ちょうど私たちが訪れた日(2013年8月)が、
この古い建物の事務所から、社員さんたちが荷物を運び出しているところでした。
でも本当に…
山口の山奥の、小さな蔵元さん。
山口岩国空港からここまで来るのに、
車でないと結構キツイです。
それでも、この日の見学コースは満席。
この古い建物のほうを案内いただき、
その後、最新式の酒蔵の方へ~
年中酒造りが出来る工夫が凝らしてあります。
湿度、温度、etc… すべて管理されて。
今日も、若い社員のみなさんが、酒造りをなさってます。
磨きこまれた、山田錦。
酒米は、村ごとの契約をなさっているのだそう。
阿部首相にも、直訴なさってましたね、桜井社長。
雪のような、酒米。
蒸すと、こんな感じに。
(麹室にはとても入れませんので、これは映像です~。。)
樽の中を、櫂棒で触らせていただきました◎
なんだろう? 以前、越後の朝日酒造さんで見せていただいた樽の状態よりも、
もっとぬか床のような状態。。
お酒も、生きてるんだな。。
そしてココで酒粕とお酒に分けられ~
この行き先は、「カナダ」。
「現在獺祭を輸出中の地域」
今はもっと赤い点が増えているかも、ですね^^
順風満帆の旭酒造さん。
出も実は…ここに来るまで、大変なご苦労があったのです。。
蔵元見学の時にいただいた、
朝日新聞の地方版に連載で書かれた、桜井社長の記事。
思わず、一気に呼んでしまいました。。
今手元になく、ちょっとおさらいが出来てないのですが、
(新潟の父に貸したままです^^; パパへ:次あった時返してね(笑))
桜井社長の息子さん(今は副社長さん)が幼少のころ、
社長は思ったそうです。
「この子が大きくなるまで、この蔵はあるのだろうか…?」
地元山口では既にシェアがなかった、伸ばしようがなかった、
ならば!と背水の陣で外に飛び出した結果、TOKYOで、世界で認められた。
素晴らしいことだと思います。。
ちなみに、TOKYOで最初に認めてくれたのが、
あの小山商店さんだと言うから、やはり驚きです。。
そんなここまでの軌跡を、著書にまとめられたそうです。
折しも先月は『カンブリア宮殿』にも出演なさったとか。
桜井社長も、いい笑顔なさってますよね。
笑顔が素敵な人って、実はその裏にとんでもない経験・御苦労をなさった方が多い…
「ああ、やっぱり」と思ってしまいました。
右手が、息子さん(副社長)です^^
次に岩国の蔵元さんに訪れたときは、この古い建物はなく、
きっと新しい立派な社屋が建っていることでしょう~。。
今年は、2月の東京獺祭の会のチケットも、
瞬殺で売れてしまったそうです。。
【山口・岩国】『獺祭』の旭酒造主催、「東京獺祭の会」参加♪→★
獺祭=ミーハーだって思っている人がいたらぜひ、
御苦労されていたこの話をしてあげたいな。
「獺祭は、純米で大吟醸しか造りません。美味しいと信じる酒だけを造ります。」
今や、日本酒の、世界に向けての顔とも言うべき存在、と言っても
過言ではないと思います。
獺祭を口にして、旨い!と言わない人を
今まで私は聞いたことがありません。
今まで「日本酒なんて…」と思って敬遠していた人でも、
日本酒ってこんなに美味しいんだ~!と気付く、
きっかけになってくれたら、嬉しいなぁ。。
陰ながら、私も、いちファンとして、応援しつづけたいと思います^^
+++おまけ+++
#今回岩国旅をナビゲートしてくださった、温泉通I部長、ありがとうございました♥
【旭酒造HP】→http://asahishuzo.ne.jp/