** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

寒の地獄旅館*大分県玖珠郡九重町寒の地獄温泉

 

たぶん、おそらく…

誰もが真冬に行こうなんて絶対に思わない温泉、

それがこの『寒の地獄(かんのじごく)』

 

何故だか、呼ばれるように、なんとなく、予約してしまったのです、

日本秘湯を守る会のサイトから。

 

今回はレンタカーは使わず、公共の交通機関で移動。

大分空港→由布院駅前バスセンター→熊本行の途中「くじゅう登山口」で下車

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徒歩750m(しかしながら若干の上り山道(^^;))

 

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 時は子年お正月三が日。

うららかに陽がさしている間は全然寒さも気にならず。

 

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この玄関にたどり着く道と平行に、左側にこんな白い川が。

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いやー、これだけでも、温泉好きはワクワクするってもんでしょう(笑)

例の、あの修行風呂から流れてきている冷泉の川。

 

 名物のあの寒い修行風呂は、夏季(7~9月)限定

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大丈夫、今回はそのお風呂目当てじゃないし~

沸かし湯もあるって聞いてるし、貸切家族風呂もあるって聞いてるし~

 

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通していただいたお部屋は2階、

窓からは先ほどの冷泉の川が見えます♨

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一服お茶をいただいたら、さ、探索タイム♪

冷泉は夏季限定とは書いてあったけど、自噴のお湯は止まってないはず…♨

 

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水汲み場もほら、やっぱり冷泉流れてるし~

修行風呂のほうは… ああ、やっぱり温泉は溜まっているね~

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!?!?

よく見たら。

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誰も浴槽に入らないものだから、温泉成分が表面に浮き、

更に、自噴のぶくぶくの泡がそこに溜まっている!!

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マニア魂、狂喜乱舞(笑)

 こりゃー、スゴイモノ見ちゃった~♪♪♪

 

ん? では反対側は??

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うひゃー!!!♡

ナンダコレハ!?!?(笑)

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 こちらはこちらで、湯の花が大量に浮遊~♪

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真ん中の仕切りから、左右の湯舟を眺めるとこんな感じ。

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なんで左右違うんでしょうね、

自噴している量の差か、流れ出る温泉の量か、

真ん中下はつながっているので、微妙に湯舟に傾斜があるのか…。

 

興奮冷めやらず、ひとり小躍りしながら部屋に戻り、

浴衣片手に、普通に浸かれるお風呂のほうへ~

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男女別のお風呂はこちら、

左手前の小さな四角は冷泉(源泉)そのまんま♨

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 貸切風呂は全部で3つ、それぞれ趣も異なり。

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もちろんこちらはちゃんと加温浴槽なので、あったまれます◎

 

浴室へ向かう途中に、囲炉裏端。 

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くるくるっと回してみてよく回るものなら、もう立派な固ゆで玉子。

近くの井戸水で冷やし、そのままお部屋へテイクアウト。

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お夕飯前にもう一度、あのワクワク感を味わいたくて修行風呂に。

そしたら…

ちょうど対流が起こっていて湯の花が一部、回転している感じに。

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たまたまそこにアヒル隊長ゆるり~を置いてみただけなので、

隊長は全然回ってないのですが(笑)、ちょっと面白い絵になりました◎

 

お夕飯時前の、トワイライトタイム。

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お食事は、昼間は『夢見る豚食堂』として営業されている、食事処にて。

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囲炉裏卓、それも周囲のお客様とは程よい距離感が取られており。

そして、このお品書き…!

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ビバ! おつまみコース✨

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では、お酒のメニューは?と思ってみたら、

「日本酒リスト お得な飲み比べセット 600円」

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え? この銘柄ぞろいで3種で600円ですか!?

それもこの、大分の(失礼ながら…)山の上の温泉宿でこのラインナップですか!?!?

 

嬉しい誤差に、温泉に引き続き更に小躍り(笑)

まずは湯上りにビールで喉を落ち着け、

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早々に日本酒を注文。

これは二度目の日本酒オーダーの(笑)

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ええ、もちろん、全種いただきましたとも◎

少しずついろいろ試せて嬉しかったし、美味しかった~♪

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ほか、ワインのメニューもたくさんありました、ご参考まで~

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うーん。。

ワインもリーズナブルで美味しそうなものばかり…

きっとお酒が好きな方がいらっしゃるのですね。。

 

「この日本酒のラインナップ、すごいですね!」と中居さんにお声掛けたら、

「若旦那のセレクトなんです」と。

なるほど… 若旦那、グッジョブです!!

