毎年蟹🦀に会いに北陸へ足を延ばしているのですが、
2020年は蟹は香住蟹@兵庫美作の佐津温泉『かどや』さんで、
後泊で岡山の奥津温泉『名泉鍵湯 奥津荘』さんへ。
お殿様がカギをかけた『鍵湯』と聞いて、
同じく岡山・真賀温泉の『幕湯』と一瞬勘違い。
でもどうやら、
当時のこの辺りのお殿様は温泉がお好きだったことは間違いないようで♨
到着が夕暮れ前。ほんのりと灯りがともり、イイ感じの雰囲気。
登録有形文化財のお宿。
入口を開け、館内。
右手に棟方志功の絵。
右手のこちらのロビーでc/iを。
お部屋は『梅』
気になるは、まずは温泉♨
日帰り温泉も受け付けているんですね、
ただし、全浴室ではない模様。
そう、全浴室、これがすべてまた善きお湯で…♨
鍵湯、立ち湯、泉の湯
このレトロなタイル階段! たまりませんね…✨
まさに、「名湯は、下にくだれ。」
階段真横には、このタイル絵も。
ここが、貸切湯『川の湯』
貸切風呂『泉の湯』
左側のステンドグラスから射す光が眩しいほど。
この湯舟が、いちばん源泉投入量が多いんですって。
殿様も愛した『鍵湯』
もともと吉井川の川底だったところ。
川底を活かした造りになっていて、足元湧出。
こちらが『立湯』
岩底がパッチワークみたいで美しい…。
透明だからそんなに感じないかもだけど、
深いところで120㎝はあるのだそう。
浴室以外も、
どこもかしこも、素敵なタイルでしつらえてあって、美しすぎます…✨
飲泉場。
さ、お夕飯タイムはもうじき。
この階段をあがって、お部屋まで戻りましょう…。
お食事は、食事処の個室『山ぼうし』にて。
この黒文字入れ、日本橋若旦那会のイベントのときに、
書いていただいたあの字体とおんなじ!
今宵のお品書き。
この夜は、女史3名で乾杯。
まずは奥津荘源泉を、鏡野町特産ウランガラスで。
ま、すぐに日本酒になるんですけど(笑)
源泉蒸し料理
鴨鍋用の鴨肉と鴨つくね
地のお野菜
ぐつぐつ…
惜しげもなく、鴨肉をどんどん投入。
〆は蕎麦。
先ほどお鴨鍋のスープで、鴨南蛮蕎麦も出来ちゃう◎
いただいた日本酒たち。
奥津荘の名前が書かれているボトルは、地元の難波酒造さん『武蔵』というもの。
岡山は、日本酒的に言ったら雄町のふるさとですから、
否が応でも期待しちゃう…🍶
ほか、赤白ワイン、泡もラインナップあり。
お好きな酒類でお食事を楽しめますね。
朝食も、同じ食事処にて。
c/oまでの時間で、またあの美しき浴室へ。
いちばん源泉投入量が多い『泉の湯』、もちろん、ザーザーかけ流し。
あちこちに、棟方志功の絵がモチーフに。
棟方志功と柳井道弘
柳井道弘氏は、この地出身の詩人。
棟方志功氏は、板画家。
岡山県津山市「志功と、わたし」柳井道弘..棟方志功を語る..映像
c/oのあと、少し時間があったので、
お宿からも見えていた川原の足湯へ。
大きな湯舟がふたつあったけど、この時はひとつしか湯が張ってなかった模様。
これが足湯とは…
おっきすぎますね…(笑)
アヒル隊長ゆるり~も、放牧したら手が届かなくなりそうですが、
そんなときのためにコレ! 柄の部分が延びる小さな網を持ってきましたよ♬
奥津温泉は、温泉場で洗濯するのが有名。
こんな銅像も。
実際に、川べりに洗濯場が。
鍵が掛かっていたのですが、窓から見えた中の様子がこちら。
小さな湯舟がいくつもあるような感じ。
でもこれは、あくまでも洗濯場(笑)
奥津荘鍵湯源泉は、アルカリ性単純温泉、源泉温度42度。
ちょうどよい温度の温泉が足元自噴で湧いているって訳ですね…
まさに奇跡の足元湧出。
岡山に殿様の愛した名湯多し。
次、岡山に来られるのはいつのことでしょう♨
(今回は深雪さんに予約していただきました、ありがとうございます^^)
(2020年2月訪問)
<温泉分析書>
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