** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

『筆談ホステス』斉藤里恵

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昨年11月、北陸三県出張に赴き、便の悪い交通網を駆使し、
越前ガニを本場民宿で食したその足で、
あと5分、バスの到着が早ければ米原行きの特急に乗れたのですが・・・

あと一時間、どうしようか~。と武生駅隣接のスーパー書店にて、
ふと見つけたこの本。

耳が聞こえないホステスさんのお話。
筆談でお客さまとやりとりをして、銀座№1ホステスになった、とか。

ぱらぱらとめくってみるとこんなことが。

銀座クラブに来られたお客様が書いた「辛」。
会社も傾き、かなり荒れて飲んでらっしゃった経営者の方が書いた一文字。
それに対して、著者はこう綴って返します。
「辛い」と言う漢字は、棒を一本足せば「幸せ」になる。

「辛いのは、幸せになる途中ですよ」



また別のお話:
ご自身が多忙すぎて、奥様が離婚したいと言い出して困ったお客様には、

忙しいという字は、心を亡くすと書きますね。
 忘れるという字も、心を亡くすと書きますね。
 ゆっくり奥様と心を取り戻す旅行にでも行かれたらいかがですか?」

細かいニュアンスは本を読んでいただかないと通じないかもしれませんが、
なかなか勉強になるフレーズがたくさんです。

近々ドラマ化もされるようで、
複数の出版社から本も出ているようです。

#空いた時間も少しの工夫?で勉強の場になるということを実感した、北陸旅でした。。