茅ヶ崎なんて、久しぶり!
駅に降り立つと、もう行き交う人々の雰囲気からして違う。
久々に本日は、江澤さん主宰の『ちがさき粋酔会(すいすいかい)』へ参加するため。
駅前の道をまっすぐ…
歩いていると途中に『つちや』さん発見!
江澤さんが前に行ってた地元の酒屋さんて、きっとココだな…!?
ちらっと覗いてみたら、案の定『タクシードライバー』、ちゃんと置いてありました◎
そう、あの時(※三芳菊×喜久盛両蔵を囲む会をやったとき)に
お互い面識を持たれたのがきっかけで。
ほどなく、本日の会場、『蕎麦処なぁる』に到着。
「本日貸切」
そうなんです、今宵は、蔵元さんをお招きして『龍勢』の実験酒を研究する会!
「本日ご用意したお酒・スペック」
ずらり…!と圧巻の実験酒全部で…10本!!
真ん中に、『夜の帝王』があるのがイイ(笑)
『龍勢』を醸す藤井酒造・藤井社長さま。
『ちがさき粋酔会』主催の江澤城司さん。
いただくお料理たちはこちら。
板わさからはじまり、オムレツ(!)お蕎麦は2種、日本酒に合う合う💕
左:生酒、右:火入れ 他はスペックおんなじ:雄町40%、広島6号酵母…
こちらも左:火入れ、右:生酒、ほかはスペックおなじ
広島6号酵母とは、東広島市にかつて存在した「喜久牡丹酒造」(既に廃業)の蔵付き酵母から採取したもの。今日までこの酵母を使用したお酒はなく、龍勢Lab.で初めて実現しました。
まだ出逢ったことのないお酒って、わくわくしますね💕
こんなにいろいろと美味しいお酒をいただいてるプラスで、
藤井社長が、サプライズで日本酒ハイボールを!?!
「日本酒の炭酸割りはお薦め、二杯目に日本酒を飲んでくれやすくなりますからね~」
かち割り氷をグラスに入れ、日本酒と強炭酸ソーダを1:1の割合で、
ソーダは炭酸が飛ばないように静かに注ぎ入れ、最後にレモンをきゅっと搾る。
今までで一番美味しい!と感じた日本酒ハイボール💕
季節柄、まだ残暑厳しき折でしたので、こんなハイボールは涼も感じられ、
とても美味しくいただきましたよ🥰
藤井社長のお手製レシピ、しっかりメモさせていただきました😉
そして、藤井社長のおっしゃってくださったこと…
これは…!と思い一生懸命メモしたものを記録としてこちらにも…
・お酒の評価、ワインは加点、日本酒は満点からの減点
・清酒というものを、難なく造らせるための「きょうかい酵母」
・大正時代の木桶の原株見つけて醪づくりをしている
・うちにしかいない酵母を見つけて仕込んでいる
・「夜の帝王シリーズ」20度の甘口と13度の辛口、今の作られた酵母ではとても出せない酒質
・広島6号…廃業した蔵からの酵母・p-xx号…龍勢蔵から採集した酵母の番号、全部で200(!)ほどある
・明治41年に鑑評会日本一になったことがある、その酵母が居てくれると信じて…
・完全発酵型の酒質=熟成に耐える酒
・大正時代当時の酸度3.5(!)、今は2程度
・アミノ酸(=酵母の死骸)非常に少ない=旨味が少なくはなるが、温度があがってくるとダレる
・老麹(ひねこうじ)は50時間、若麹は40時間プラス酵素剤
・酵素剤使うのが通例。そういう風に指導される
・雄町原産地は高島(備前国上道郡高島村字雄町=現岡山市中区雄町)、そこは水が湧いてて(確かにそうだった!)ふかふかな土壌、田植え機が入らない、籾を直まきする田圃
・プレート火入れが品質をぐんとあげられる
(このあとググりました! なるほど急速加熱急速冷却、でも火落ち菌を完全に殺せないため火落ち菌が活動できない10度以下で要冷蔵…)・ライトタイプ製麹48時間 麴菌少なめ/フルボディ製麹55時間 麹菌多め
・麹の生育期間が、ライト/フルボディの影響に大きく響く
↑↑もしや誤記があるかもしれませんがmyメモです、ご容赦ください💦
酒歴を重ねても(笑) 当たり前ですが、まだまだ「なるほど!」と思うことが多々…
大変勉強になりました…🙇♀️
この「ちがさき粋酔会」のお猪口、久しぶりに手にしました!
なぁるさん、最後は蕎麦の実アイス、これがまた…
香ばしさと触感とつめたーいアイスクリーム。。魅惑のデザートでございました。。
終宴のお時間が長引いて、藤井社長は東京に戻らなくてはいけないお時間に。
私も東京戻り、駅までタクシー、ご一緒させていただきました🙇♀️
藤井社長、そして江澤さん、貴重すぎる機会を、どうもありがとうございました💕
ちがさき粋酔会のご紹介
本格焼酎はうまい。だけど、日本酒はもっと旨い!
日本酒の復権を目指して・・・☆☆☆
『ちがさき粋酔会(すいすいかい)』
☆☆☆2000年くらいから急に味が進化している日本酒。
しかしちがさき粋酔会を始めた2006年では、その旨さがまだまだ知られていませんでした。
東京まで行けば旨い日本酒を揃えている酒販店や飲食店を選ぶことができましたが、残念ながら茅ヶ崎ではそんな日本酒の旨さを楽しませてくれるお店がほとんどと言っていいくらいに少なかったのです。
「日本酒は世界に誇る食中酒」
です。
どんな種類の食事にも合う日本酒。冷しても温めても良し。
酒屋さんも飲食店さんも一緒に入ってもらって、茅ヶ崎でもっと美味しい日本酒を楽しめるようにしたいと思ったのです。ワインに勝るとも劣らないその奥深さを一緒に楽しみませんか?
是非、多くの方のご参加をお待ちしています!
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* 粋酔会の当初の目的地元でより旨い日本酒を呑める環境を作る。
そのために、違いの分かる消費者を育て、酒販店、飲食店と情報を共有し、
そしてより旨い酒造りを目指す酒造メーカーを応援することを会の目的とする。* ちがさき粋酔会令和3年2月時点での存在意義
「日本酒は世界に誇る食中酒」と言うコンセプトが世界に広がっていく一助となる活動を続けていく。和食以外の料理を提供するお店を中心にお酒を持込んで、ペアリングで料理を楽しんでいただくイベントを開催。どんな料理を提供するお店でも厳選した日本酒を楽しめるようにする。* 会の概要
<活動>
1. 利き酒会、交流会、定期的な情報発信
2. 勉強会・講演会
3. 酒蔵見学会・田植えの会等のフィールドワーク
* 会費
毎回の参加費には企画料を少しだけ載せて開催していますが、特別な会費は設定していません。企画料を載せてもその参加費を超える内容を提供しています。