** Season's Greetings ** 季節のご挨拶

ようこそ、いらっしゃいませ☆ 2005年から続けたYahoo!ブログのお引越し先です。日本は美しく、そして美味しい。四季折々に出会う温泉とグルメ・美酒の数々をご紹介☆

中棚荘*長野県小諸市中棚温泉

 
いやー、このお宿はスゴイ!
 
イメージ 2
 
何が凄いかと言うと、
歴史的にも、文化的にも、素晴らしいものをお持ちでいらっしゃる。
…のはアタリマエで、
それ以上に、湯遣いがスゴイ!!
 
『中棚荘(なかだなそう)』@長野県小諸市
 
小諸駅からもほど近く、
どちらかと言うと、秘湯のお宿と言うよりは、
使い勝手のよい、リゾートと言う感じ。
 
イメージ 45
 
私なんか、東京から小諸駅までの高速バスに乗って、
爆睡してたらすぐですもん(笑)
イメージ 44
 
そんなに手軽なアクセスなのに、
この深い緑と、
イメージ 3
 
エントランス前のこの解放感(笑)
イメージ 4
 
そして、山羊さん(笑)
イメージ 41
大体玄関前でスタンバってますので、
お目にかかれるはずです(笑)
 
今日のこの日は、ちょっとしたイベントごとのお手伝いで、
2泊3日でお伺いさせていただきました◎
 
歴史的にも、文化的にも~と、先ほど書かせていただきましたが、
それは本当にそのとおりで、
 
島崎藤村の『初恋』
りんご風呂
重要文化財指定の『はりこし亭』
 
みな、このお宿の範疇です。
 
島崎藤村のゆかりの宿
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
 
島崎藤村『初恋』
 
イメージ 13
 
明治の文豪・島崎藤村は明治32年、
小諸義塾(私塾)に英語と国語の教師として赴任、
足掛け7年ほどを小諸で過ごしています。
「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」と自らに問い、
小諸で結婚し、子供を設け、文学者となる決意をしています。
藤村にとっては、小諸時代と呼ばれる重要な時期だったのです。

そんな藤村を小諸で支えたのが小諸義塾の塾長・木村熊二。
そして足繁く通ったのが中棚荘(当時は中棚鉱泉)です。
アメリカで医学を学んだ木村熊二は、中棚付近の湧水を使うと、
切り傷の治りが早いことに気づきます。
木村熊二が協力し、明治31年に開湯したのが中棚鉱泉です。
中棚荘HPから引用)

この鉱泉、実はまだあるんです。
イメージ 42
 
今はもう使ってはいないのですが、
鉱泉=冷たい温泉、
アスリートがアイシングをするように、
この冷泉を活用できないか、今現在、模索されているともお聞きしています。
 
貴重な鉱泉、浸かれる日が来るといいな…♨
 
初恋りんご風呂
前段の島崎藤村のそんな話もあり、
長野と言えば林檎、と思ってはいましたが、
こんなに贅沢にも、
そして期間も長く(10月~5月)やってくださっている林檎風呂って
そうそうないのでは…♨
イメージ 1
 
林檎風呂までは…この長い廊下を行き、
イメージ 11
 
さらに石段をあがり…
イメージ 12
 
上がり切ったところにある、内湯と露天風呂。
イメージ 15
 
お湯はアルカリ単純温泉、
湯温はぬるめ(源泉温度38度を加温と思われ)、
万人にやさしい温泉です◎
イメージ 16
 
イメージ 14
 
大きなお風呂としては、男女別この大浴場と、
ちょっと隠れ湯チックなこちらの家族湯、
イメージ 39
 
イメージ 40
 
そして、あとはお部屋全室にある浴槽、
これ全部源泉100%使ってます◎
イメージ 9
 
ここまでなら、温泉好きなら「ほほ~」と言ったところでしょうが、
「湯遣いがスゴイ!」と言ったのはこんなレベルではなく、
全水道、
そして、ウォシュレットまで(!!!)、
やわらかい単純温泉がなせる業!!で、
全館・全室・全水、温泉ですっ♨
 
