(2016年の絵日記を最新内容に更新しました)
ラッキーなことに、
好きな酒蔵さんへ見学に行けることになった場合に、
ぜひ思い出していただきたい
酒蔵見学の際のマナー
蔵元にもいろいろタイプがあります◎
●大手蔵元で観光地化しているパターン(おみやげ買ってね系)
●神経びりびりで酒を作っているパターン(造りの時期は見学なし)
これからご紹介するのはガチな蔵見学の例です。
1.訪問前日・当日は禁納豆、禁ヨーグルト、禁チーズ、禁みかん、禁キムチ
・酵母などの微生物は弱いもの。酵母より強い菌を持つ発酵食品はNG
・みかん?と思われるかもですが、柑橘類の外側につく青カビと酸が、麹作りによくない影響を与えると言われてるから
2.香水、香りの強い整髪料・柔軟剤、ハンドクリーム等、ニオイのキツイものは×
・繊細な酒造りに人工的な香りは迷惑そのもの
・これは日本酒専門店に行くときもそう、周囲のお客様の迷惑です
…最近のお寿司屋さんのコメントにこんな表記を見つけました。
「香水や、強めの柔軟剤、体臭、半乾きなど香りの強い方、正直迷惑です。」
(「体臭」に「半乾き」は初めて見ました…😅)
3.白衣等に着替える場合、帽子は飾りじゃない、しっかり被る
・髪の毛が落ちないように耳まで被る
4.秒単位で仕事している蔵人さんに最大限配慮をし、邪魔にならないようにする
・こんにちは~ お邪魔しま~す、など、挨拶も忘れず
5.蔵内で勝手な行動は慎む
・立ち入り禁止箇所もある
・撮影は許可を得たところだけ
6.試飲はあくまでも試飲
・おつまみ持参はもってのほか、長居ももってのほか
・オフレコのものもあるので写真などのSNSアップはNG(酒税の関係)
7.タンクをのぞき込めるときは炭酸ガスに注意
・そのままクラっと来てタンク内に落ちてあの世に…なんて事故も。。
ニュースにはならないが、業界的に1年に1回くらいはある、らしい…
いずれにせよ、
造りの時期に蔵見学ができる機会はそんなにない、
真剣に作っている小規模な蔵ほど。
上記のなかには小学生向け?のような注意喚起もありますが、
実際、そういう見学客もあるのだと、蔵元さんが嘆いていたので敢えて掲載を…
あ、もちろん、事前に予約で押さえておくことが必要です。
小さな蔵元さんだと、土日も休みだったりすることもあります。
本当に… 酒造りは蔵人さんたちの汗と涙と愛情の賜物…
そんなありがたい日本酒、
いただくときは感謝していただきたいですね。。
お酒も楽しく♪
(画像は、2021年にお伺いさせていただいた『鶴齢』青木酒造さんの訪問時のものです)