** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

鷹羽鉱泉(たかばこうせん)*新潟県上越市

 
新潟の上越の山のなかに、
鷹羽(たかば)鉱泉という温泉地があると知ったのは、
ガチャさんから教えてもらって。
 
当時、ご親戚が管理をされていた、と伺いました。
 
見せていただいたお写真のありえないほどの絶景と、
ドラム缶風呂のシチュエーションに、
一目で虜になったのを、今でも忘れません。
 
「そんなに行きたい!? なら企画するよ、いつかみんなで行こうね!」
byガチャさん
 
その言葉が実現することなく、
鷹羽鉱泉はご親戚の手を離れ、そして廃業。
 
「あの絶景風呂に行けなかった…」
無念な私の想い。
ガチャさんも、とても残念そうにしてらっしゃった、2015年。
 
それから2年経ち、2017年秋。
吉報舞い込み。
 
2015年に廃業した新潟県上越市牧区宇津俣の秘湯「鷹羽鉱泉」が、
温泉好きのグループ「鷹羽会」によって施設が再整備され、
入浴が可能になった。
毎週日曜などに野天風呂が一般開放され、地元のほか、
全国から秘湯ファンが訪れている。

居てもたってもいられず、
第一回遠間旅館ハロウィンパーティの翌日に、
有志で行く計画を立てていたにも関わらず、
季節外れの台風の悪天候につき、オープンせず。
そのまま、冬季閉鎖…。

前置きが長くなりましたが、
そんな紆余曲折を経て、
5年以上ぶり!?にようやくうかがうことが叶った鷹羽鉱泉。

あの絶景は…

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ホンモノだった…♨
 
*****
 
妙高高原からは車で約1時間ほど。
 
山道をうねうねと行き、
たどり着く高台、というかもはや山の上。
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遠くに見えるは日本海!
右側にうっすら見えるのは佐渡の一部。
 
…本当に、絶景だ…。
 
旅館だった、と言うにはこじんまりした建屋と、
その隣のスペースに仲良く談笑している5~6人のみなさま。
(あとで気づきましたが、これがきっと『鷹羽会』のみなさま!)
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テントの下でお昼ご飯のお仕度?をなさっている方々や、
椅子に座って絶景を眺めながら、
ウクレレをつま弾いてらっしゃる方も。
 
「こんにちは~! お風呂、お願いしたいのですが」
 
まだ男湯に湯が溜まってないかもだけど、
とおっしゃってくださいましたが、
そんなの全然大丈夫!(笑)
湯が溜まるまでの間、あれやこれや見学させていただきます…♨
 
野湯(のゆ)として開放してくださっているので、
入口で寸志として入浴料をお支払い。
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そしてこの脇にはすぐ、例のドラム缶風呂が。
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大きさがわかりやすいように、
モデルさん(笑)に立っていただいてますが、
結構おっきめのドラム缶。
まさに、五右衛門ぶろ!
 
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しかし、よぅく見ていただくと、
このモデルさん、「お湯に浸かってません。」
 
そう、鉱泉=源泉温度25度未満の温泉のこと、
浴槽温度が、冷たいのです◎
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実測、約12度…。
 
まぁ、2桁もあれば、立派に浸かれる!!と
豪語される強者もいらっしゃいますがw
 
実はここは源泉浴槽で、
なかに水中ポンプが入っていたり、
湯の花をためて採取なさったりしているので、入浴不可、
本当に浸かれるところは、この右手側に。
 
男女別に仕切った露天風呂♨
 
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一度に6~8人が限界かな…?
仕切り向こうの女性用は、5名くらいが限界かな…。
 
でも浸かればこの絶景!
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鉱泉を、一緒に噴出してくる天然ガスで沸かして投入しているのだと。
熱ければ先ほどの冷たい源泉を入れ、調整を。
 
泉質=硫化水素泉(硫黄泉の一種)
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温泉での事故と言えば、
何かと硫化水素ガスが登場してきてしまいますが、
こんなに開放的なところならば、
硫化水素ガスの中毒等は、まず心配なさそうですね^^
 
そして、この絶景があれば、
日がな一日、気持ちよく浸かってられそう…♨
 
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建物の中を少し拝見させていただきました。
休憩用と思われるお座敷。
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新しい『鷹羽鉱泉』の看板。
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昔使ってたであろう、内湯の可愛らしい浴槽。
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タイルがレトロでかわいらしい…♡
 
実はとっても、大人数でお邪魔してしまったのです。
 
遠間旅館からの「誰が一番最初に鷹羽鉱泉に着けるかレース」?の一等賞は、
私たち、赤いまめた車の4人。
そして、そのあと続々と…。
 
『鷹羽会』のみなさま、
「こんなにいっぱい来るとは思わなかった!」とおっしゃるので、
(そりゃそうだ(^^;)
かくかくしかじか…

*西は滋賀・愛知から、北は山形から、関東から、地元新潟長岡から
温泉好きの面々なんです♨

*昨年来ようと計画していたけど、
季節外れの台風でクローズになっちゃったんです♨

*ようやく1年ぶりのリベンジで、みんなで来ちゃいました!
こんなにいいお湯を開放してくださって、ありがとうございます!
 
 
でもって、この絶景をバックに記念撮影をしようと試み、
良さそうな木枠にカメラを安置しようとしたら、
先客が(笑)
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立派なカマキリさん!
 
カマキリに遠慮しながらセッティングしていたら、
『鷹羽会』のおひとりが見るに見かねて?
「撮ってあげますよー!」と。
 
あまりに人数が多いので(笑)、
わざわざ椅子の上に立っていただいて、
撮っていただいた絶景写真がこちら!
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「わぁ~~い!!」
「イェー!!」
 
この景色がバックじゃ、
みんな解放感溢れないわけがありません(笑)
 
文字通り「湯快な仲間たち」の私たちを見て
笑ってた『鷹羽会』のおひとりKさんが、
私たちからの「どうぞ、ご一緒に~!」の声に応えて、
センターに入ってくださったお写真がこちら(笑)
 
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チョー楽しそう!!(笑)
 
『鷹羽会』のみなさま、
大人数な私たち相手に、快くご対応いただきありがとうございました!
大変お世話になりましたm(__)m
 
みな口々に、「良かった!!」と申しておりました*^^*
 
「来年の夏には、この五右衛門ぶろのなかに浸かれるように
脚立立てておきますよ!」
(注:ポンプ等が沈んでいるので本当は浸かれませんw)
 
その言葉、忘れません(笑)
また来年、伺います!
この絶景と名湯に浸かりに…♨
 
【鷹羽鉱泉ブログ】→https://ameblo.jp/takabakosen/
 
 
#鷹羽鉱泉 #新潟の秘湯 #冬季閉鎖の温泉 #絶景温泉