** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

◆鳴子弔い旅◆2日目:鳴子温泉→中山平温泉→山形・赤倉温泉『あべ旅館』→まつばら山荘→古川→東京

(1日目からのつづき)

 

なかなか寝付けなかった夜。
涼しい外の空気を入れながら、それでもうつらうつら。
 
そして、雨音で目覚めた朝。
 
涙雨どころか、大泣きの雨。
 
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時は既に10時近かったけど、
これじゃあ歩くのもままならない…
 
c/oは12時だし、また硫黄の香りに包まれに~。。
 
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硫黄の膜で遊んでみる。
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そんなこんなしているうちに、
どうやら杉山隊長が、お隣の姥の湯さんの4種の湯を攻めているらしいw
 
こちら(東川原湯)にもいらっしゃるとのことで、
そこで運よく拾っていただけることに~♪
 
女将さんに礼を言い。
「彼女がねー、4月の末に泊まりたいって言ってきたとき、
法事のお客さん貸切で、断っちゃったのよー、悪いことしたわぁ…」
 
なんと、ぽちさんが最後泊まりに来たかった宿がこちらだった…
今回私、何ともなしにこちらを予約したけど、そう言うご縁があったんだ…
 
そう言えばこの前日、宿へ下る坂を下りている途中に、
道の真ん中に、身じろぎもしないヤモリ? トカゲ?が居たんですよ。
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「おっ!? オマエ、やって来たな!?」的な態度でw
 
キャリーバックを持っていたので結構ガラガラうるさかったはずだけど、
顔の方向だけ動かして、じぃーっとこちらを観察。。
 
ぽちさんの、手下だったかな(笑)
 
さてとりあえず、立ち寄り湯が10:30~13:30の、『旅館すがわら』さんへ~
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この日は…薄いブルー。
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これが、あの奇跡の青色になるところを、この目で見てみたい…
 
ぽちさんが好きだった「すがわらブルー」
本当はこんな色。
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(ぽちさん撮影)
 
「成分中のメタケイ酸が関係するとも言われていますが、
確実にこの湯色に出逢える保証は無いのですが、
気温の高い時期には高い確率で青くなりますので、お楽しみに」
とは、ぽちさんの弁。
 
いつも鳴子に行くたびに、いつも定点観測として「今日の色」を教えてくれてました。
 
今後は、心ある湯友さんが、
事あるごとにつぶやいて教えてくれたら嬉しいなぁ~などと期待しつつ。。
 
そして私は今回も、すがわらブルーにお目にかかれなかった(笑)
なんだか一生お目にかかれないかも、なんて思ったり。
 
また来なきゃね。
 
さて、お昼は杉山隊長と一緒に、中山平温泉にある『藤治朗(とうじろう)』
ここの、鴨つけ汁板そばが好き♥
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多分ここに最初に来たのも、ぽちさんがブログで上げてくれてたから~
それから二度ほど、連れて行って貰ったな~
 
そして少しだけ、宮城県を抜けて山形県に。
赤倉温泉『あべ旅館』
 
そう、少し前に、経営難になって仙台の会社が買い取ったとか…
その後いろいろ話題にも上って、一時7月末までの営業!?と噂されましたが、
今回、受付の方にお聞きしたところ、7月末は免れたみたい…
 
ここが、こんな素晴らしい岩風呂自噴だとは思いませんでした。。
お向かいの三之丞(さんのじょう)さんには泊まったことあれど、そこと同じくらい、
あるいはそこ以上に趣のある、この岩風呂・・・
 
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この岩の割れ目から、あちこちぷくぷく…と!
 
立ち寄り湯は10時~16時、500円。
女性はこの岩風呂に入れるのは12時から。
 
残したい、貴重な財産です♨
 
 
あ、途中、中山平温泉通過時に、確認して参りましたが、
やはり「レスノウ」「スハス」看板はあとかたもなく無くなったままでした^^;
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また一路、鳴子温泉まで。
 
珈琲がお好きな隊長を、はじめてたまごやさんにお連れしました。
 
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下手したらたまごやさんは、一日に二度くらい来ちゃうほど、
私にとっては、湯めぐりの際の立ち寄り必須スポットです。
 
今回は、昨日一回、今日一回。
タルトコニャック、洋酒をちらりたらしていただくんですよ^^
 
そして鳴子最後の湯は、まつばら源泉~と思わず言っちゃいますが、
『まつばら山荘』
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実は私、こちらはお初。
薄茶モールで湯量豊富のいいお湯!
 
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硫黄の香りもさらりとモール泉で流し~
 
 
一年ぶりの鳴子温泉、
来てよかった。
 
でも欲を言えば、もう少し早く来るべきだった。。それが後悔。
 
今回は、潟沼にも今回寄れなかったし、阿部旅館さんや高友さん、
大沼さんにも寄りたいなぁ。
潟沼に行ったら、多分ぽちさん、龍神様と遊んでいるんじゃないかなぁ~。。
 
どこに行ってもあったかい鳴子。
 
ぽちさんが残してくれたものは、
みんな鳴子の人たちが持っているんですね。
あ、多分、鳴子に避難されて来ていた、あの南三陸の方々も。
 
ぽちさんのおかげです。
ありがとう、ぽちさん。
 
お別れを言いに来たつもりでした、ほんとは。
でもやっぱりまだ、そのあたりに居る気がしてならないです。
 
すがわらブルーにも出会えなかったし(笑)
私の宿題はそのまんま。
 
だから、
また来るね、鳴子へ。
 
またぽちさんに会いに。
 
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(◆鳴子弔い旅◆おしまい)
 
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