** Season's Greetings ** 湯楽粋笑

季節のご挨拶:温泉と日本酒、全国各地のたのしいことや美味しいもの、いろいろ。

まろき湯の宿 湯元榊原舘*三重県津市榊原町


湯は 七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯

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清少納言が「枕草子」にて綴った湯の名前、
七栗(ななくり)の湯♨

そこは、三重県津市の、榊原温泉である、と言うのが、
有力な説らしい。

湯元榊原舘は、大きなお宿。イメージ 2

温泉地で迷ったら「湯元」を選べ、は定番♨
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豪華なロビー。
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日本温泉地域学会研究発表大会の今期(2017年春期)の会場として、
選ばれた温泉地&温泉宿。
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総勢100名超の学会でお邪魔したこともあり、
お夕飯は宴会料理、
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お部屋は通常は本館に泊まるのですが、
1人部屋設定がなかったので、旧館で予約をお願いし。

6畳一間ですが、申し分なし。
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なんと言っても、お部屋に源泉風呂があるのは嬉しい☆
(本館の方は付いて無いらしい)
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少しレトロだけれども、
使い勝手としては全然問題なし。
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ちゃんとゆかたも付いてます◎
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そして、お湯の方は…

実は意外や意外、いい湯遣いをなさっているのには、
感心致しました◎

まずは、大浴場入口に、「源泉神社」
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神社風の湯口から、
自動センサーでお湯が注がれる仕組み。
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飲泉、できます◎

大浴場内、源泉風呂がひとつあり、
それが31.2度の源泉をそのままの、加水・加温・消毒・濾過等なし。
泉質は、アル単(アルカリ性単純温泉

奥の、小さな祠がある浴槽です。
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(お写真、HPからお借りしましたm(__)m)

シャワーも源泉使っています◎

屋上には、豪快な露天風呂&ジャグジー
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さすがにちょっと日差しがきつい日は、
浸かるのは大変そうです(^^;

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そしてこれらの浴槽はすべて、
毎日清掃&お湯の入れ替えを行っているとのこと~♨

日本温泉地域学会発表大会からのスライドを1枚。

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非火山地帯かつ花崗岩の地層ならではのアルカリ性単純温泉である。
小高い山間地で温暖な地にあり、
四季を通じて温泉の入浴を楽しめる温和な環境に恵まれている。

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特筆すべきは、
お伊勢さん湯ごりの地

伊勢参りに行く手前でここで湯浴みをし、
清め、身支度を整え、お伊勢さんに向かう。

熊野本宮大社へ行く手前で、湯の峰つぼ湯で湯あみをし、清め、
身支度を整え、熊野さんへ向かう。

古(いにしえ)からの歴史ある地ならではの、
正統派温泉の使い方。

今も昔も、
湯に浸かり、神に向かう姿勢は神聖なもの。
忘れてたそういう想いを、思い出させる名湯のひとつ。

まだまだ、こういう由緒ある温泉って、
全国ほかにもあるんだろうな…
奥深い、温泉と日本人の世界。

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【湯元榊原館HP】→https://yumoto-sakaki.co.jp

(2018.5訪問です)
雰囲気★★  
お風呂★★★   源泉温度31.2度 泉質:アルカリ性単純温泉 pH:不明 
         溶存物質340mg/kg
お食事★★★
お部屋★★★   旧館456号室 素泊まり6,000円(税別)
総 合★★★ 


(分析書)
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