ついにここまで来てしまった…。

余呉湖(よごこ)のほとり。
余呉湖=滋賀県長浜市。
そこに、以前からずっと気になっていたお宿が。

その名も、『徳山鮓(とくやまずし)』

(注)お寿司のお店ではありません(笑)
余呉湖のほとりにたたずむ料亭。
そう、「料亭」と言う言葉がぴったりのような。

鹿が、見つめる玄関。

このお宿のこだわりは、食材。

「熟鮓(なれずし)とジビエ。湖と山の恵みを堪能する至高のオーベルジュ」と
雑誌に取り上げられたこともあり。
色合いが綺麗なので写真を撮らせていただきましたが、
これ、オーベルジュのスタンプ帳かしら…?

ネットで探してみたけど、ちょっとわからない。
今度お伺いした際には、お聞きしてみよう。。
1日3組のお宿。

通していただいたお部屋は、
二人なら申し分ない広さのお部屋。


作務衣が、パッチワークのような、素敵な民族柄だったのを覚えてます。

外は、余呉湖のあたりは真っ暗、
鬱蒼とした林の上に、半月。

お夕飯の時間まで、とりあえずお風呂に浸かりましょうか。

残念ながら、温泉ではありませんが、
余呉湖一望の眺望はふと、日常雑多な疲れを忘れさせてくれます。
お夕飯&朝食は、このダイニングで。

何が並ぶんだろう…?
宿泊付きの食事処で、
お箸とガラスのコップ以外セッティングされていないお膳は、
久々に見たような気が…

必然的に、期待が高まります◎
まずは…
KIRINご当地一番搾り、滋賀づくりをいただきます。

普通のご当地づくりはみな、都道府県のシルエットが描かれているのに、
滋賀だけ何故琵琶湖のカタチ!?(笑)
ま、これも一興。
一品目:余呉の幸、あれこれ。

そういえば確か、食材はすべて、
余呉湖の付近で仕入れると、文献に書いてあったような…
二品目:鯖へしこと、鱒?発酵系

三品目:鹿肉!カオリダケの粉末を添えて。
水菜の苦さ…これは天然の味?

四品目:鴨肉のハム

五品目:この白いのは、熊肉の脂!

白身なんて、しつこそう…と思ったのは瞬時に消え。
このお鍋にくぐらせ、しゃぶしゃぶと。。

…こんな熊肉の美味しさに、出逢ったのははじめてです…!
超感動的。
そして…この時期に来れてよかった!
六品目:これが、熟鮓(なれずし)、カラスミも添えて。

このお宿の、真髄ともいえる代表銘柄ですよね。
手放しに、なにこれ美味しい!とは言えない複雑なお味ですが、
深い味わい・・・。
七品目:最後はあの熊肉しゃぶしゃぶのお出汁で、雑炊。

八品目:デザート。発酵の上の部分のみで造ったと。
味わい、まるでクリームチーズ!

九品目:お酒がまだあったからかな? 発酵系のおつまみを。

『徳山鮓』のPBは、滋賀・長浜の『七本鎗(しちほんやり)』から、「紫霞の湖」

『徳山鮓』さんは、七本鎗のみ、数種ご用意があります。
恐らく…2種くらいいただいたかしら…
地元のお酒が、地元の食材に合わない訳ない!
静かな夜は大好き。

朝までぐっすり…zzz
朝食は、同じ食事処にて。

鮎一夜干しが真ん中に。
お吸い物替わりのお鍋は、
ホウセンジとヒウオの鍋、とおっしゃったような。


たかが朝食、されど朝食。

細かく細かく…手が込んでいます。。

気持ちの良い朝の余呉湖。

季の頃は1月。
霜が降りたようで、ベランダは真っ白。

時間までお宿でゆっくり滞在させていただき、
送迎していただき、再び余呉駅へ。

例年は、雪もたくさん降るのでしょう。
今年は、小雪とか。
再び、余呉の駅に来られる日は、いつの日か-。。

