2016年2月の『東京獺祭の会』で、
たまたま隣席だったIさんと言う御方に教えていただいたお宿。
気になって、予約をして、訪ねたのが2016年8月。

尻焼温泉のもっと上のほうにあるそのお宿は、

『元気料理の宿 白根の見える丘』

ここで言う白根は、向こうにある白根山(しらねさん)のこと。
お電話のみの予約受付で、
お電話をした際は、ご夫婦おふたりで旅館を営んでいるため、
c/iの時間、c/oの時間、食事の時間などは守ってほしい旨の念押しが。
c/iは確か15時だったはず。
15時ちょい過ぎに到着したお宿入り口には、

水くみ、仕入のため、留守にしています。
チェック・インの時間には帰ります。
そうなんです…。
宿のすべての食事に使うお水・
日本百名水「箱崎湧水」を1日おきに往復4時間掛けて歩いて汲みに行くと言うから、
それだけでもかなりのこだわりようが分かります◎
「そうか、まだ帰って来てないのか・・・」と
車のなかで待つこと10分、20分…
一向に気配なし(笑)
30分経過。
こりゃちょっとおかしいわい、と言うことで、
扉に手を掛けると…開いた!
「…ごめんくださーい」
「はーい」(ご主人の声)
(居らしたのね(^^;)
で、ここからご主人の長い館内説明(笑)
約20分掛けて、食事のこと、温泉のこと、滔々と語ってくださいます。
(中略、行ったときのお楽しみで♡)
お湯は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉、
源泉温度しゃっきり熱い56度。
通していただいたお部屋はこちら、「浅間」、
ベッドの下には炭が敷いてあるのだそう。

スポーツ選手も、炭ベッド、愛用している、と言うようなお話があったような(^^;
(すみません、少し記憶がまだらです)

廊下に、大きな大漁旗。
TV東京の番組で受賞した時の記念品のようです◎

実はご主人のご説明の最中に、館内の写真を見てると…
ん?どこぞで拝見した温泉界の巨匠Iさんらしき御方が。
お部屋にあった雑誌の切り抜き見て納得、間違いない!と
「このお宿にお邪魔してます」メールをお送りしたところ、
「ご主人とは仲良しです^^ 私と親しいこと話してみて」と(笑)
18:30になり、待望のお夕食タイム、
まだほんのり外の光が明るいダイニング。

…いい感じです◎
ご主人こだわりの食材が並ぶ食卓。

3年芋を使って作るこんにゃく、白まいたけ・黒まいたけ・ちち茸、
などなど…。。


通常の4倍(!)手間暇かけて、
国産大豆の選ばれた豆を通常の約4倍使って、
これまた選ばれた天然のにがりを使って女将さんが手作りするうまみぎっしりなお豆腐。


そうか、お豆腐を作るから、必然的に「おから」も。
おから、大好き♡
おつまみ系、多いですね(笑)
でもこういうの大好きです◎


アルコールも、エビスにはじまり、群馬赤城のワイン。


この何とも言えないトワイライトタイム、好きですね~。。

そうそう。
宿泊客は私たちだけでしたので、
ご主人が話しかけてこられ、
先ほどの、I巨匠の話を…
驚いてましたが、それなら!と、
おかげさまでご主人とも、とってもお話が弾んでしまいました(笑)
最後は揚げ物と、玄米ご飯。


たくさんいただいたけど、野菜中心だから、もたれもせず、
美味しくしっかりいただけました。
朝ご飯も楽しみ…☆




右側は確か納豆。手作り、だったかも…。


女将さんがベランダで「米のとぎ汁だけで」育てているトマト!

夏のみずみずしさを存分に表しているこの色! 惚れ惚れします。。
ちょっと雲が多いかな…
結局この日も白根山は見えず。

お盆期間なのに、こだわり素材のお料理なのに宿泊代12,000円…
一日4組10名まで、本当にこだわりのお宿です。
この御主人のこだわりようは、
ある意味『郷の湯』@長湯温泉の御主人以上!(笑)
思い出したらまた、行きたくなりました。
今度はI隊長とお邪魔してみようかな(笑)
【元気料理の宿 白根の見える丘HP】→http://www.sirane.burari.biz/
(旧「白根ハイム」)
(2016.8訪問)
雰囲気★★★
お風呂★★★ 源泉温度56度 泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
pH7.9 成分総計 1,390mg/kg
お食事★★★★
お値段★★★★★ 浅間の部屋宿泊、1泊2食付き12,000円
総 合★★★★
(分析書)

