燧ケ岳の山姿、草原を吹き抜ける風、揺れる高山植物、
温泉小屋の生ビール、そして星屑のステージ。
小学校の林間学校ぶりに、尾瀬へ誘(いざな)っていただきました。
なぜならば尾瀬には『温泉小屋』があるから♨
「ワタシ、温泉がない山は登りませんから」
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金曜日夜21時、都内を離れ、関越道を走る。
翌朝、涼しいうちに目的地にたどり着きたいので、前泊を近間でプラン。
そういえば、「路上飲み」って単語がコロナ禍で一世風靡したけど、
何事も経験、この機会にトライしてみた(笑)
尾瀬だけに、『水芭蕉スパークリング』(このドライ感、真面目にお薦め◎)
(注:車を停めた隣でやったので、正確には「駐車場飲み」ですが…)
いわゆる「車中泊」ってのも初体験!(笑)
いつも寝るときは足枕をして寝るので、
それがなかったのがちょっと辛かったくらいで、なんとか仮眠。
翌朝、鳥さんたちはお早いお目覚め。
道の駅で身支度を整え、いざ、出陣。
マイカーは戸倉の駐車場に停め、乗り合いバスで鳩待峠へ。
乗車約30分くらい?
鳩待峠到着。
鳩は居なかった…。
鳩待峠から徒歩4時間くらい?
小学生でも行けるくらいなので、険しい山道を想像する必要なし。
ハイキング気分で木道を歩いてく。
揺れる高山植物たち。
あー、なんて気持ちイイ…。
しばし、密で鬱々とした都会生活にサヨナラ。
途中の沼には、あちこちサンショウオオウオ?が泳いでたり。
途中、「大人のスイーツ純米吟醸水芭蕉ソフトクリーム」の看板脇を抜け、
弥四郎清水が超冷え冷えで(恐らく10度以下)
手をかじかませながらもリフレッシュのひととき、
『尾瀬小屋』の神泡生ビール看板に誘惑されながらも、
ようやく前方に目的地が見えてきた!
『尾瀬 温泉小屋』
ここ! ここに来たかったのよ~。。
お部屋は隣りあわせをご用意いただき。
ハンドタオルあり、バスタオルは無し、寝間着も無し。
石鹸使用禁止なので、もともとバスタオルは無用ですね…。
早速に13時半のお風呂オープンを待ち、一番風呂へ!
鉄色の、カルシウム-硫酸塩冷鉱泉。
源泉温度24度。
24度なら… 源泉浴槽あったら尚嬉し! 特に夏場は最高…!
ひと汗流したあとは、
お待ちかねのダラダラタイム🍻
『Terrace Cafe SEASONS』
ドリンクをオーダーして、みな、思い思いの場所に陣取る。
このメニューのほか、夏限定樽生ハイボールもあり。
このキリン一番搾りビアグラスが秀逸で、
いつまで経ってもビールがぬるくならない…!
あまりに美味しすぎて…
1杯900円を4回もお変わりしちゃいました(笑)
ほろ酔い気分で、ミツバチと戯れる図。
何だかドクターフィッシュにつつかれているような感覚と一緒。
お夕飯は17時から、『尾瀬 温泉小屋』の夕食定番メニューはカレー。
お飲み物(缶ビール、カップ日本酒など)もそこで買ったのは持ち込みOK。
日本酒はなぜか、カップにごり酒もありましたよ。
18時、既にクローズしているテラスカフェ。
お夕飯後、少しお散歩。
遠くに入道雲。
嵐を呼ぶ雲にならなくてよかった…。
いつの間にか、雲散霧消。
この半月が落ちたあとの夜空が、ヤバすぎました…。
文字通りの『星屑のステージ』byチェッカーズ
星を撮るつもりのなかったカメラで撮ってもらったのがこちら。
実物はこの100倍美しい…。
流れ星も幾筋。
正真正銘、自分史上最大の、星空でした…。
この光景は一生忘れない。忘れられない。
『星屑のステージ』のあのフレーズと一緒に…。
(鹿さん、今度歌ってね♬)
翌朝。
朝食は6時から。
食堂前のロビー。
最後に名残惜しいけど、浴室をもう一回拝見。
お湯はすっかり抜かれ。
出発は7時半。
まだ朝露が降りている頃。
楽しかったなぁ、このビアガーデン。。
来たくても、なかなか来れない場所だけれども。
「お世話になりました」
またここから来た道を引き返す。
写真には映りこんでないけど、とんぼがたくさん飛んでいた…!
そういえば、昔はこんなとんぼの群れを見てたなぁ…。
途中、東電小屋ルートを通り、牛首分岐まで。
東電小屋抜けたあたりの、一面のニッコウキスゲの花畑が綺麗だった…。
温泉小屋のあたりは福島県だけど、
山ノ鼻と言われる辺りは群馬県。
『群馬県 尾瀬憲章』
一 尾瀬を訪れる人は、その自然を愛そう。
一 尾瀬に接する人は、その利用に責任を持とう。
一 尾瀬を尊ぶ人は、その景観を破かいから守ろう。
一 尾瀬に親しむ人は、その豊かな恵みに感謝しよう。
一 尾瀬に誇りを持つ人は、その美しさを後世に伝えよう。
尾瀬を後世に伝えることは、県民あげての願いである。 群馬県
尾瀬沼はほとんどが整備された木道。
木道は歩きやすいけど、陽射しを遮るものがない。
だから、少しでも陰があるところに入ると、ほっとする。
鳩待峠の最初の部分のみ、行きは下り(つまり、帰りは登り)。
少し山歩きっぽく汗を流して登り、
ようやく出発地点まで戻ってきたのが12時半頃。
ここからまた、鳩待峠→戸倉へ乗り合いバスで。
楽しかったなぁ、尾瀬。
あの夏の日差し、あの生ビールの旨さ、みんなで乾杯したシーン、
見上げた星屑のステージ、
2021夏の想い出の上位に、漏れなくクレジットされました♨
(2021/7宿泊)
(分析書)
源泉名:赤田代温泉 泉質:カルシウム-硫酸塩冷鉱泉
源泉温度:23.0度 pH:5.3 溶存物質:1,926mg/kg
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