** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

中房温泉*長野県安曇野市

29本分の源泉の分析書を持ってるけど、
そのうち26本しか(しか?笑)浴槽で利用してない、と言う温泉、
それが…
 
信州長野・安曇野の中房温泉。
(なかふさ、だと思っていたら、HPのURLは「なかぶさ」、濁るのが正解なのね…。)
 
以前、温泉ソムリエ友のまぜらんさんから、
「中房は~ 一泊二日じゃ全部回れない、連泊するくらいで行かないと~!」と言われていたのは、
やはり間違いありませんでした…。
 
 
最寄りの駅は松本駅で間違いないですが、
そこから~ バスに揺られて~
途中、大王わさび農園なぞにも寄っていただいて~(笑)
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山道をバスに揺られて約1時間。
 
ひたすら標高高く登ること、
日本アルプスの中腹、海抜約1,500メートル。。
 
そこに、積雪のために冬期休業になるお宿、中房温泉があります。
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6月に、丸の内朝大学・温泉ヒーリングクラスのフィールドワークで訪問♨
百瀬社長が迎えてくださいました◎
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日本秘湯を守る会の会員宿(提灯のお宿)でもあります。
気になる右側のちらしは…
 
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なんと、中房温泉の源泉を使った日本酒!!のご紹介♪
特別に試飲コーナーも♪♪
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もちろん、一本買って帰ってきたのは言うまでもありません。
(あ、まだ開けてないや…^^;)
 
お夕飯の時間までだいぶあるので…
まずは敷地内の湯めぐりを♨
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…たくさんありすぎです。。
まずは、この案内図を用いた説明を百瀬社長から~
 
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そして、案内が終わると、蜂の子を散らしたがごとく、
チームに分かれて突撃!
 
『白滝の湯』
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このあとは、
『菩薩の湯』、『湯原の湯』、『岩風呂』。 

お夕飯前にこれだけ巡れば充分でしょう^^;
 
丸の内朝大学温泉ヒーリングクラス御一行様宴席(笑)
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石井宏子先生の乾杯の音頭で、宴会開始~♪
 
今日のお料理で、期待していたもの、それは…
源泉地熱で蒸した、地鶏丸蒸しと
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同じく温泉地熱で8時間仕込んだローストビーフ!(右)
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本日のメインディッシュです◎
地熱でこんなにローストビーフが美味しく出来るなんて…!
 
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ローストビーフが出る日と出ない日があるので、
HPで要チェックです!!
 
本日のお夕食のメニュー。
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さて。
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お夕飯を挟んで、『地熱浴場』 (これ、最高)、 
あたたかい地面にゴザを敷いて寝転がり、星空を眺める。。
 
忘れられないですね~、あれは。。
 
『月見の湯』、こちらも星空が綺麗に見えてお勧めです◎
(↓明るいときに見ると、こんな感じ 左:地熱浴場、右:月見の湯)
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湯めぐりの後は、バーモモセ(笑)
ソガ・ペール・エフェス(右)は松本のお酒屋さんで見つけてゲット!
御湖鶴(左)も、こんなワインのようなエチケットで出しているんですね~
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楽しい夜は更け…
すがすがしい高原の朝。

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『プール風呂』の上にある、
おひとりさま専用『ねっこ風呂』から母屋を眺めます。
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プール風呂は、どなたかがおっしゃってましたが、
まっぱで泳ぐと気持ちがいいとか(笑)
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この朝燦々と光が降り注ぐときには、流石に泳ぐ方もいらっしゃいませんでした(^^ゞ 
 
朝ごはん。
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このあとは、百瀬隊長とジョニー君の先導のもと、
焼山までハイキング!
 
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敷地内の源泉を説明しながら回ってくださる百瀬社長。
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イワカガミ(左)                        クリンソウ(右)
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焼山で焼き上げた食材を背負って下りていただき、
食堂でお昼ご飯。
 
バナナを蒸したのがちょっとイケてなかった以外は(笑)
ほかは美味しく蒸されてました◎
 

 中房温泉、
あと残すは『不老泉』
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 『御座の湯』(左・お湯張り中)、 『大湯』(右)  『滝の湯』などなど…
噂どおり、やはり一日では回りきれなった…。
うーん、これはまた来い、と言うことですね?(笑)
百瀬社長もおっしゃってましたが、
日本秘湯を守る会の11泊目御招待で、年間200名以上いらっしゃる!?とか!!
 
なるほどそれほどの魅力溢れる信州の秘湯、中房温泉。
紅葉の時期もこれまた美しいでしょうね、
次に足を運べると気が楽しみです*^^*
 
【中房温泉HP】→http://www.nakabusa.com/
 
【備忘録】
・分析書を取っているのは29本、浴槽で使用しているのは26本、残り3本は川原にある
・分析料は6万~9万/源泉1本あたり+登録料(数万円)が掛かる
・浴槽は全部毎日清掃している(!)
・装置を使ってお湯を冷ますにしても65度未満にはしない、65度未満にするとレジオネラ菌が発生するから
・日本秘湯を守る会の加盟宿200軒弱あるが、36年間で16,000名が11泊目の無料ご招待に選んでくれた
・中房温泉は昔ながらの湯治場ではなかった、松本藩の命により明礬を採取するためであり、
 その明礬は生糸を晒すときにつやを出すのに使われた
・別府の明礬温泉より生産量は高かった
・こんにち使われている明礬は、中国や韓国製であり、科学的に造られたもの
・自家製野菜を作っている
 
(2011.6.4-5訪問です)
雰囲気★★★★  
お風呂★★★★    ※目に出来るものはすべて「単純硫黄温泉」、
                しかしながら源泉温度などやはり全部違うようです。
               ※源泉が29本あるため、以下画像添付の源泉名山の神のものを記載。
                源泉温度95度 泉質:単純硫黄温泉 pH9.1 成分総計708.9mg/kg 
お食事★★★     ※地熱蒸しのローストビーフはお勧め! 特注料理で注文。
お値段★★★★    ひとりあたり13,000円~20,000円(一泊二食付き)
総 合★★★★
 
(分析書) 『ねっこ風呂』(源泉名:山の神)のものを代表で掲載します♨
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