壱岐の島には、2016年1月に行ったきり、実に丸7年ぶりの訪問。
先回は、長崎空港から飛行機にて壱岐空港へ行き、
帰路はフェリーで福岡まで帰ったけど、
今回は佐賀の唐津港からフェリーにて。
唐津城。唐津湾を望む一等地に立つお城。
唐津港からダイヤモンド壱岐に乗り込み、
約2時間後、壱岐・印通寺港に到着。
壱岐と言えば…麦焼酎発祥の地、そして大陸文化の窓口としていろいろ遺跡が眠る島。
お世話になるお宿は、『平山旅館』。
実は2016年に来た時も2泊3日でお世話になったのだけど、
その当時の絵日記を残しておらず…💦
しばらくぶりには変わりないけど、
お料理がとても美味しかった気が…。
そして、ここで壱岐の日本酒『横山五十』をいただいて虜になった思い出が。
7年前の思い出通りのエントランス。
おつきのお茶はお汁粉と柚子茶。
今回は実は…
本当は佐賀の某宿に泊まるはずが、
R氏の決断により、急遽ほぼ一週間前に『平山旅館』行きが決定。
(たぶん、たまたまキャンセルが出て空きがでたものと推察…)
通していただいたお部屋、7年前と同じお部屋、のはずが、
なんとコロナ禍中にリニュアルなされて、2室を1室の広々仕様に…!
ベッドルームと、
何気に、キャリーバック置き場があるのは嬉しい(それも2つ!)
反対側に居間。
金沢の、金箔入りコスメセットは、スペシャルプレゼントかな…!?
以前も、露天風呂付の特別室に泊まらせていただいたことがあれど、
快適さはそこに負けるとも劣らず。
何はともあれ、貸切風呂で一浴してまいりましょう…♨
貸切風呂は確か2つ。
そして以前はなかった、湯上りビール=地ビール!🍻
フロントそばにサーバーがあって、『アイランドブルワリー』と。
”壱岐に2021年に誕生した、長崎県唯一のクラフトビールメーカー”
醸造所併設の店舗もあったみたいだけど、寄り損ねました💦
これは次回の壱岐行の際の課題に…🍻
お夕飯は、こちらのお部屋で。
この日のお品書き。
赤富士のお猪口で乾杯し、
運ばれてきたお刺身が、超豪華!!(笑)
金箔まで乗っててびっくりしたのに、
更に、とれたて烏賊のお刺身!
写真で撮るとこんなだけど…
まだ活きてる烏賊だから、こんな感じ…
あ、そうそう、C/Iの際に聞かれたのでした、
お料理は、普通・少な目・多め、どれになさいますか?と。
実は「普通」をいただいたのですが、これで「多め」なんかにした日にゃあ、
そりゃ大変なことになっちょりますわね💦💦
鍋物で、鯛そーめん。
鯛の鯛🎶 実は初めてお目に掛かりました◎
さて。
床の間に飾られた、この目力鋭い達磨さん。
どうも… 先代女将の雰囲気と似ているような…
そう、7年ぶりに訪問した『平山旅館』さん、
以前とおっきな違いがひとつ、ありました…。
あの、「壱岐のパワースポット」と呼ばれていた女将さんが、
お亡くなりになってしまったこと…。
平山旅館
2021年6月27日
【お知らせ】
女将の平山宏美が2021年6月18日に逝去いたしました
壱岐に来て50年。平山旅館と壱岐のために常に猛進していた女将。
この半世紀の間、全国を飛び回り、大好きな壱岐の素晴らしさをPRしていました。
旅館にいるときのお客様へのおもてなしは規格外!パワースポット女将として芸人かと思うような話術で人々を魅了し、度々メディアにもとりあげられておりました。
民話伝承のための子供劇団を作り、大物歌手を呼ぶコンサートを企画し、循環型社会を目指した有機農法を始めるなど、常に複数のことを同時多発的に実行しておりました。
「今やらねばいつできる。わし(私)がやらねば誰がやる」という松永安左エ門さんの言葉が座右の銘であり、思い立ったらすぐ行動の人でした。
昨年の8月末に末期ガンを宣告された女将ですが、最後まで前向きに病と戦い、泣きごとを言わず、家族や従業員、地域の人たちに変わらぬ愛情を注いでおりました。
まだまだやりたいことがあると、事業の計画を進めており、私たちを驚かせたのがつい先日のこと。
お別れの実感はまだわかないですが、喪失感は否めません。
しかし「くよくよしてもしょうがない!常に笑顔でいなさい♪」
といつも女将が言っていた言葉を今こそ胸に、前に進みたいと思います。
おもてなしの気持ちや壱岐のすばらしさを伝えていく喜び。
スタッフ全員で女将の意思を受け継ぎます。
女将、今まで本当にありがとうございます。
そして、お疲れ様でした、ゆっくりおやすみください。
平山旅館
平山真希子
このだるまは、先代女将がお元気なころに、
達磨アーティストの椛澤 愛さんが作られたものだと。
女将さん、この達磨さんのおっきな目のごとく、
いつまでも天国から、平山旅館を見守っててくださいね。。
さて、ここから実は、スペシャルタイムが…
「鴨! 大好きです💕」と返事をしてしまったばっかり(笑)に、
レアな席にご招待していただきました…。
実はこの日は、私の誕生日であると同時に、
平山旅館ご主人(真希子さんの旦那様=料理長さん)のお誕生日だったのです!
