄ると、「上杉謙信公の隠し湯」
奇しくもこの前日宿泊した諏訪の毒沢温泉『神乃湯』さんは「武田信玄公の隠し湯」
川中島古戦場も通りましたが、結構『風林火山』な旅になってしまいました(笑)

 

お料理のお話やお部屋のお話もしないとなので、
それはまた改めて別記事にさせていただきます^^

 

岩の湯*長野仙仁(せに)温泉 【後編】はこちらから

 

【日本秘湯を守る会 仙仁温泉 岩の湯】→http://www.hitou.or.jp/reserve/hy_bacstse.php?dir=ni129
※紹介されているサイトは数多くありますが、HPは残念ながらないようです。