2019年10月某日、
上越・高田で『越後・謙信SAKEまつり』を楽しんだあと、
お世話になった先がこちら、『樺太館(からふとかん)』さん。
新潟の地で何故に樺太?と思われるのも当然、
由来は、先々代が仕事で樺太に行っていた当時の記憶を忘れないようにと
『樺太館』の名をつけ、以来三代にわたってこの土地で温泉宿を営んでいるのだとか。
ちなみに「燕温泉」の由来は、燕がたくさん飛来するから、ではなく、
彼岸に来て彼岸に帰る燕と同じように、夏だけ湯小屋を建てて営業したところから
その名が付いたのだそう。
(知らなかった…)
内記さんのお宿『樺太館』は、日本秘湯を守る会加盟のお宿。
標高1,100mの高地にある燕温泉
下界より肌寒く、まさに温泉が恋しくなるいい塩梅。
燕温泉のお湯は、白濁の硫黄泉!
『河原の湯』もありますが、
20分ほど?平坦な山道を歩いて行かなくてはならなかったのと、
お天気があまりよくなかったのとで、
再訪組はあっさりあきらめ(笑)
ちなみに、『河原の湯』は11/23くらいから冬季閉鎖に。
『樺太館』さんは「のみ不可」のお宿、
つまり、泊まらないとこのお風呂には入れません。
お湯は新鮮でまだほんのりの薄濁り。
前出の『河原の湯』『黄金の湯』のようにお湯が真っ白=空気に触れて酸化している、から。
だから、いかに新鮮な温泉か… 湯の花もぼわぼわ舞ってましたね♨
お部屋は和室、この日は7部屋(!)も使わせていただき、
全部で15名様にてお世話になることに。。
15名もいると…
みなさん、お待ちかねのお夕飯タイムは、食事処にて。
もうすでに、最初からやわらぎ水が用意されているところ、
流石、お酒の飲み方をよくご存じの内記さん…(笑)
まずは内記さんに御礼を申し上げ、食前酒にて飯出隊長から乾杯のご挨拶。
その後、内記さんからお料理の説明、本日のお酒の説明をいただき
滋味あふれる山の幸があれもこれも… お酒に合います!
さて、お料理を先に紹介しちゃいましたが、
お酒のほうは…?
この日のために、お酒をいろいろと取りそろえてくださった模様…
(内記さん、ありがとうございます!!)
すべて新潟のお酒! それもこんなにたくさん!
…ここ、温泉旅館、でしたよね!?(笑)
内記さん、続けます。
「えー、みなさん、
今晩の利き酒コースはおひとり2合ずつでも15名様全員分で30合、
空けないうちはここ(食事処)から出しませんので一生懸命飲んでください(笑)」
「え~!?!?」←私たちの嬉しい悲鳴(笑)
そして、内記さんからひとつリクエストが。
「いろいろ利き酒してほしいので、
みなさんmyお猪口を2~3個ずつ持ってきてください。
面白い、やたら高価、自作、別用途からの転用等お猪口期待してます✨」
これに触発?されて、みな思い思いの逸品を手に集まったわけですが、
食べたり飲んだりするのにあれこれ忙しすぎて(笑)、
みなさん持参のお猪口をキャメラに収められなかったのが悔やまれます~。。
しかし、本当に…
全国各地旅館はかなり泊まり歩いているほうだと思うけれど、
ここ『樺太館』さんの利き酒コースはタダモノじゃない!!
夜中のペヤング祭り(笑)まで、まあ本当にみんなでよく飲みました!
(…が、いいお酒なので翌朝はスッキリ!笑)
おかげさまで、新潟・上越の地酒中心にあれやこれや、
中には多分もう蔵には無い秘蔵酒まで(!)堪能させていただきました✨
結局次の日の朝、c/o時に人数分渡されたこちら。
…ここまでしてくださるお宿、ほんと他にないです(笑)
翌朝。
まずは朝風呂♨
あいにくの雨交じりで、露天風呂が少しぬるめだったのですが、
それがまた、「寝落ちできる…」と皆に大好評♨
昨晩、確かに聞いているであろうことも、
呑兵衛はすっかり忘れていることがあるので、こういうのは嬉しい…◎
朝食も、昨晩と同じ食事処にて。
10時までゆったり寛がせていただき、
毎度?お決まりの「いいゆ!」手ぬぐい付きの記念撮影。
ひとまずはここで解散、
あとは有志にて、『黄金の湯』に浸かりに~♨
『樺太館』さん、ずーっと気になっていたけど、今まで泊まれてなかったお宿でした。
結論。
*雰囲気、とてもイイ◎
*お風呂もこじんまり感と源泉フレッシュ感がイイ◎
*もちろん、お料理もイイし、お酒も楽しいのがたくさん!
冬は野天風呂には浸かりに行けないけど、
雪景色も綺麗だろうし、今回の紅葉や、緑燃ゆる新緑の季節も、
きっと綺麗なんだろうなぁ…。
また、お世話になります!
(分析書)
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