酒蔵で、本気の酒造り体験、してきました◎
2021年3月のお話です。
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佐久の駅は、はじめて降り立ったかも。
酒処でもある、長野県佐久市。
昔から、バルーン(気球)フェスをする街でも有名だったな…。
いずれ見てみたい、と思いつつ、早何十年…。
そんな佐久駅に降り立ち、乗換で臼田(うすだ)駅まで、そこから徒歩で20分くらい。
辿り着いた、『橘倉(きつくら)酒造』さん、ここが今回の目的地。
看板と、売店。
そして奥に進むと、
『KURABITO STAY(クラビト・スティ)』のマーク。
集合時間は17時、少し早めにin。
以前は蔵人さんが寝泊まりしていた建屋をリニュアルし、
宿泊施設に変えた、と。
2階に案内していただき、お部屋はこちら。
3畳一間、かな?
妙にコンパクトな居心地の良さ◎
洗面所・お手洗いは共用。
左手に見えるのが、酒造りの蔵。
17時になり、ロビーでオリエンテーション開始。
今回の参加者は、5名様。
『KURABITO STAY』代表の、田澤麻里香さん、ご挨拶。
クラビトステイ、全部で2泊3日のスケジュール。
<1日目のスケジュール>
<2日目のスケジュール>
<3日目のスケジュール>
明日から着用する法被。
お夕食は皆で、歩いて10分ほどの『れもん』へ。
2階フロアに、
こんなにゴージャス!なセットを用意して待っててくださいました◎
お酒は、よよいの酔/亀の海/裏佐久の花
お料理も、目にも美しき数々…✨
今回参加される5名のみなさまと麻里香さんとで美味しく楽しくお夕飯をいただき、
蔵へ戻って、おとなしく就寝…
あ、ロビーにこんなのがあるんですよ、日本酒サーバー。
この日はこの6種。
あらかじめいくつか専用コインもいただけるので、滞在中、ちょこっと楽しめます◎
流石に、明日からの蔵人作業に備え、この日は控えましたけどね(^_-)☆
翌朝。
少しだけ曇り模様。
7時から「蔵人の健康朝ごはん」
見た目もとてもヘルシー、かつ美味しそう♡
8時からいよいよ、蔵に入る前の神事が。
手ぬぐいを頭に巻いて、
お揃いのマスクをして(この日のためにこしらえました!)、
スタンバイOK!
ここからは、クラビトステイのスタッフのみなさまが写真を撮ってくださっています◎
この日のために、ノーネイルカラー、爪は短く、ノーハンドクリーム…
そして、いよいよ、蔵の中へ…
タイラー社長から、これからの作業や蔵内の説明を。
まずは…米を蒸す作業。
あらかじめ浸漬を済ませたお米を、甑(こしき)のなかに投入。
表面を平にならし…
甑ごと所定の場所へ移動。
そして、蒸気で、蒸す。
約50分後、蒸し上がった米を確認。
少しつまんで、ひねり餅をつくり、状態を確かめる。
蒸しあがりは「外硬内軟」。
=外硬内軟(がいこうないなん)良い蒸米の状態を表現する言葉。
表面がべたつかず、握ったときに弾力があって芯が感じられないことをいう。
その蒸米を、運ぶ。
昔の階段は、結構急…。
蒸されたお米を慎重に運んで、広げて放冷。
酒母造り(酛たて)
掛け米を、酒母タンクへ。
酵母!
微生物が紡ぎ出す発酵の不思議…。
途中、蔵人作業の合間にティスティングセミナー。
お昼時間はゆったりめ(12時~14時半!)に設定されており、
その時間に…佐久の街並みを散策◎
『橘倉酒造』さんの売店。
丘の上に、ロケット?発見!
稲荷山公園にある、展望台とのこと。
日本酒蔵『佐久乃花』
ランチタイムには、お話を聞いてどうしても行ってみたくなった、
『若松食堂』さんへ。
「じいちゃんのラーメン」
「おやじのかつ丼」
「三代目のオムライス」
初志貫徹で… 「じいちゃんのラーメン」をオーダー。
ザ・昔ながらの中華そば🍜
美味しく頂戴いたしました♡
戻ってきて、引き続き蔵人体験の続き。
明日蒸すお米の洗米・浸漬を。
一仕事終わると、あとはお夕飯タイム(自由)
まずは、近くの酒販店さんで買ってきた、『佐久乃花 活性にごりざけ』を開ける!
四合瓶なんて、5人でいただいたらあっという間になくなっちゃいますね(笑)
お夕飯チョイスの目安として、いただいたこのマップ。
いろいろ悩んだけど、今晩の私のお夕飯は、
『ビック・ベン』でサラダと若鶏のむしり、をテイクアウト。
それだけでは飽き足らず、名物若鶏むしりの専門店『瀬川』でもテイクアウト。
(結局、『瀬川』分は手が付けられず、お持ち帰りしましたが、美味しかった◎)
食卓、にぎやか(笑)
プラス、〆におろし蕎麦を『手打処ともせん』から出前で注文。
<3日目のスケジュール>
昨日浸漬しておいたお米を、同様に甑(こしき)に入れ、蒸す。
そしてそのお米は今日は米麹になるべく麹室へ引き込み。
麹づくり(製麹)
井上杜氏が、麹菌を静かに振りかける…。
振りかけたあとは、微動だにせず、じっと、10分ほど?
麹菌が米に付着するのを待つ…。
そしてまた切り込み、
真ん中に山のように寄せて、
布を掛け、温かい麹室でお休みしてもらう。。
それが終わると、
別に、蓋麹で乾燥させていた米麹を、
運んで酒母へ投入。
添、踊、仲、留、
4日掛けて、麹米・掛米・水の量を調整しながら、
酒母を少しずつ増やしていく作業。
ひととおり済んだら、お次はタイラー社長の麹セミナー。
この麹(=富士)は甘酒用、と。
日本酒用には黄麹を使用。
麹屋さんは全国で10社あり、一子相伝なのだ、と…。
知らない麹の世界も垣間見る。。
カリキュラムの最後は、オリジナルラベルづくり!
何使ってもいい、とのことだったので、折角なので綺麗なクーピーペンシルを使い。
折角なので、タイラー社長にボトルにサインもいただき。
出来上がった5人のラベル。
(左から4本目はもともとのラベル、いちばん右が私の)
3日間、ありがとうございました!
橘倉酒造の平社長はじめ、井上杜氏、蔵人のみなさま、
田澤麻里香さんはじめ、KURABITO STAYスタッフのみなさま、
そして、一緒に酒造り体験をした4名のみなさま!
一緒に貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!
今まで、蔵で多少は造りのお手伝いをさせていただいたことはあったけど、
今回のは本当に自身の糧となりました…。
百聞は一見に如かず。
頭では分かっていたことも、実体験となると気づきも多いし、
何より、「よくわかる!」
ゆったりな時間配分で無理することなく、
そして佐久の街を楽しみながら参加できた蔵人体験『KURABITO STAY』
酒造りに興味がある方、日本酒そのものの神秘に興味がある方、
参加して損はしない、むしろそれ以上の糧のあるプログラムと思います。
酒処佐久の酒蔵で蔵人になり、醸す。
そんな貴重な体験ができるのはここだけ、お薦めします◎
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