強首（こわくび）とは…ちょっとコワイ名前？
（由来は諸説あり、現在確認中…）
インパクト大！なその「強首」温泉に、
日本秘湯を守る会のお宿があると知ってから、気になって数年あまり。
『強首温泉 樅峰苑（しょうほうえん）』
なんと立派な佇まい…
大地主様の邸宅だったものを、旅館にしたのだと…
圧巻…！
木造2階建てのこの建屋は、大正6年(1917年)に完成したという。。
その204年後が、今のこの姿とは…！
国の登録有形文化財というのも、納得の風格…
樅峰苑の「樅」は「モミの木」の樅。
クリスマスツリーのあの木、ですね🎄
何故、樅の木なのかは後述で。。
フロント。
なんだかいろいろ「あったかなもの」が置いてあって、
強首の名前とウラハラに、賑やかな雰囲気。
一方で、目を向こうにやると、この艶やかな長い廊下…！
黒光り度合いが半端ない…。
お二階へ通していただき、
お世話になるお部屋、『あじさい』の間
二間続きの広めのお部屋。
キャメラに収める前に、飯出隊長が窓側席を陣取られてしまったので(笑)、
そのまま使わせていただいています(笑)
奥に…お布団部屋。
まるで修学旅行チック！？(笑)
6名様でもイケましたね。
お部屋でのお寛ぎもそこそこに、
温泉マニアの気になるモノはただひとつ、お風呂場へGo！
この母屋を出て、向かって左側へ。
こちらに宿泊者専用のふたつの貸切風呂が。
日曜日宿泊だったこともあり、
他のお客さまもいらっしゃらなかったので、
ふたつとも拝見させていただくことに♨
『こもれびの湯』
『大樹の湯』
よく温泉本のモデルさんで登場されている(笑)、
おふたりにモデルになっていただきました◎
結局、足掛け1時間ほど？宵闇が落ちてくるまで、
薄緑色から、ライトが映えて黄金色に変わる極上湯に浸かっては、ふやけ…
湯上がりの身体を宵風で冷やしながら、
待つはお夕飯タイム。
それにしても…
さすが大地主様の館… 何から何まで、圧倒されっぱなし！
そして、私たち御一行様の食卓は
こんな立派な雰囲気のところにセッティングいただき…汗
何はともあれ、お風呂上りにはビール🍻
本日のメニュー ↓痛恨の手振れ。。
これが名物の「川蟹 (モクズガニ) かにみそ甲羅焼」
ちびちびいただくに、これはまさしく日本酒のアテ！
美味しそうなベリー色に惹かれ、『横手大沢葡萄ラガー』もオーダー。
酒処秋田県、ここ『樅峰苑』も例に漏れず、
実は日本酒メニューが豊富
（文末にアルコールメニュー掲載あり）
地酒飲み比べセット（1,100円～）なるお手軽なものがあり、私は以下をオーダー。
『刈穂』銀千樹／『千代緑』酒こまち
飯出隊長が、撮影用に最後のひと品が揃うまで手を付けてなかった品々、
記念に撮らせていただきました(^^;
楽しく美味しく、
秋田のお料理と秋田の地酒をゆっくりと皆でいただいたあと、
お部屋へ…。
夜は夜で酒宴が繰り広げられ、結局、ひとり、ふたり…と脱落(笑)し、
奥のお布団部屋へ消えゆき…
枕投げをすることもなく、おとなしくみなさま、ご就寝zzz
翌朝。
こちらは内風呂。
こうやってみると、上質の蕎麦茶色。
黄色がかった薄い黄緑。鉄分とよう素の色、かしら。
（分析表は文末に掲載あり）
よう素泉だろうが、硫黄泉だろうが、
私のルーティーンは、朝、「温泉で髪を洗う」
一回だけ、失敗したなと思ったのは、
塩原の『大出館』のガッツリ硫黄泉で髪を洗ったら、
ゴワゴワ感がとてつもなくハンパなかったときくらい(笑)
それと比べれば、大体どってことない。
お肌にミネラル補給とおんなじで、髪の毛にもミネラル。
おかげで黒髪ふさふさつやつやです♨
さて、朝食も昨晩と同じお座敷にて。
温泉で朝食に温泉玉子、これだけでもテンションアップ、素直に嬉しい♡
そうそう、
この自家製豆腐が、まるでブラマンジェのよう！
これは豆腐じゃない、まさにデザートです(笑)
母屋の隣に見える建物、
これは確か醤油蔵だった、と言われた気が…。
そうそう、樅の木のお話を。
この、貸切風呂から見えていたおっきな木が樅の木、
樹齢300年を超えるそう。
これらが今は、大仙市の指定天然記念物に認定。
樅の木で有名な湯宿といえば、
思い浮かぶのが青根温泉『不忘閣』も確かそうだったような…🎄
そして、帰ろうと思ったときに見つけたこのポスター。
『IRIS（アイリス）』！！
これが流行ったのが2013年だったんだ… まだ今から8年ほど前のこと。
あの時は、この韓流ドラマにハマりましたね～(笑)
鶴の湯のご主人夫婦が鶴の湯入浴シーンで登場してたり、
秋田市内の居酒屋が登場したり、
どってことない山間の公衆電話ボックスがロケ地になってたり。
まさか、ここ『樅峰苑』もロケ地だったのは記憶から薄れていた…
今となっては再度見てみたい、秋田ロケの『IRIS（アイリス）』
（でもあの頃の韓流ドラマって、絶対アンハッピーに終わるからそれだけが気遅れ要素…）
2020年2月7日からスタートしている『秋田の手ぬぐいスタンプラリー』
ご当主が見本を示してくださいました。
秋田県内各地にあるスタンプを、モチーフのところに押して、
オリジナルの手ぬぐいを完成させる！
大曲の花火がひとつ、咲きました◎
なかなか立地的にも面白く（いわゆる山間いの秘湯ではない）
この風情と佇まい、そしてこのお湯♨ かなりの個性派。
ここはまた、今度はゆっくりと訪れてみたい…
（2021/9訪問）
＜温泉分析書＞
源泉名：樅峰苑の湯 泉質：含よう素－ナトリウム－塩化物強塩温泉
源泉温度：49.9度 pH：6.9 成分総計：2,233mg/kg
加水なし／加温なし／循環なし／消毒なし
＜夕食時アルコールメニュー＞
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