『信州亀齢(しんしゅうきれい)』と言う名を耳にしたのは、
ここ4~5年ほど?
なんとなく、「きれい」と言う響きからか、
また、手に入りにくい&見かけにくい銘柄からか、
最近の流行りもの…?みたいな感じで少々距離を置いていたかも。
そんなキラキラ蔵が『KURABITO STAY』の田澤麻里香さんと組んで、
何やらやろうとしている…?
正直、興味半分で首を突っ込んでみたのだけど。
結果として、出逢えてよかった、知れてよかった、岡崎酒造さん。
お話が聞けてよかった、社長の岡崎謙一さん。
岡崎謙一さんにお会いしたのは、
8月の暑い日、信州上田の稲倉の棚田で。
2024年8月26日、晴れ女の私を差し置いて、
ぐずついたお天気の信州上田。
確か… 台風が接近していたんだか…
おかしいな…昨日は上田駅でじりじりの夏日だったのになぁ…
でもまぁ、ここのところの酷暑からしたら、
少しくらい涼しいほうがいいってことかしら…。
前夜は『KURABITO STAY』に宿泊し、
今回ご一緒するメンバーとご一緒に夕餉。
もちろん、主宰の麻里香さんの引率のもとで🍶
今回は佐久市の隣の隣の町の上田市の岡崎酒造さんから、
『KURABITO STAY』と一緒のまちづくりを上田でもやりたい、
という嬉しいお誘いをいただきまして、
日本酒ツーリズムのお手伝いをさせていただくことになりました。
今回はみなさん、『TANADA MORNING』という新しい企画の初日にご参加いただく、
ということで、どうぞよろしくお願いします。
今回は、私を含め6名のみなさまで、
(私、ともこさんは単身、やまださんはご夫婦、萩原さんもご夫婦でご参加)
まずは『信州亀齢』でカンパイ🍶
んー。。まるでキャンディ!?♡ やはり私は甘めのお酒が好き。
もちろん、信州亀齢のほか、和和和や橘倉さんの甘酒やお酒、
そして、『KURABITO STAY』に導入されているこの日本酒サーバーには、
佐久のお酒がずらりラインナップ(それでも蔵の数から行ったら半分くらい)
通常は『お料理れもん』の和食弁当だけれど、
日曜日泊だけは『ともせん』の和食弁当、プラス…
締めには信州蕎麦のお届けもあり! 本当にボリューミィな夕餉となりました…◎
ん? 空き瓶がこんなにたくさんある、と言うことは、
こんなに飲んだのか!?と思いきや、たしかこれはディスプレイだったかと(笑)
とにもかくにも、明日朝の『TANADA MORNING』に備え、
気持ち早めに解散&就寝の私たち。
お部屋は全部で5つ、だったかな…
うち、2名用は確か2部屋、あとはシングルのお部屋が3つ。
今回私が使わせてもらったお部屋は一番広めのシングル。
(お手洗いの音が気になるかもですが、と注意がありましたが、
もともと旅先で寝るとき、私は耳栓派なので気にならず)
朝方6:15、『KURABITO STAY』を大き目の車1台で出発。
7時過ぎ、稲倉の稲田、到着。
稲倉の棚田は、「日本の棚田百選」に選ばれている風景。
岡崎酒造社長の岡崎謙一さんが、傘をさして待っててくださいました。
…この方が、岡崎酒造の社長さん。。ハジメマシテ。
ちょっと怖そう?な御方なのかなと思いきや、
そんなことはナイナイ、最後にはほら、このとおり…!
↑↑このお写真、麻里香さんが気に入ってくださったのか、
どこかの媒体への写真提供してくださっていて、私的にはとても嬉しい🥰
(撮影者はワタシです)
優雅な朝食『TANADA MORNING』初日の絵日記は別に記します😌
岡崎謙一さんがおっしゃっていたことを少々。
・13年前にフルモデルチェンジをして今の酒質にした。やはり王道の十四代や而今が好きで。だけど業界側は香りや甘さがあると食事の邪魔、みたいなことが言われて否定的にとらえるきらいもある。周りにいろいろ言われたが、やはり何度呑んでも十四代や而今は美味しいし、僕と妻(現杜氏の岡崎美都里さん)もやっぱりこれが美味しいよね、これを目指していくと決めた。
・よく言われるのは、よくブレずにやり続けているね、と(笑) 少し甘味を押さえ、香りを押さえたら、なんか無難で綺麗なお酒になりがち。
・単に(信州亀齢を)おいしいって言ってもらえればいいだけなのか、等、いろいろ考えていたら、やっぱりこの場所に酒蔵がある理由… 酒蔵が続くためにはこの地域も続かないといけないな、ということに気づいて。
・なので、まずはこの無くしちゃいけない棚田の風景を、地域の人々と一緒に守っていかないと(注:もちろん、ここで作られたお米でお酒も醸してらっしゃいます)
・酒蔵は、夏の時期は実はちょっと手が空く。この時期こういう形でお客様と関われることは蔵人たちにとってもいい機会。
・酒造りの作業って意外と単純作業が続くもの。洗米とか、お米を蒸すとか。そのときにこうやってお会いした飲み手のみなさんの顔がよぎる。あの方々の笑顔のためにもうひと踏ん張り、と思える。そのことが大事。
・地方が生き残るためにはどれだけ魅力を磨き上げるか、原石をどう磨くか。
…正直もっといろいろお話を聞いてみたかった…そう思わせてくださったのが、
岡崎謙一さん。
これが『信州亀齢』と私の出会い。
普通に飲食店さんや試飲会で出会ったのではなく、
田澤麻里香さん(『KURABITO STAY』)が仲介となってくださり、
最初から『信州亀齢』目当てでそのお酒を口にし、
そしてその蔵の代表者である岡崎謙一さんに会い、
素敵なイベントの初日にご一緒させていただいた。
信州亀齢はまだまだ私は初心者。
*真理ラベルが可愛らしい猫ちゃんのイラストであること
*どうやら真理ラベルで干支ラベルが毎年出ていること
*イラストを描いてらっしゃる方が真理さんで、
杜氏である美都里さんのお姉さん(長女)であること(美都里さんは三女)
*訪問当時、蔵内の売店を新しくされていたこと
*岡崎酒造の目の前に『酒蔵ホテルKIREI』が出来ること
(当時の建物はこんな感じ。予定通り2025/5/7開業済)
まだまだ楽しい企画が待っていそう…!
岡崎謙一さんとはその後、
『CRAFT SAKE WEEK』2025でお目に掛かれることができ。
一般客としていく日がちょうど岡崎酒造さんご参加の日で、
ほんの少しばかり、ですが、ご挨拶させていただきました。
いつもおいしいお酒をありがとうございます。
今度また、新しくなった蔵の売店へ、
新しくできた『酒蔵ホテルKIREI』へ、お邪魔いたします、
その節はまた、よろしくお願いいたします。
以下、岡崎酒造の理解を深めるために私が読んだ文献たちです。