大好きだった『鶴鳴館 松坂屋本店』が残念ながらクローズしてしまい、
その後、どうなるのだろう…!?と見守ってましたが、
無事に、2017年3月に、経営者が変わってリニュアルオープンされました。
新しいオーナーさんは、
ここを買い取ると決めたときに、こう言われたそうです。
「ここは、この温泉と美味しいお料理があればいい。他には何も要らないね。」
あの名湯が、あの雰囲気のまま、残ってたらいいな…。
そう思いながら、予約を入れた昨年冬。
*****
松坂屋本店がある芦之湯までは、箱根湯本駅からバスにて。
既に車窓には新緑まぶしい4月末。
少し山間にあるので、桜もまだこれから…?
いつものように芦之湯のバス停で降りて、
いつものように『きのくにや』さんの前を通り、
その先を、右折。
…ありました!
外観、少しだけ変わりました、
入口に大きな暖簾が。
そして動線も少し変わり、
大きな暖簾をくぐると、右側の方へ。
…ここが、建物の入り口に。
中は広くスペースが取られ、
ゆったり椅子にて、c/iを。
桜茶と和菓子。
今日のお部屋は、「千種(ちぐさ)」
小さめだけど、部屋風呂がついているこのお部屋が実はお気に入りで、
2回目の宿泊。
既にお布団も敷いてあり。
季節柄、まだおこたもあり。
家紋… 前と少し変えましたね。
部屋風呂はこちら。
小さめだけど、良泉を堪能するなら、小さな湯船に限る!
お部屋にはネスプレッソもあり、
ゆったり紅茶や珈琲を淹れ、楽しむことも。
もちろん、鍵はふたつ。
箱根の寄せ木細工が綺麗。
大浴場へ探索しがてら、館内を少し散策。
「若旦那の庵」! そのままの雰囲気で残ってました◎
大浴場の雰囲気も、暖簾が少し変わっただけ…?
ああ、この湯船もそのまま残っている!
この日は、薄いエメラルドグリーン。
泉質は、
含硫黄-カルシウム・ ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型)
美肌四重奏の素晴らしき名湯!
源泉はこの浴槽から歩いてすぐのところに。
改めて、この名湯にこの雰囲気変わらぬまま浸かれることに感謝…
(『金の竹』(新オーナー)さん、ありがとうございます。。)
自然派化粧品もたくさん並んでました、
よく見ればボディミルクもあったんだ~
全部シャンプーかと勘違いしちゃってました💦
そういえば、小さな家族風呂もあったっけ…
思い出して、そちらの方へ。
ちゃんとふたつ、残ってました!
滔々と掛け流される名湯。
ザーザーかけ流されている証拠に、流れる湯の華。
小さなお庭には椿、でしょうか、
この時期、紅葉ではないことは確か。
よぅく確認したら、やはり椿でした。
ロビーフロアには、ドリンクバーが。
生ビール、焼酎、日本酒、紅茶、珈琲…
お酒は二種、確かどちらも純米だったかと。
一口に紅茶と言っても、4種類!も。
このお庭を眺める椅子席で、
まずは湯上りの一杯、いただきます◎
湯上りの火照ったカラダを冷やしに、少し外も散策。
こちら側が以前、入り口だったな…。
以前もステキだったけど、
なかなか風情ある感じになりましたね^^
そうそう、以前の家紋はこちら。
シンプルな松。
『松坂屋』の松と、新しいオーナーとなった『金の竹』の竹を、
デザインに取り込んだのがこの新しい家紋なのでしょう。
お食事はどんなになっただろう…?
お夕飯は、食事処えんにて。
この日のお品書き。
このレトロな鏡も、前とおんなじ場所に。
あっ! 以前入口に鎮座していた鶴さん、
ここにいらした!
宿名にもなるくらいの鶴さんですもんね、
どこかに居ると思ってましたが、再会できてよかった~。。
お部屋に戻り、ふかふかお布団へ滑り込む。
あとは、また明日。
おやすみなさい~。。
*****
朝。
名湯で寝汗を流し、髪の毛も洗い、整えてから食事処へ。
食卓が賑やか!
山芋と、ちょっと変わった納豆。
朝食には干物。
そして、c/oまで、もうひと湯浴み♨
松坂屋さん、こんなのも作ったのですね(笑)
今、温泉地のお宿のはやりなのかしら~
清々しい青い空。
お帰りは、芦之湯バス停ひとつ手前の、
芦之湯温泉入口バス停へ。
来た時と同じように、またバスで箱根湯本駅まで。
4月末、新緑眩しいわぁ。。
『松坂屋本店』さん、
昔のままのたたずまいと昔のままの温泉、
ほっとしました…。
以前と比べると、すごくあか抜けた感じもするし、
スタッフも外国の方も居て、
これから海外のお客様も積極的に受け入れていくんだろうな、という雰囲気もあり。
それにしても、この名湯はここ、松坂屋さんならではのもの。
今度お邪魔するときは…通算4回目?
今度は、また違う季節に来てみたいな。
箱根芦之湯の名湯、
ここにずっと、永遠に、浸かれることを心から願います◎
【松坂屋本店HP】→http://www.matsuzakaya1662.com/
(2018.4訪問です)
雰囲気★★★★
お風呂★★★★★ 源泉温度59.1度 pH:8.1 溶存物質1,003mg/kg
泉質:含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素沿線(硫化水素型)
お食事★★★
お値段★★★ 一泊二食付き 千種のお部屋2名利用@24,000円
総 合★★★★
(分析書)
※2013年訪問した当時のものも掲載