酒の宿 玉城屋（たまきや）＊新潟県十日町市松之山温泉

 

日本三大薬湯のひとつ、新潟県十日町の松之山温泉。

（あとのふたつは、草津温泉と有馬温泉）

 

松之山へ向かう途中にあるアート、

『たくさんの失われた窓のために』の夕景を楽しんでから、

 

今宵のお宿にc/i。

『酒の宿 玉城屋(たまきや)』

 

 

山岸裕一氏が四代目として代替わりなさったときに、

お宿もリノベーション。

 

お宿の冠に「酒の宿」と付けただけあって、

相当酒好きには、相当たまらないお宿に。

 

 

エントランスの飾り。

塩沢の『鶴齢(かくれい)』さんで、プライベートラベルの日本酒、

作ってらっしゃるんですね🍶

 

今回は、お酒好き女史4名でお伺い。

ロビーには、色浴衣があり、好きなものが選べます。

 

お部屋は、2名×2部屋、月と雪

　

 

このお部屋はリーズナブルなタイプで、

 

もっと手を掛けてリノベーションしたお部屋には、

部屋付き露天風呂があったり。

 

大浴場へ行くときは、

やはりこんな温泉バックが用意してあると嬉しい。

 

 

基礎化粧品は雪肌精◎

お夕食前に、まずはひと風呂…♨

 

いそいそと大浴場へ向かうすぐ手前に、

「こんなの」があるのを、私たちは見逃しませんでしたよ…！？

 

 

ちょっとブレちゃってますが(笑)、

お水やお茶が入っていた小さめの冷蔵庫に、

日本酒の四合瓶が3つ。

 

鶴齢・麒麟山・たかちよ

いずれも新潟の銘酒。

 

「ご自由にどうぞ」

ハイ、いただきます♡

 

聞けば、残り僅かになってしまったり、

ディナーでは使わないお酒がたまにここに並ぶのだそう。

 

カラダの中から少し温めて、そのあとに大浴場♨

 

んー、かぐわしい香りです(笑)

 

分析書上、ヨウ素イオンが10mgありますね。

 

分析当時は、ナトリウム・カルシウム－塩化物泉、ですが、

今度計りなおしたときは、成分が変わってなければ、

含ヨウ素泉ですね♨

 

色だけ見ると、新津温泉みたい。

ちょっとオイリーな感じのテイストに見えますが、

実際はそんなしつこくはありません。

 

露天風呂もあります◎

 

ひと浴びしたあとは、お部屋に戻ってお仕度。

銘々好みで選んだ色浴衣を着用。

 

 

お食事は、ダイニングにて。

18時または20時かのスタート。

 

ソムリエ・酒匠でもある四代目の山岸裕一氏自らが、

フレンチと新潟のお酒のペアリングを提案してくださいます。

最初は、「あべ」。

「スパークリングあべ」に変化させての提供。

やはり乾杯はしゅわっ！と。

 

◆妻有ポーク・深雪鱒のアミューズ◆

 

可愛らしい♡

 

次は「雪男」が参りました◎

 

玉城屋さんの杉のお猪口で乾杯🍶

 

◆切り干し大根のビシソワーズ◆

 

◆南蛮海老とカリフラワー◆

苗場山の純米吟醸を合わせます。

ラベルだけ見ると、もはやワインですね…。

　

 

◆春菊とアオリイカ◆

 

「緑川と壱醸21、どちらにしましょうか？」

どちらも美味しいのを知っている欲張りな私たち、

「…どちらも半分ずついただけますか(笑)」

 

◆八色椎茸・平茸・白しめじのエスプーマ◆

白瀧酒造さんは、「上善如水」を醸している蔵元さん。

　

 

◆甘鯛のうろこ焼き◆

松乃井酒造の「ダイナマイトドライ　オンナの辛口」

ちゃんと平杯も専用のものがあるなんて、楽しいですね♪

　

 

◆妻有ポーク・越乃紅◆

「イットキー」というお酒、初めて見ました。。

「玉風味」の玉川酒造さんが出されたものだった！

 

◆ハックルベリー・レモン◆

 

こちらも「あべ」から、「FORMALHAUT」

原材料に「清酒」と書いてあります、そうこちらは貴醸酒。

デザートにはちょうどよいペアリング♡

 

◆柿・梨◆

柿は、お酒飲みにはいいんですよね。

二日酔い防止(笑)

 

本日、フレンチに合わせてペアリングでいただいたお酒たち(笑)

 

ふと視線を横に反らすと、

レストラン内のセラーには、

これまた所狭し、と新潟の地酒やワイン。

お猪口もこんなにたくさん！！

 

この壁の前で、

四代目山岸裕一氏と4人と、一緒に写真を撮っていただきました。

 

もしかしたらお忙しくなって、

お宿に居る間もなくなってしまうんじゃないかと思うほど、

精力的に活動なさってますもんね^^

いい記念になりました◎

 

そして翌朝、

例の如く大浴場前の小さな冷蔵庫には…

また違う種類の日本酒たちがエントリー(笑)

 

これ、まじめに朝から日本酒利いてたら、

大変なことになりそうですね、

さすが、「酒の宿」！

 

日本三大薬湯の朝風呂ですっきり。

ええ、もちろん、昨晩のお酒なんて残ってなくってよ(笑)

 

朝食が…これまた目に美しい！

 

色とりどりの酵素ドリンク。

 

ダブルお吸い物。

汁もの大好き！　嬉しいです、いただきます◎

 

そして新潟は鮭処でもあるので、

焼き鮭はハズレなし。

 

お漬物も美しすぎですね…。

 

 

c/oは10時。

さあ、それでは、

名残惜しいですが『酒の宿 玉城屋』さんを後にしましょう～

 

 

あ、そうそう。

ここまで来たら、松之山温泉名物

『十一屋』の生しんこもち、

お忘れなくお土産に買って帰ってくださいね～♪

 

【新潟・松之山】売切れ必須！『十一屋商店』さんの「生しんこ餅」

【酒の宿 玉城屋サイト】→http://www.tamakiya.com/

 

（2018.11訪問です）

雰囲気★★★　　

お風呂★★★　　　源泉温度85.5度　泉質：ナトリウム・カルシウム－塩化物泉　pH：7.5　溶存物質14,979mg/kg

お食事★★★★★　日本酒好きにはタマラナイラインナップでのフレンチとのペアリングコースがお薦め

お値段★★★　　　1泊2食2名利用1名あたり25,920円（フレンチとのペアリングコース）

総　合★★★★　　

 

（分析書）