赤湯温泉『山形座 瀧波(やまがたざ たきなみ)』
このお宿に行ってみよう、と思い立ったのは、
ふるさと納税で毎年、温泉地の感謝券を入手していたから。
今までは、野沢温泉、越後湯沢温泉、草津温泉、群馬県中之条町(四万、沢渡、たんげ、六合(くに)・尻焼、花敷など)、西伊豆松崎桜田温泉…
数々利用させてもらいました。
(嗚呼、5割還元の時代が懐かしい…)
いつものように「温泉」のカテゴリから、目を皿のようにして探していたら…
「赤湯温泉?」
お近くの、かみのやま温泉や東根温泉などは行ってたのに、
まさかの未湯エリア発見♨
未湯の地は、調べる段階で既に面白すぎる(笑)
*共同浴場=あり、それも複数!
*お宿のクラス=湯治宿からハイクラスまであり!
*地域の名物料理=あり、南陽市はラーメンのまち
…もう、これは行くしかない♨
JR東日本トクだ値15でこのお値段なので、
トクだ値30で取れればもっとお安く旅立ち可能。
東京駅を11時前に出て、赤湯温泉駅到着は13時。
片道約2時間の旅路でここ、赤湯温泉へ。
赤湯温泉は、正確にいえば、未踏ではなく、
過去、随分昔に一度、『龍上海』と言う辛味噌ラーメンの有名なお店に行ったことが。
その時は、ここは温泉地だ、という認識はあったものの、
まったくアクセスのよい街中だし、どこにそんな温泉が??と言った風情で。
『龍上海』は別に触れるとして…
赤湯温泉駅と名前が付いている駅ではありますが、
実際の温泉地はここから徒歩30分くらい(笑)
車だと10分もかからない程度。
街中、整備されたようで、昔来た時の面影はほとんどなく。
確か、『龍上海』の前の細い道が幹線道路だった覚えが。
広い大通りから少し右手に折れ、黒い木の塀を回り込むと…このたたずまい。
『ホテル瀧波』と書いてある看板は、
昔は旅館も「ホテル」と書くのが流行りだった時代の名残ね…。
御付きの飲み物で、日本酒が選べるなんて、流石地酒王国山形。。
ここ、瀧波では、3パターンの部屋があり。
今回は、1階の「SAKURA」の部屋。
実は1階だけ、お湯を空気に触れさせないで、
源泉を湯舟に直接入れているのです♨
ほんのり硫黄のかほり。
実はこの硫化水素臭、表玄関出てすぐ右側にある飲泉所だとMAX!
…実に、いいお湯です◎
泉質名的には、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
源泉温度60.4度。
まずは、湯に満足。
お夕飯は、メインダイニング『1/365』にて。
置賜(おきたま)地方の豊かな自然と食文化を楽しむレストラン
旬は一瞬にすぎていくもの。
だから「瀧波」には、”季節の料理”や”今月の味”というものはありません。
刻々と変わる日々の香り・旬の食材が主役。
みなさまとの一期一会を大切に。
大前料理長が目の前でお料理を仕上げていくこのオープンキッチンで、
繰り広げられる旬のオーガニックなお野菜たち、
米沢の牛・豚、荘内の魚介たちの極上のお料理と、
各地からの厳選日本酒のお任せコース。
『いきかえりの宿 瀧波』時代からの料理長で、
心機一転、あの『里山十帖』で学び、今のスタイルを確立された、と。
…そういえば、以前『自遊人』で読んだことがあったかも…。
実はこの『山形座 瀧波』に至るまでいろんなドラマがあったのですが、
私にできることは、今を有難く思い、この瞬間を楽しむしかない。。
『里山十帖』でもそうでしたが、炊き立ての土鍋ごはんは名物。
そうそう、お飲み物は日本酒のペアリングでお願いしました。
左から、六根浄、加茂錦、山形政宗、磐城寿、にいだしぜんしゅ、楯の川スパークリング。(提供された順は、右から順に)
南社長が、ひとつひとつ、コメントを添えながら供してくださいました。
お酒にも、満足◎
もちろん、お料理にも大満足。
山形の旬と創意工夫が、ライブキッチンでみごとに紡がれ、
驚きとともにカウンターの私たちの目の前に提供され…
どのお料理が美味しかったですか?の問いに、
嘘偽りなく「全部美味しかった」と答えます。
敢えて言うなら…釜炊きのごはん!(夜はこしひかり/朝はつや姫)
『里山十帖』テイストではあるものの、山形・赤湯土着への愛情の深さ、
大前料理長の料理への本気度合い、親族での経営の真剣さから、
こちらのほうが本家を上回っている気も。。
…ごちそうさまでした。
真夜中のお風呂は、独泉タイム。
…と言っても、ここ、瀧波では全部屋に温泉が付いているから、
大浴場に来る方も、ほとんどいらっしゃらないのかも。
お部屋に戻ったら、即、おやすみなさい…。
旅に出た方が、健康的な生活を送るってひと、
きっと私だけじゃないと思う…(笑)
翌朝。
甘酒はノンアルコールだから、朝からでも平気(笑)
「飲む点滴」と言われるほど、栄養価の高い飲み物です◎
c/oの時間、11時まで、ゆったり滞在。
赤湯温泉駅までは、バスで送迎してくださいます。
朝ごはんをいただいて少し早めにc/oすれば、
昼前に東京駅についていることもできちゃう赤湯温泉。
今回はふるさと納税感謝券、有効活用させていただきました。
実はc/oのときに、次の予約をしてしまったのです、とある理由により(笑)
それはまた、続編で記せたら…
【山形座 瀧波】http://takinami.co.jp/
(温泉分析書)
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