 

もちろん、お酒にあうお料理の数々も、本当にゆっくり、

味わい楽しみながらいただけました◎

 

<あまご塩焼き>

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<九重夢ポークとハーブ鶏盛り合わせ>

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<九重鶏卵茶わん蒸し、オマール味噌を添えて>

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<茸土瓶蒸し>

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お部屋から。

夜のライトアップも綺麗です✨

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あー、新年早々、いい湯・いい酒・いい宿に巡り合えました♡

この一年、いい湯縁・酒縁がありそう~♪

(おやすみなさい…。)

 

翌朝。

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貸切風呂で朝湯をいただいてから、

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食事処で朝食を。

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c/oまでまだ時間もあるので、

最後にまた、修行風呂を観察しに。

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あ、このタオルの色、霊泉をおんなじ色だ♨

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名残惜しいですが、このあたりでお別れを。

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お世話になりました! ありがとうございました♨

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そうそう、こちらのお宿、ちょっと変わったプランがあります。

〔注目プラン〕一宿一飯の恩義★お手伝いお願いします!1泊2食付宿泊が最大タダ♪

この作業をお願いします!
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温泉を加温するための【薪割】及び【運搬(軽トラック使用)】
※当館では、環境に配慮し、二酸化炭素排出量削減のため
  薪ボイラーによる温泉加温を行っております。
1:旅館敷地内にある木材置場に玉切りされた木を薪割機で割る
2:割った薪を軽トラックへ積み込む
3:薪小屋へおろす
ここまでの一連の作業をお願いします!

お手伝いの報酬は…?
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軽トラック1台分の薪割・運搬につき、2,160円を宿泊料からお値引いたします。
※1名様無料となるには、軽トラック7台分を運んでいただくことになります。
 7台分はきつい!という方は、1台分~できる分だけで結構です。

ご確認ください
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■ 薪割機、軽トラックの操作・運転方法は、スタッフよりお伝えいたします。
■ 運転免許をお持ちでない方は、スタッフが軽トラを移動させます。
■ 特に危険な作業ではありませんが、万が一のけがなどの責任は負いかねます。
■ 当館でつま先鉄板入りの長靴及びゴム手袋をご用意いたします。
  汚れてもよい、作業しやすい服をご用意ください。
■ チェックインは15時からですが、作業は10時から可能です。

■ 当日雨などで作業できなかった場合は…?
 ┗ 後日作業に来ていただければ、
   作業分の割引チケットもしくは現金にてキャッシュバック!
 ┗ 作業はキャンセルして、正規料金にてご宿泊もOK!

 

ここ↓↓で作業するんですね~!!

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ご興味あって、体力ある方! ぜひトライを!(笑)

 

帰りは、来た時と逆の行程で。

バス停「くじゅう登山口」まで徒歩9分ほど→由布院駅前バスセンター

 

『寒の地獄旅館』、

再訪したいお宿にズバリランクイン!です。

 

随分前に一度、夏に修行しに来たけど(立ち寄り湯)、

そのときはやっぱり、14度の冷泉と言えども、

薬効成分のせいでもっと冷たく感じると言われるせいか、浸かってられなかったもんな~。。

 

冷泉に浸かる→スト―ブで薬効成分を乾かす→また冷泉に浸かる…を繰り返すのですが、 

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その昔は、この霊泉で病を治しに来る方々が多かったのですね。。

  

フラワーマンさん曰く、「日本一楽しくない混浴」とはまさにここのこと!(笑)

(注:混浴と言っても、水着着用です)

 

夏じゃなくても楽しめる霊泉、それが『寒の地獄旅館』、

お酒好きにも、温泉マニアにも、お薦め致します♨ 

 

kannojigoku.jp

www.hitou.or.jp

 

(分析書)

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#寒の地獄 #寒の地獄温泉 #日本酒が楽しめるお宿 #日本一楽しくない混浴