上善水如

『上善水の如し』（じょうぜんみずのごとし）と読みますが、
日本酒好きな方ならば「おや？」と思われるネーミングかも、ですね^^

新潟のお酒にこの名前と同じ、水のような飲みやすいお酒があります。
この『上善水如』、もともとも語源は中国老子の言葉です。

「上善」とは、「最も理想的な生き方」と言う意味で、
そういう生き方をしたいと願うなら、水のあり方に学べというのだそうです。
水には学ぶに足りる特長が三つあるそうです。

１．きわめて柔軟であること。

四角な器に入れれば□な形になるし、丸い器に入れれば丸い形になる。
器なりに形を変えて、少しも逆らわない。

２．謙虚であること。

低いところに身をおくのは誰でも嫌がるものだが、

　水は人の嫌がる低いところ、低いところへと流れていく。

すこぶる謙虚なのである。自分の能力や地位を誇張しようとしないのである。

３．膨大な力であること。

ものすごいエネルギーを秘めている。急流ともなれば、硬い岩石をも打ち砕いてしまう。

水のあり方に学ぶ生き方・・・　うーん、奥が深いですね・・・

※先日の新年会では、『上善水如』ではなく『湊屋藤助』が登場してましたが～(^_^;A