** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

向瀧(むかいたき)皇室専用特別室(はなれ)*福島県会津若松市会津東山温泉

『向瀧(むかいたき)』の皇室専用特別室(今は「はなれ」)に泊まって参りました、

それも、冬、雪見ろうそくをやっているときに。

 

ようやく彼岸を過ぎて都内も30度を下回るようになり(やっと!)、

少しだけ涼しい風が肌を撫でると、気づけばもう神無月。

あと2か月もするとまた雪の季節が来る…

 

ということで、ひんやり冷たい雪を思い出しながら、

雪見ろうそくの向瀧を綴ってみようと思います…。

 

*****

 

会津若松って、案外行きやすいんです。

新幹線だと郡山乗り換えで会津若松まで磐越西線で出て…と面倒なんですが、

新宿から会津若松行きの高速バスが出ている!

 

少し前からいつも、会津に行くときはこの高速バスプランを活用。

今回は、2MUのユグチ氏、ふろむ氏、そしてまめたさん、まめこさん、私の5人で。

(鹿氏は日本百名城巡りで先に会津入り…)

いつもは1~2人予約なのでそうそう苦労はしないのですが、

今回は5人分ということで、ちょっと10時打ちに支障があったことは否めず。。

(お得プランは席数限られていて、一気に5席押さえられなかったという事実…)

 

結果、超お得プランのシートを2席(確か片道3千円台!)と、

女性専用席を2席(通常席よりお安かった)、通常席を1席、そんな感じで押さえ。

片道4時間半ほど、会津若松駅着いたら、そこからは路線バスで移動。

 

バス停「東山温泉駅」で降りると、いつもとは違うアプローチの『向瀧』

嗚呼、以前来たのはいつだろう?

 

2011/1/8訪問、とあるから、実に12年ぶり!

それでも変わらぬ、12年では変わらぬ風情と佇まい…そして、名湯♨

さんざん私が煽ったので、湯友さんたちも『向瀧』を目の前に、

かなりのノリノリモード。

 

 

今回は「はなれ」こと皇室専用特別室に泊まりたいがゆえに、

(あのお風呂に浸かりたいがゆえに)

この大人数なら!と皆に提案して快諾いただいてのセッティング。

全部で6名様だったので、本当は広すぎるお部屋も、

ほら、ちょうどイイ(笑)

縁側からは、いつも見上げるお庭が下に向かって見渡せる…!

 

そしてこの「はなれ」にもれなくセットで付いてくる部屋風呂が…

これこれ…! この風情は国宝級…✨

しかし…

 

熱さも天井人並み😂

 

聞けば、ここはなれのお風呂が一番源泉に近く(源泉は『原瀧』側にあり)、

この析出物でガビガビに固まった蛇口も回らず、

よって、いつも滔々と熱々の新鮮な源泉がかけ流され続けるという…

 

源泉を絞って湯温を調整することができないとなると…

熱湯コマーシャルか、加水しか手がなく…orz

(私たちは前者を選びました🙂)

 

ここ「はなれ」に泊まらないと浸かれないこの温泉はもちろん、

ほかにも麗しい温泉(浴槽)がたくさんあるのが向瀧のスゴイところ…。

 

大浴場「きつね湯」は男女別

 

「さるの湯」も男女別大浴場

↓女性用

↓男性用

滔々と…ただ流れてゆきます♨

 

貸切風呂は3つ

①鈴の湯

 

②瓢の湯

 

③蔦の湯



ちゃんとそれぞれ、天井にモチーフとなるものが描かれているんですって。

湯舟ばっかり見つめていて、天井を眺めるの、忘れた…orz

(引用元)向瀧ホームページ

 

 

そして冬だけ、それも積雪がある2月末までの夢移ろいな景色が、

雪見ろうそく。

17時までにひとつひとつ竹筒に灯りがともされ、

18時までのほんのひとときの揺らめきの灯り。

 

雪見ろうそくが静かに消えると、

そのあとはお夕飯タイム。はなれとは別に、ご用意がなされ。

 

 

 

 

 

 

折角なので、日本酒は向瀧限定のものを…

 

以前泊まったときもいただいたのだけど、どの蔵が作っているかなんて見てなくて、

調べてもわからなくて。

今回、ずっと気になっていた答え…

榮川(えいせん)酒造さんでした…!

「びしゅかこう」と書かれているそれは、

はなれのお部屋に飾ってあったこちらから。

なんと野口英世氏の揮毫!

さすが国有形登録文化財第一号認定のお宿… 

あちこちにお宝、眠ってそうです。。

 

お食事をいただき、お部屋にもどり、

一浴二浴楽しみ、敷いてあったお布団に転がり込んだら…

珍しく、そのまま静かに寝入ってしまいましたよ、私たち(笑)

ま、たまにはそういう時もありましょう。

まだまだ先が長い旅ですので😉

 

翌朝。

一浴二浴を愉しんだあとに、

朝食タイム、夕べと同じお部屋にて。

 

この日は皆でバス&電車で移動する日のため、

電車時間に合わせて少し早めのc/o。

 

 

 

私にとっては12年ぶりの『向瀧』、

同行のみなさんは確かお初の宿泊だったはず… 満喫出来て良かったですね♨✨

 

…さて、次の目的地に向かいましょうか…(『エンドー』へ!!)

 

(2023/2/宿泊)

www.mukaitaki.com

 

<温泉分析書>

 

 

 

<館内図>