** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

滝川屋旅館*福島県横向温泉下ノ湯(再訪)

2009年5月に、郡司勇先生ファンクラブオフ会で初めてお邪魔した際、
「この温泉の魅力を充分堪能した~い!」という欲望に負け、
即効帰ってから、女将さんに9月SWの予約をお願いし・・・それから早3ヶ月経過。

わくわくしながら、またこの看板の脇を通り過ぎたのでした。

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              足元湧出自噴源泉 滝川屋旅館。

以前の記事でも少しご紹介しましたが、
こちらの御宿、立ち寄り湯不可です。

そして、宿泊客は基本一日一組限定。

・・・と言うことは・・・

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          この名湯の混浴風呂も独り占め♥

ここのお風呂、真ん中に「仕切り」があるのですが、
そこに両腕を引っ掛けて頭をもたげ、
両足は後ろに、のび~っと半分浮いた状態で浸かる・・・

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     ちょっとアブラ臭もする重炭酸土類泉、源泉温度45度の適温に、ついうとうとと眠気も催す・・・。

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     最高の温泉です◎


今回宿泊は、湯治棟をリクエスト。

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     左手前側がそうです、2階に泊まらせていただきました。

ほかに宿泊者が居ようものなら、湯治棟ならやはり物音など気になるところ・・・
でも、貸しきり状態ならば、全然気になるものもありません。

小さめの和室(6畳かな?)には、
「朝晩寒いから~」とおこたが用意されていました。

おこたの隣にはお布団。
既にチェックインの際に敷いてあったのですが、
このお布団の厚さといい、シーツのバリバリ加減といい、
本当に快適なのです。

おかげさまで朝までぐっすり・・・!

実は相方R氏、うつくしまふくしま旅直前まで連日午前様の仕事多忙期でちょっとお疲れ気味・・・
肩こりがひどいと「ロイヒ」←知ってます??を貼ってしのいでたほどですが、
ここの御宿に一泊したら、すこぶる調子がよくなった!と。

そのことを女将さんにお話したら、
「(疲れはここの温泉に)二度入れば治る!!」とぱっきり◎
もともと、お墨付きの温泉だったのですね~♨

さてさて。

予約をお願いした当初、ファンクラブ管理人のガチャぴ~ん!さんおっしゃるに、
「宿泊すると、食べきれないほどのご馳走が出るよ!」と言われておりました。

否が応でも期待は高まります・・・◎

★期待高まるお夕食★


決して華美ではない盛り付けですが、味は超一級品ばかり!
特にお野菜類の美味しさに心打たれました。。

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お刺身厚切り♥    お野菜のなんともいえない美味しい味付け・・・    そして肉厚馬刺し!

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     どうです!? 馬刺しのこの厚さ・・・。こんなの旅館で出してもらったの初めてです(+_+)

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     ゴーヤも天麩羅にするとまた美味ですね☆  付け合せの舞茸はなんと裏山で取れた天然!!

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     そして、美味しそうな和牛は炭火でじっくり・・・♥ 

ご飯も、お部屋(食事どころ)に炊飯ジャーごと炊いておいてあり、
好きなだけ暖かいご飯をおかわり・・・。

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         デザートの黄桃も甘くてとっても美味でした◎ 多分福島の桃なんだろうな。。


★更に期待高まる朝ごはん★


昨日あれだけいただいたのに・・・(笑) 
いい温泉にたっぷり浸かり、ぐっすり睡眠を取ったら、朝おなかがちゃんと空くんですね^^

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そして朝からお刺身!(って、昨日のお夕飯より増えてます~!?)

