「いままでで一番良かったお宿… 『長座(ちょうざ)』さんでしょうか。」
草津『つつじ亭』に2002年に泊ったとき、
仲居さんに訪ねた問いの答えがそれ。
「福地温泉」と「長座」というキーワード。
その時からずっと気になって、
2009年に初めて長座さんに泊らせていただいて、
そして、三年ぶりに2012年、二度目の訪問。
つつじ亭の仲居さんが言っていたという事実を、
暫く忘れておりましたが、この度、泊らせて頂いて、
ああ、なるほどな…。
最初から「ここは素敵なお宿よ!」と言ってしまうと、
あとがつまらなくなるかもしれませんが…
草津の名旅館の仲居さんも薦めるお宿、長座…
その雰囲気を、エッセンスを少しだけでも感じていただければ…。。
* * * * *
福地温泉に行くには…新宿から高山行きの高速バスに乗り、
平湯バスターミナルから路線バスに乗り継ぐのですが、
「福地温泉口に停まるバス」と、「福地温泉の中まで入ってくるバス」と二通りあり、
前者の「福地温泉口に停まるバス」に乗ってしまうと、
目指すべき目的地の福地温泉の御宿まで、
てくてく、てくてく、こんな緑の景色を見ながら歩くことになります。
途中、お花を見たり。
飛んでくるバッタに驚いたりしながら、
目指すは今日の御宿、『長座』さんへ。
一度歩いたこともあり(…ということは、前回も福地温泉口で降りたのだな…^^;)、
慣れた道を、てくてくと。
もうじき長座さんに到着~と言うところで、あら? なんでしょう、これは。
HEARTLANDの看板。…ビールですね?
なんだかとても気持ちよさそうな雰囲気。…なんだろう?
よくわからないこともあって、そのまま、まずは長座さんの暖簾をくぐることに~
相変わらずの、この回廊。
相変わらずの、この雰囲気。
「やっぱり、なんだかいいわね。」
思わず、そう言ってしまう、空気感を持つ御宿、長座。
実は今回は、日本秘湯を守る会の、11泊目の御招待で使わせていただくことに。
2009年に訪れたときの印象がとてもよかったので…
通していただいたお部屋は、
あれ…?
なんか見覚えあります。
3年前と同じ、階違いですが、角部屋にしてくださったのですね~!
(2009年当時、うるさくなくゆっくりできる角部屋でお願いします、と頼んだことを
思い出しました。。)
お部屋にご案内してくださった仲居さん曰く、
「お客様がいらしてくださったときと比べると…内風呂を綺麗にしました。
天井が高くなったんですよ。」と。
お部屋から見える湯小屋も、確かに上の方が新しい木の色。
早速では、そのお風呂に行ってみることに。
本当ですね! 清々しい光がたくさん入るようになりました。
お湯は惜しげもなく、ざばざば掛け流し。
そういえば、前回は露天風呂に感動したっけ…
そう思いながら、外への扉に手を掛け~
いつも緑の時期だけど、紅葉は本当に綺麗でしょうね。。
湯上りのあとは、まだ日も高いしお夕飯までだいぶある。
先ほど、気になっていた、ハートランドのテラスへ~
長座さんがやってらっしゃる、『想郷台』と言うテラスでした◎
風呂上がりは…ビール?と言うことで、頼んだハートランド。
陽も照って来て、なんだかイイ感じ♪
いつも思うのですが…
この金色の泡のなかで泳いでみたい…♨
R氏はここでもちょっとお仕事ちう。
(でもビールはいただいておりますw)
どうせお宿に泊るなら、こうやってのんびり湯に浸かったり、
ビールをいただいたり、テラスでまったりしたり…
長座さん、いいテラスを作ってくださいました*^^*
日も暮れ夕闇が降りるなか、長座さんの提灯が。
お夕飯は囲炉裏端で、ほか3組のお客様とご一緒。
あとでご主人がご挨拶に来られてわかったのですが、
この囲炉裏端にいらっしゃるお客様は、
みなさま11泊目の御招待!(わぁ!すごい)
飛騨の地酒、確かこのときは、「飛騨のどぶ」を頂きました◎
(左)岩魚塩焼き、飛騨牛、五平餅 (右)蓬豆腐クリームチーズ掛け
(左)大鱒あしらい一式 (右)今日の天麩羅は、いたどり、こまな、うど。
岐阜に来たら、飛騨牛鉄板焼きはお約束♥
お食事を終えて部屋に戻る廊下で、
「本日の天ぷら」の材料を、こうやって展示してくれてるのは嬉しいですね、
山菜って、聞いてもすぐ忘れちゃうので。。
先ほどメニューに載っていた、飛騨のお酒。
ここになぜか、メルシャンが揃ってたのですね!
(実際に勝沼のメルシャンさんにお邪魔するのはこの1カ月後でしたが…)
本日のおしながき。
お夕飯の囲炉裏端でご一緒された方が、
「昔とお料理変わったな~」なんておっしゃってましたが、
少なくても3年前と今とでは大きく変わってはいません*^^*
あのときも美味しかったですし、今宵も美味しかった♥
★2009.7訪問の絵日記→http://blogs.yahoo.co.jp/masumi_january7/58380005.html
朝ごはん
6月は新緑の季節。
母屋から道を渡って川の方に行くと、
長座さんの管理する「かわらの湯」があります。
c/oまでの時間、ここで湯あみをすることに。
実は先回、ここでアクシデントがあったのはここだけの話(笑)
★アクシデントはこちら^^;→http://blogs.yahoo.co.jp/masumi_january7/58466002.html
やっぱりね~男性用のお風呂のほうが、眺めがよいのですよ。。
今回は迷わずちゃんと、左側の女性用に…♨
長座さん、母屋に3つ、貸切風呂もあります。
前日大雨が降ったせいか、お湯は少しぬるめ。
温泉は生き物ですから~♨
c/oは10時半。
事前にお願いすれば(状況が許せば)、
14時くらいまでレイトc/oもしてくださるみたいですね。
(追加料金あり)
「やっぱり、いいお宿ね。」
ふとそんな言葉がこぼれる、
ゆっくり寛げた、岐阜奥飛騨・福地温泉『長座』さん、
また訪れたいお宿です。
(2012.6.1訪問です)
雰囲気★★★★
お風呂★★★★ 単純泉(4本)
※詳しく書かれたお湯の使い方がありました、気になる方はこのページの一番下をご覧ください
お食事★★★★
お値段★★★ 21,000円(一泊二日二食付き 106もみじの部屋利用
総 合★★★★
(分析書)
※長座2号泉(かわらの湯)が、分析書上は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉から単純温泉になったようです。(右下の+印をクリックすると拡大表示されます)