** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

酒蔵見学の心得(2025年度ver.)

(2016年の絵日記を最新内容に更新しました)

 

 

 

ラッキーなことに、

好きな酒蔵さんへ見学に行けることになった場合に、

ぜひ思い出していただきたい

酒蔵見学の際のマナー

 

 

蔵元にもいろいろタイプがあります◎

●大手蔵元で観光地化しているパターン(おみやげ買ってね系)

●神経びりびりで酒を作っているパターン(造りの時期は見学なし)

 

これからご紹介するのはガチな蔵見学の例です。

 

1.訪問前日・当日は禁納豆、禁ヨーグルト、禁チーズ、禁みかん、禁キムチ

・酵母などの微生物は弱いもの。酵母より強い菌を持つ発酵食品はNG

・みかん?と思われるかもですが、柑橘類の外側につく青カビと酸が、麹作りによくない影響を与えると言われてるから

 

2.香水、香りの強い整髪料・柔軟剤、ハンドクリーム等、ニオイのキツイものは×

・繊細な酒造りに人工的な香りは迷惑そのもの

・これは日本酒専門店に行くときもそう、周囲のお客様の迷惑です

…最近のお寿司屋さんのコメントにこんな表記を見つけました。

 「香水や、強めの柔軟剤、体臭、半乾きなど香りの強い方、正直迷惑です。」

 (「体臭」に「半乾き」は初めて見ました…😅) 

 

3.白衣等に着替える場合、帽子は飾りじゃない、しっかり被る

・髪の毛が落ちないように耳まで被る

 

4.秒単位で仕事している蔵人さんに最大限配慮をし、邪魔にならないようにする

・こんにちは~ お邪魔しま~す、など、挨拶も忘れず

 

5.蔵内で勝手な行動は慎む

・立ち入り禁止箇所もある

・撮影は許可を得たところだけ

 

6.試飲はあくまでも試飲

・おつまみ持参はもってのほか、長居ももってのほか

・オフレコのものもあるので写真などのSNSアップはNG(酒税の関係)

 

7.タンクをのぞき込めるときは炭酸ガスに注意

・そのままクラっと来てタンク内に落ちてあの世に…なんて事故も。。

ニュースにはならないが、業界的に1年に1回くらいはある、らしい…

 

 

いずれにせよ、

造りの時期に蔵見学ができる機会はそんなにない、

真剣に作っている小規模な蔵ほど。

 

上記のなかには小学生向け?のような注意喚起もありますが、

実際、そういう見学客もあるのだと、蔵元さんが嘆いていたので敢えて掲載を…

 

あ、もちろん、事前に予約で押さえておくことが必要です。

小さな蔵元さんだと、土日も休みだったりすることもあります。

 

本当に… 酒造りは蔵人さんたちの汗と涙と愛情の賜物…

そんなありがたい日本酒、

いただくときは感謝していただきたいですね。。

 

お酒も楽しく♪

 

(画像は、2021年にお伺いさせていただいた『鶴齢』青木酒造さんの訪問時のものです)