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彼岸の入りだから、と、もち米で炊いたおせきはん?も出してくださいました。

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いや、もう、降参です。。おなかいっぱいです。。。

昨日の夕餉(ゆうげ)のときから、
暖かいお品を運んでくるたびに女将さん、いろいろとお話してくださいました。

5月にみなさんが来てくれて本当に嬉しかったこと、
先日も温泉ソムリエお仲間のcarverさん、紗江さんご夫婦が泊まっていってくれたこと、

そして・・・、一番衝撃的だったのが、こちらのひとこと。

「5月のときは息子(=社長さん)が刺身を裁いてくれたんだけど、もういないから私が裁いたの、
 どう、美味しい??」

「とても美味しいです、けど・・・え?」(もういないって・・・?)と返す言葉に詰まると、女将さん、

「昨日お葬式だったの。
 隣に奉ってあるからあとで拝んでいってやってね・・・」


なんと。

知らぬとはいえ、大変なところにお邪魔してしまった、
まずそのことを詫び、心から社長さんのお悔やみを申し上げました。

「いえ、いいんですよ、これはね、息子からです」、と、私たちにビールの大瓶を二本もサービス。

社長さんとは、残念ながらゆっくりお話をお聞きする機会はありませんでしたが、
女将さんの語り口調から、社長さん流の『おもてなし』を伺い知った思いが致しました。

「そう、お料理、美味しいなら良かったわ! 私ひとりでもがんばるわよ」

と、心強い言葉をいただきましたが、女将さんもご高齢、
ご無理をなさらぬ程度にほどほどに・・・お体どうぞご自愛くださいませ。。


よく晴れた翌朝、帳場でお会計の手続きをしながら、

 女将さん「今日はお天気いいけど、どこに行くの?」
 わたし 「沼尻の山登りに行ってこようと思います」
 女将さん「じゃあ、おにぎり握ってあげるわ、ちょっと待ってなさい!」

・・・が、沼尻元湯の記事に登場したこのおにぎりです。

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そのほか、私たちへのお土産と言って、裏山で朝女将さんが取ってきた天然舞茸も頂戴しました。

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     天然ものを手にしたのは初めてです!

こんなにたくさんお土産も頂戴してしまい・・・(T_T)

実は急遽、息子さんのお友達が遠方からいらっしゃるんで、すまないがもう一組泊めさせてもらえないか、
と一週間前くらいに私たちに打診があり、この日は正確には私たちのほか、本館に一組いらっしゃったのです。

社長さんのこんなご事情だったからの来客だったのでしょうが、
女将さんは多分、このことを気にしてくださっていて、の心配りだったと思います・・・。
女将さん、その節は本当にどうもありがとうございました。。



さてもうふたつ、忘れてはならない温泉がありました、
混浴風呂は紹介しましたが、女湯は以下記事でご紹介しています。

 ★ゆるり~237湯目:滝川屋旅館(女湯)*福島県横向温泉こちら

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     なんと! 綿ぼこりのような茶色い湯の花だらけの小さな浴槽!

そして、目にいいお湯(源泉別)が、混浴風呂内にありますので、
行かれる方は、こちらも逃さずチェックしてくださいネ☆

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実は、お値段はちょっぴりお高め・・・なのですが、
これは、女将さんがひとりでやってらっしゃることを考えれば値ありと思います。

嬉しいことに、R氏が、
「あの御宿、また行きたいね」と早くもリクエストが!(これは珍しい。。)

そうだね、またあの女将さんと、
あの美味しいお料理、そしてとてつもなく気持ちのいいあのお風呂に浸かりに行こうね♪

★前回の記事はこちら→http://blogs.yahoo.co.jp/masumi_january7/58019582.html
 (湯船の自噴の様子源泉層女将さんの元気なお写真も掲載しています)

現在のところ、ご予約、土日から優先的に埋まっているようです、
計画される方はどうぞお早めにお宿へご連絡を・・・

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【滝川屋旅館HP】→http://takikawaya.com/
(2009.9.19訪問です)
雰囲気★★★★  
お風呂★★★★★  源泉温度45度 泉質:カルシウム-マグネシウム-炭酸水素塩泉
pH:?溶存物質?mg/kg 
お食事★★★★★  特にお野菜が美味しい♥
お値段★★★★   18,500円(一泊二食付き)カード利用不可
総 合★★★★


掲示してあった分析表??です
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##滝川屋さんの館内案内図です。二階にフォトギャラリーがあるので、こちらもお忘れなくお立ち寄りを♪
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