…ということで、私まで一緒に祝っていただけることに…!
(ありがたや、ありがたや…)
お夕飯のお料理も美味しいものがたくさん!で、
鴨が入るスペースが、おなかにちょっとしかなかったのだけが本当に悔しい(笑)
真希子さんはじめ、平山旅館のみなさま、ご一緒してくださったお客様、
楽しき夜をありがとうございました♡
黄金色の湯に浸かり、平山旅館の夜は更けていく…。
翌朝、午前6時40分。空は暗く夜明け前、満月が煌々と。
目指すは車で5分程度の距離にある、『山口温泉』
その家族風呂を前日に予約でお願いし。
通していただいた№1の家族風呂。
一番風呂なので、油膜が貼ってます…♨
桶を入れて湯を掻き混ぜると、右の画像のように油膜が粉々に。
一晩掛けて貯めたお湯の表面の成分が固まって、こんな風になるのですが、
実にマニア的にはたまらん要素◎
一番風呂を堪能し、上がってきたころには既にあたりも夜明け間近で明るくなり。
8時からの朝ごはんに合わせて、平山旅館駐車場すぐ裏手にある海を眺め、
(月が綺麗…)
戻ったころはちょうど朝食タイム。
以前も、このカウンターで朝ごはんを出していただいたっけ。
そして、この色とりどりの自家農園のお野菜!!
これがまた、苦いのは苦く、甘いのは更に甘い、自然の恵みたっぷりなサラダ。
そして名物の一丁豆腐と、焼いた干物が来たら平山モーニングが完成!
そうそう、貸切風呂もいいけれど、
男女別大浴場もいいんですよ、特に壁画が。
こちらは男湯のほう『応神の湯』、壱岐の島に降り立つ神々…でしょうか。
奥にこんな内風呂もあり。
こちらが女湯のほう『神功の湯』、鯨に人魚
もちろん24時間入浴可能。
カウンター前にあるお土産グッズ売り場がいろいろあって結構面白い◎
新商品で、入浴剤と湯ノ本温泉ミストが。
大浴場の壁画がイラストに描かれていて、お土産にはちょうどよい感じ。
もれなく、お買い求め。
改めて、7年ぶりの壱岐の島。
そうか… あれからもう7年も経っちゃったのか…
コロナで3年吹っ飛んでいるから、4年くらい前の感じだったけど、
今度はまた、そんなに時間が空かないうちにお邪魔したいな。
周さん、真希子さん、平山旅館のみなさん、
今回も楽しき想い出をたくさん、ありがとうございました!
名湯と名料理、満喫させていただきました。。
またぜひ寄せてくださいね♨
そうそう、この後すぐに、
双子の兄弟が『旅の手帖』の表紙を飾りました✨
㊗表紙デビュー!!
ほんと、元気なツインズさんたちでした❣
今度お目に掛かるときは…
しゅっとしてすました大人になんかなっちゃってたりして😘
(2023/1宿泊)
<館内案内図> このほか1階奥に露天風呂付はなれあり
<温泉分析書>
源泉名:湯の本温泉 泉質:ナトリウム-塩化物温泉 源泉温度:66.5度 pH:6.79 成分総計:16,530mg/kg 加水なし/加温なし/循環なし/消毒多分なし
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