 
 
 
さて、泊まらせていただいたお部屋はこちら、
『104号室 雲』
イメージ 5
「随筆『雲』より」と書いてあるところを見ると、
これも島崎藤村ゆかりのものなのでしょう。
 
扉を開けると、円いちゃぶ台!
イメージ 6
 
奥の間には、おこたと縁側。
イメージ 8
 
でもさらに奥にはベッドルームもあり、
イメージ 7
もったいないくらいに広々ゆったりスペース。
 
縁側で、日が暮れるまでぼーっとしているのも気持ちよさそう。。
イメージ 10
 
汲みたての源泉は、アワアワでこんな濁り色◎
イメージ 38
 
でも徐々に、下のほうから透明度が増してきて、
最後には透き通った色に。
 
飲んで、心地よし、
癖なし、まろやか。
 
これを、飲み水どころか、ウォシュレットまで(!!!)使っているとは…
こんな湯宿、聞いたことがありません(笑)
 
ね、ほんとスゴイんですよ…♨
 
イメージ 17
いつの季節にお伺いしても、
綺麗なお花で飾られている館内。
 
 
宵闇迫るエントランス、いい雰囲気です。
イメージ 18
 
今宵お夕食会場は、草風亭にて。
イメージ 19
 
昔のすりガラスかな? レトロな雰囲気がたまりません。
イメージ 20
 
実は本日は、団体様ご一行。
イメージ 21
 
本日のお品書き。
イメージ 46
順にお料理が次々と。
イメージ 22イメージ 23
イメージ 24イメージ 26
 
もちろん、日本酒あり、
イメージ 25
 
中棚荘で手掛けているワイン(!)もあり、
イメージ 27
 
イメージ 28
 
なかなか迷ってしまいますね…(笑)
 
さわやかにさくっと揚げられた天麩羅に、
中棚荘の白ワインを合わせてみました◎
 
イメージ 32
お薦めです♡
 
イメージ 29イメージ 30
 
美味しく、楽しくいただく宴は、
あたりが宵闇に包まれても続いて…
イメージ 31
 
翌朝。
イメージ 47
五月晴れの中棚荘。
 
朝食のお仕度は、昨晩と同じ、草原亭にて。
イメージ 33
 
イメージ 34イメージ 36
 
朝食も、美味しく頂戴いたしました◎
イメージ 35
 
もうひとつ、最後に取っておいた名物を。
 
登録有形文化財『はりこし亭』
…重厚な、趣ある建物です。
 
イメージ 48
 
普段は、日中はお食事処として使用されており、
過去、ランチに利用させてもらったこともあります。
 
イメージ 49
 
たまに、こういった大人数での貸切利用も対応されているようで、
 
イメージ 50
 
イメージ 51
趣を活かした和婚=和装の結婚式の会場にも使われているそう。
 
イメージ 37
 
こんな歴史あるゆったりとした空間でお式を挙げ、
隣接の『中棚荘』でお泊り。
 
いいですね、そういう記念日も。
イメージ 43
あ、そうそう、
女将さんがおっしゃってたのですが、
「島崎藤村ゆかりの宿」と聞いて来た若い女性の方が、
「ふじむらゆかりさんって誰ですか?」と(笑)
 
そう尋ねてこられる方もいらっしゃるのだそうです。
時代の流れ、か、文化の継承が浅いのか…(笑)
 
幸い、隣県新潟に住んでいたこともあり、
島崎藤村、私はちゃんと存じ上げてましたよ^^
 
歴史ある小諸の町にある、古からの温泉、中棚荘。
 
林檎を見ると、つい思い出してしまう、
そんな良宿です◎
 
 
【中棚荘HP】→http://nakadanasou.com/
 
(分析書)
イメージ 52